暗夜涼気 満月の章・第弐夜 「閉じられた未来、開かれた扉4」

-SIEG施設内-
「駄目ですホナカさん。第2防壁を突破されました」
青、黄、赤と次々塗り替えられていくモニターを眺めていた女性は、部下の青年の声で我にかえる。
「ん〜やっぱり、ANGEL相手じゃ足止めにしかならないか。よしっ、北斗君第2地区を破棄、退却のち爆破しましょう」
さも良いアイデアを思いついたかのように両手を胸の前で握り、今にも踊り出しそうだ。
「ふざけないでください。そんな事できる訳ないでしょ!」
「い・や・よ。」
「こっちにだって消去者がいるでしょ!」
「いや」
北斗の顔色は頑な上司を見ているうちに変わって行く。
「見えたんですか?」
ホノカは腕と頭を振ってイヤイヤするのを止めた。
「いいえ、ANGELは危険よ。無理に対等に戦う必要はないわ。消去者は施設より重要よ」
「一つ聞いてもいいですか。なんで最初からそう言わなかったんですか?」
「北斗君、納得して爆破するんでしょ、始末書半分書いて」
「・・・。第2地区を破棄、所員は第3地区に退避」
「ねぇ、北斗君ってば〜」

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