眞弓先生、はじめまして、Nと申します。
いつも禁煙外来のHPを興味深く読ませていただいております。
実は禁煙して現在1ヶ月半経つのですが、2週間ほど前から腹痛に悩まされています。症状としては食後10分ほどで胃がしくしくと痛んで来て、それが1時間ぐらい続くのです。今までこの様なことは1度も経験したことはありません。
心配になったので、近所の内科で診察を受けたのですが、その際に禁煙して間もないことを告げると、禁煙効果で胃腸がフルパワーで働き過ぎている可能性があるとのことでした。
このような症例は他にもあるのでしょうか?
もしあるとすれば、これはいつまで続くものなのでしょうか?
禁煙前の喫煙本数は1日10本程度でした。
お忙しいところ誠に申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
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<まゆみ先生のアドバイス>
胃の具合は少しは良くなっておられるでしょうか。
難しいのですが、現在の症状はタバコと関連があると思います。
それは2方向の関連ではないかと私は考えます。
第一に、これまでの喫煙により、喫煙関連疾患である胃・十二指腸潰瘍等を患っている可能性があること、
第二に、喫煙中はその依存性によりニコチン摂取によって得られる快楽が、喫煙によって生じる身体のいろいろな苦痛の存在を気づかせないでいたということ。
禁煙によって悪化する病気はないのです。依存性薬物のニコチンの魔力というものは恐ろしいもので、手を変え品を変え「だからタバコを吸っていた時の方がいい」と思いこませるように、いろいろな体調の変化を起こさせますから。
どうぞ現在の症状を禁煙のせいだ等と考えたりしないで、もう少し禁煙をお続け下さい。
三カ月、半年、一年と経つうちに必ず禁煙していて良かったなあと感じることが出来るようになります。
がんばって下さいね。
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<まゆみ先生へ>
お忙しい中のお返事、誠にありがとうございました。
腹痛と喫煙の関連性、大変わかり易く理解できました。
幸い、腹痛の方も胃薬を1週間服用したところ殆ど治ったようです。
と、いうことはやはりまゆみ先生の推測どおりといったところでしょうか。
タバコを吸ったら治るかどうか試さなくて本当に良かったです。(^^;
まゆみ先生のような相談できる方がいてくださることを感謝します。
本当にありがとうございました。
引き続き禁煙がんばります!
Nより
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