2006年6月4日

とあるスタンドバーで

ナルコユリ

先週は、祖母の退院や仕事の都合でフラフラになりました。週末に20数年通い続けたスタンドバーでクールダウンしていると、隣で角打ちをしている先輩が大声です。

佐賀県の七山へやまめつりに行くそうです。漁協の放流があるそうでイクラでいっぱい釣ってくるぞと、わめいています。

私ときたら、祖母の退院の準備や庭の手入れに休日を割いていたので1月もつりに行っていません、うらやましい限りです。

昨日、実家の古梅の収穫や剪定も終わり廊下から小さな庭をのんびりと見渡していると、無性につりに行きたくなりました。今朝4時過ぎに目覚めたのでつりに出かけることにします。

やる気十分、でも体力がついていきません

さかなの背中

保護色です、何がいるか解りません。ヤツはこの後自力で網を抜け出し少しあいた岩の隙間から何処かへ行ってしまいました。

興奮状態で早起きしたので、早めに出発です。いつものコンビニで買い出しをし、いつもの場所へ車を止め歩き出します。

でも、体力が相当落ちているようです5分ともちません。あえぎながら渓を上ります。躰が安定しませんフラフラです。キャスティングも決まりませんボロボロです。

当然つれません。今日は鍛錬遠足にしようと渓を替え気持ちを入れ替えます。いつもの倍以上の時間がかかっています。やっと少し大きな??!!!が姿を見せてくれます。興奮します、写真もうまく撮れません。

躰がなれてきます、渓魚もつれます。

さかな

この渓は、流れが変わったようです。いつも渓魚がいる場所にさしかかりますが、貧弱な流れになっています。まあ良いかと毛鈎を放り込むと小さな??!!!がつれます。

やっと躰もキャスティングも安定してきたようです。そこそこに魚が姿を見せてくれます。

渓を替え、いつもの河原へ予定より2時間遅れで到着です。昼食の準備に取りかかります。今日は、豚骨ラーメンにかしわおにぎり、いつもと変わらぬ昼食をのんびりと摂ります。今日は誰もいないようです、薮の中には獣の気配がします。

餌釣り師発見、渓をかえることにします。

さかな

昼食を終え、つりを再開します。数段上るとなんだか雰囲気がちがいます。「餌釣り師発見」、です。小さなプールの上の大岩に仁王立ちになり、くわえタバコでプール中を探っています。これじゃどうしようもありません、渓を替えることにします。さっきの気配は、獣じゃなく人間だったようです。少々落胆しますがしかたありません。次の渓へと向かうことにします。

渓を駆け下り、次の渓へ向かいます。以前偶然に見つけた天国への階段を上ることにします。

数段上ると、小さくてとても浅いプールです。慎重に観察すると、「いました」砂底の色に同化していますが、プールの真ん真ん中を悠然と泳いでいます。ティペットで頭を叩かぬよう渓魚の後方の視線ぎりぎりにそっと毛鈎を放り込みます。渓魚は振り返りざまに毛鈎に飛びついてくれます、浅いプールで大暴れします。何とかネットに誘い込むと大きな??!!!です。

数段上り流れが貧弱になったところで今日はおしまいです。でも、大変なことを思い出します。車を止めたところから、かなり離れてしまいました。山と渓をいくつも越え登山道を駆け下ります。

帰宅すると、祖母のベットの脇にテーブルが必要だと姉がわめいています。

先手必勝、油断大敵。のんびりしすぎると、ウサギになってしまいます。