読書雑記 2005.1〜 |
ひらがな日本美術史6 | シリーズも6冊目にして江戸の後期へ。個人的にあまり興味が無い浮世絵も、北斎の富士を主役にした役者絵、という概念は見ていて面白い。遊女とは「遊び」なのだ、というのも改めて成る程と思う。しかし何よりショックだったのは、縄文のシンボル火焔土器が何故あんな形なのか…ということ。それが如何にリアリズムなものなのか、ということ。そしてカッコ良いというのはどういうモノなのか、というのを知らねばいけないということ。美術を通じて如何に大人になるべきか…それはまだ判らない。 2005.1.3 |
橋本治 | |
新潮社 |