(メジャメント/分析)

なぜ儲からないか。なぜ赤字が出るのか。あるいはもう少し適正な儲けを出す様にしたいが、なぜ、旨くいかないのか。社長さんは、いつもこのなぜなぜ問答を、しておられるのではないかと思います。

また、その要因は、社員のみなさんの報告を受けたり、ご自分の目で確かめたりして、ポイント、ポイントは掴んでおられと思います。ところが、あれもこれも、これもあれもと目に付かれることも多く、多忙な社長業である為、それらの悪さ加減がなかなか掴めず、判っているけど、手が打ててないと言うのが現状ではないでしょうか?

とにかく、一番に影響の大きい事から手を打っていかないと大変なことになりそうです。
この悪さ加減を会社の皆さんと一緒に探し出し、それがどの程度の量か、金額か、どの方向を向いているのか、やるべき事がなぜ出来ないのか等々調べます。社長さんや、社員のみなさんの誰もが見ても会社の良いところや、悪さ加減が解るようにする事です。

  即ちもの作り会社のてアウトプットを客観化し定量化してみる事です。

     例えば: 1.受注価格は適切か、競合のため大幅な安値見積はしていないか、追加仕様分は別途、
             請求しているか
          2.手直しに時間がとられていないか、余分な手直しコストはいくらかかったか、コスト把握と
            事前にコストの設定は行っているか   
          3.受注量に見合った工数に対応して工場は運営されているか、アイドルは出ていないか
          4.競合先を知って、ビジネスをしているか、自社のポジションを知って、
            社員は仕事しているか
          5.コスト低減の目標はあるか、コスト低減する方策は適切か、
            いくら低減しているか掴めるか
          6.売れるものを作っているか、在庫の山を作っていないか
    

     数値化は経営戦略の基本であります、経営管理の原点であります。

        兵法には

         
「敵に勝つと言うは、味方にに勝つ事なり、味方に勝つと言うは、己に勝つ事なり、
           己に勝つと言うは、己を知る事なり」 
        
                                とあります。

原 MOT コンサルタント       

                    (Management of Technology:技術経営)

TOPへ

         MOTとは設計・製造等の技術者がマーケティングも含めた経営を熟知し、技術のみ追いかけるのではなく技術に
      プラスして、経営する心を持って製品を商品とする技術を言うのです。グローバルなマーケットに対し企業の技術
      経営戦略を立案、実行し、さらに飛躍するための経営を行うことです。
  


(メジャメント/分析)