「ラーメン八宝軒」お昼によく行くラーメン屋さん。(道路拡幅のため閉店されました)

筑紫野市二日市のラーメン屋さん「八宝軒」。少し汚れた赤いテントに白地でラーメン、白い縁取りをした黒字で八宝軒と書かれています。

職場の近所の「ラーメン八宝軒」は、筑紫野市の市街地にある、旧国道3号線に面した大将と女将2人で営まれているラーメン屋さんです。昼食に良く訪れています。

先代は、あの「一心亭」でした、その頃は夜遅くまで街を徘徊し飲み過ぎて気分が悪いといいながら「とりあえずビール」を注文し焼豚何ぞをつまみに最終電車が行ってしまうまで、また飲んでいました。

当代になってから屋号を変えられましたが、「当代の方がよい」と職場の同僚と意見が一致しています。最近職場が近くなったせいか月に2、3度は昼食におじゃましています。

「ラーメン八宝軒」って、どんなお店

筑紫野市二日市のラーメン屋さん「八宝軒」。大将自慢の水の宣伝ステッカー。活きた水、アルカリイオン水使用の店と書いてあります。

あくまでもラーメン屋さんで中華料理屋とちがうので、メニューは麺類とホルモン、餃子ぐらいですが、昼食や飲み直しにはちょうど良い気がします。水にこだわりがあるようですがお客に講釈なぞたれません、とても控えめなお店です。

お店で使われている水は、何処がどう違うのか解りませんがとても体によいそうで、脂肪の分解を促進してくれるらしく、食後には必ず採るように、と冷水器の横に書いてあります。

ラーメンは1コインで食せます。替え玉しても、最初から大盛りを注文しても1コインです。最近流行のラーメン屋は1コインで食せないお店が多いような気がします、ラーメンはそんな高級な食べ物じゃありません、訳の分からぬ高級具材を使用しただけの高級料理に成り下がってはいけません。中学生や高校生がお小遣いで、酔っぱらいがお財布の残金を心配せず食せる物でなきゃいけません。

正しい肉体派労働者の昼食

筑紫野市二日市のラーメン屋さん「八宝軒」。ラーメンと炒飯と紅ショウガがカウンターに並んでいます。その奥に生ビールのサーバーがあります。

前日飲んだお酒の残量がよほどのことでない限り、又は前日飲んだお酒のせいでお財布の残量がよほどのことでない限り、お店でいただく私の昼食は、ラーメンに炒飯と決まっています。昔、アルバイトで肉体労働をしていた頃からの習慣です、ラーメン炒飯は、伝統に基づいた正しい肉体派労働者の昼食です。

炒飯は、茶碗一杯のご飯と卵1個、タマネギとニンジンのみじん切りをたっぷり入れて焼豚のみじん切りも入ります。後は、ラーメンだれなどで軽く味付けをしたものです。おしゃれに紅ショウガを横に添えます。強火で短時間に調理してしまうのでパラパラとした感触が堪りません、両方がほぼ同時にできあがるのも堪りません。

「八宝軒」のラーメン

筑紫野市二日市のラーメン屋さん「八宝軒」。ラーメン、少し濃いめの豚骨スープに少し大振りの焼き豚、ごまにネギの小口切り、当然紅ショウガものっています

ラーメンはドベドベとした最近のスープではなく、あくまでもさらりとした、そのくせコクのある豚骨スープです。少し大振りの焼豚2枚と擂り胡麻に小口切りのネギ、当然食べ放題の紅ショウガもカウンターに用意されてます。豚骨ラーメンはこうでなきゃいけません。

「八宝軒」の近所のラーメン屋で

近所に、最近流行のラーメン屋ができました。山盛りのネギに熱した油をかけたり、訳の分からぬ講釈がついた秘伝の唐辛子ペーストで辛さを変えたりするだけの店です。某マスコミが行った人気投票で1位になったそうです、夜には行列もできているそうです。行列ができだして間もない頃、行列ができていなかったので酔った勢いで職場の上司に連れられ一度食しました。

辛さは2倍から選択できると書いてあったので253倍を注文すると店員さんは「できます」と言いましたが、厨房から断られました。しかたないので、カウンターに用意されたラー油を1瓶いれ洋コショウ(福岡では唐辛子つまりレッドペパーをコショウと称呼するため、ブラックペパーやホワイトペパーやいわゆるテーブルコショウを総称して洋コショウと呼んでいます。)をたっぷりふりかけて食べました。

辛さを売りにしている割には、辛いだけでコクなんか何もありません。辛さに負けないくらいのコクがあるスープでなければならないはずです。そう言えば、この街にも大学があり長浜ラーメンを知らない人が増えてきたようです。