第27話 自由落下
前回、暴力シーンがあったことをお詫び申し上げます。まぁ、普通にプレイしていたら塔に関してのヒントは貰えませんので、ガマンしてくださいませ。というわけで、一行は『賢者になれる夢のアイテム』を求めてここ、ガルナの塔へとやってきたのです。 ほだか(以下、ほだ)「この塔、メタルスライムがいる……うはは、やっつけてレベルアップだ!」 まさはる(以下、まさ)「任せろ、この俺の素早さと会心の一撃で残さずメタルちゃんたちを葬ってやるぜ!」 ひでかず(以下、ひで)「メタルちゃん、出てこいってばよぉ!お前がスライムだってことは、判ってんだ!」 今のひでかずのセリフは、コレン・ナンダー軍曹の声で読んでくださいね(笑)。 ともき(以下、とも)「いいか、俺たちの目的はメタルスライムじゃないんだ!それを忘れないでくれよ」 まさ「来い!この黄金の爪で引き裂いてやる!」 ひで「昔のスライムは、こういう場面では出てきたんだぞ!」 ほだ「メタルメタルメタルメタルメタルメタ……メタルメナ?」 訳の分からないことを口走る一行の前に、ひとりの女の人がいます。どうも、この塔で修行をしている尼僧のようですね……
とも「それだ、きっとそれだ!本当にあるんだ、この塔のどこかに!」
とも「よし、探すぞ!」 ほだ「メタルメタルメタルメタル……」 ひで「メタルのスライムぅ!」 まさ「レベルアップレベルアップ、ふふふふふ」 なんだか端からみたら異様な集団ですが(笑)、とにかく上の階層目指してまっしぐら。途中、なぜか旅の扉があったんですが、物欲&経験値に目がくらんでいる一行はまるで気にしません。それから、ロープを渡るという極めて危険な場所もあったのですが、ロープの向こうにメタルスライムの姿が見えてしまったのでもう関係なくさっさと進んでしまいました。 ほだ「おい、見ろよあそこのロープの上……メタルスライムが、いち、にい、さん、しい……」 まさ「一匹1000ポイントとして……8000ポイント!」 ひで「うひょ〜!スライムちゃんよぉ、思う存分ぶち当たってやるぜぇ!」 今回のひでかずのセリフ、ほとんどコレン軍曹ですね(笑)。元ネタの判らない方、ターンAガンダムをちゃんと見ましょう(笑)。 さて、ロープ上でメタルスライムに戦いを挑んだ勇者たちでしたが…… ひで「しまった!」 ![]() まさ「うわあっ、落ちる!」 そもそもロープの上で戦おうなんていうことがムチャなんです。一行、ロープから転落です。脳裏をよぎるのは、包帯でぐるぐる巻きにされて病院のベッドに寝ている自分の姿…… ほだ「うわわっ、また落ちるのか!」 円形のテラスに落ちたと思ったのもつかの間、その真ん中にあったひび割れへとまたまた落ちていきます。体が資本なんですから、あんまりムチャは感心できませんね。 とも「好きで落ちてるんじゃないやい!」 ごもっともです(笑)。落ちた先は小部屋になっていました。が、天井に穴が開いているせいか、床は雨水でよごれ枯葉や枯れ枝が腐り、とてもじゃありませんが快適な場所ではありません。 まさ「痛たたたた……腰打った……」 ほだ「うわっ、パンツに水が浸みてきたよ……もう帰ろうぜ」 ひで「降りる階段があるよ、早く降りよう」 階段を降りると、そこには宝箱が…… ![]() とも「やった!これぞ『怪我の功名』!まさか、こんな所にあるなんて!」 やりましたね!一行はさっそく呪文を使って神殿へとUターンです。 ![]() とも「うははっ、賢者、賢者!」 今回のメニューにはちゃあんと「けんじゃ」がありました!悟りの書を神官に渡し、いよいよともきが賢者へと華麗なる変身です!
とも「だから、さっきからそう言ってるだろオッサン!」 ほだ「こら、興奮してるのは判るが言葉遣いをもう少し……」
とも「あるあるあるある、だから賢者にしておくれ!」 ひで「完全に舞い上がってるよ……」
とも「そうだ!許しやがれってんだこのヤロー!」 まさ「人格が一変してるぞこりゃ」 神官は厳かに祈りを捧げ(前回殴られはしましたが、手抜きはしない性格みたいですね)、ついに!ともきは賢者へと転職を果たしました! ほだ「さぁ、じゃあ一泊してポルトガへ帰ろう」 ひで「そのうち僕も転職しようっと!」 まさ「俺もだ。いろいろと職業はあるみたいだから、いろんな技能を身につけて、最終的にはまた武闘家に戻る!そうすれば歌って踊れる無敵の武闘家・まさはるの誕生だ!」 なんか勝手なこと言ってますが……さあ、明日は胡椒を届けて船を貰いに、ポルトガへ帰ります!といった所で今回はおしまい。賢者に転職したともき、ホイミ以上の回復魔法をさっさと覚えてくれるのでしょうか?さてさて、これからどうなりますやら。 では、次のお話でお会いしましょう。 世界がこのまま平和でありますように…… 次回予告 地面に開いた巨大な穴に転落した勇者。気づいてみると仲間の姿はなく、そこは見知らぬ草原だった……近くの鉱山に住み込みで働くようになった勇者は、2年遅れの成人式をお嬢さんと一緒に受けることになった。 ほだ「ですから、どうしてそんなところにアザをつけるんです?」 ???「ホワイトドールを祀っていた神官の背中に、そういうアザがあったんだろう?」 ???「こんな時にまでおもちゃを持ってくるなんて!」 ほだ「いけませんか?今日で最後だから……あれ、開かない……」 ???「なら、山でシドの手伝いをして欲しいな。山師の仕事も、近代化の時代になった」 ほだ「考えておきます」 マウンテンサイクルへの砲撃、そしてホワイトドールの復活。次の瞬間、勇者は見知らぬカプセルの中で目覚めた……今までの体験は全て夢なのか、それとも過去に起こった出来事のリプレイなのか、はたまた未来の予知夢か。背中のアザが、熱を帯びて疼く…… 次回、ドラゴンクエストIII「成人式」、ご期待ください! (内容及びサブタイトルは変更になる場合があります。ご了承ください) 第28話へ 「DQ3-Replay」トップに戻る | |||||