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最終日
 この日の朝は起きるのが辛かった。体中は痛いし、胃がもたれているし、眠いし。子供らも起きない起きない。ま、仕方が無いね。随分と遊んだもの。でもなんとか身体を起こして荷作りをする。ホテルの良いところは、空気が乾燥しているのでタオルでもなんでも一晩で乾く事。濡れたままのものは一切無し。今日はお土産を仕入れるので、一休みした後はさっさとホテルをチェックアウト。これで何度目かの国道58号をタクシーに乗る。一旦空港で荷物を預けて、再びすっかり慣れてしまった公設市場へ。再び二階で早めの昼食を食べる。体力を消耗した子供らは食欲が無い。お残しの嫌いな私はなんとか子供らが残した分も片付けようとするが挫折。はっきり言って今回の旅行で完全に太りました。残飯片付けも程々にしないとね。

 そしてお土産です。かなり年配の知り合いの方の奥様が足が悪いとか聞いていたので、テビチ(豚足)の調理済みパックをお送りする事にします。ほら、肝臓が悪い時にはレバーを、心臓が悪い時にはハツ(心臓)を食べると良いって言うじゃありませんか。え?顔が悪いのなら豚の顔を食べたらって? そうですねぇ、買ってくれば良かったかな?。家用には三枚肉の煮込みとその場で作っていたハツのボイルを買う。そして肉屋さんに相談したのです、豚のマメ置いてませんか?。マメってのは腎臓で、レバーほど柔らかくなく、ちょっとコリッとした食感で美味しいのです。関東のお肉やでは時々見掛けるのだけど関西では肉屋に来る前に焼肉屋が全部取ってしまうとかで、一般のお店で入手はまず無理。しかし、そもそも量が少ないせいか、沖縄のお肉屋でも置いてない。で、聞いてみたわけです。

 ありました。売り物じゃないけど。優しいお肉屋のおばちゃんは、好きなら持ってお行きよって、タダでふたつも分けてくれました。そのまま新聞とパック材でくるんでもらって、手荷物で持って帰ったけれど、めちゃめちゃ新鮮でしたね。帰ってからビニールを開けた瞬間までは、物凄く鮮やかな色をしていて、感激。でも、薄切りにして冷凍すべく準備をしている間にドンドン黒っぽく変色していくのだ。血の色も濁ってきて、本当に鮮度の貴重さを実感。大慌てで処理して冷凍庫へ放り込みました。あぁ、お肉屋のおばちゃん、ありがとう。野菜と一緒に味噌炒めにしたけど、美味しかったよ〜。

 で、それはともかく、他に幾足りかのお土産を買って、空港に戻ります。行きしはさっさと離脱してしまった那覇空港ですが、搭乗までにはいささかの時間があるので、これまた各機の離発着を見物する。そう、那覇空港は自衛隊の戦闘機も発進するんだよね。これがなかなかの見物なのだ。民間の旅客機と自衛隊機は、ほとんど同じ滑走路から離陸するんですが、なにせ戦闘機は軽い。あまり間を置かずに何機か連続して離陸する角度は鋭角。何とも軽々と飛び立つ。それを見た後にジャンボ機の離陸を見ると、妙な感じだねぇ。何というか、いかにも重そうな機体をどっこらしょと浮かせて、よくもまぁ、あんなに重い物が浮くよな〜って感じ。あの戦闘機には乗ってみたかった。離陸のGは凄いだろうけど。

 そしてとうとう我々の搭乗機も離陸です。行きしはジャンボだったけれど、帰りはちょっと小振りの機体。天候は相変わらずあまり良くなくて、揺れる揺れる。でも、実際飛行機って、ちょっとくらい揺れた方が浮遊感を感じられて、あぁ、浮いてるな〜って思えて良い感じだな。到着した関西空港は雨でした。

えぴろーぐ
 長いような短いような沖縄旅行だった。台風の影響で、照り付ける灼熱の太陽と、どこまでも広がる紺碧の水面は見られなかったけれど、変わった物、美味しいものは見られたし、食べられたし、子供たちは初体験の海を満喫できたと思う。行って良かった。そしてまた行きたいものです。そう、あーゆーところってのは、一度だけ行っても中途半端なんだよね。何回か行って、いろんな側面を見ないといけない。お土産に買ってきたゴーヤの甘酢漬けを摘みつつ、改めてそう思うのだった。

 あぁ、余談ですが、今や沖縄の子供たちにとっても、ゴーヤは試練な食べ物なのだそうです。学校給食でゴーヤが一番残るのだと市場のおばちゃんが言ってました。沖縄も段々本土と同じになってくるのでしょうね。鉄道の無い沖縄に、今モノレールの工事が進んでいます。沖縄で最初のモノレールが開業した頃、また行ってみましょうか。


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