2004年04月10日

甥っ子、今年はじめての鹿川へ

上鹿川・フライフィッシング

永年勤めた職場を異動になり、心機一転しました。しかし、職場恒例の歓送迎会がこれでもかと繰替されて極度のアルコール漬けになりました。

甥っ子が上鹿川へ行きたいと言っていたのを宴会の途中で思い出し、3次会の席から甥っ子に電話し彼と上鹿川へ向かうことにしました。お酒の飲み過ぎか、車酔いかは不明ですが、途中で何度も気分が悪くなりましたが何とか鹿川に到着です。鹿川への県道にはいると前を消防車が走っています。消防訓練でもあるのかなと思いながら、消防車の後を走行します。きょうはどこへ行こうかと思いましたが、渓には極端に水がないので、日頃は大変な湯ノ谷温泉から釣鐘橋まで釣り上がることにします。

上鹿川・フライフィッシング

甥っ子は、この区間初めてですが彼の若さと水の少なさで何とかなるでしょう、当然今年まだアブラビレを釣っていない彼が先行です。渓魚は、それなりにいるようですがなかなかタイミングが合わないようです。遡行にはあまり苦労しません、河原を歩いていきます、でもタイミングに苦労しているようです。

そうこうしながら釣り上がって、大淵に到着します。大淵はオリンピックのプールよりもずっと大きく、フルラインを出せてもすべてのポイントにフライを落とすことは困難です、そのくらい大きなところです。あちらこちらでライズリングが広がりますが、思わず力みすぎてつりのバランスを壊してしまいそうです。

上鹿川・フライフィッシング

気持ちよくキャスティングの練習をして、大淵を越えることにします。大淵にかかる滝の乗越しに気後れして、県道に登り上がります。次の下降点へ行くと、車が止まっています、車内にはロッドケースがあります。

仕方がないので、釣鐘橋の上流へ行くことにします。この辺はとても、気持ちよくつれるので大変人気があり、いつも先行者がいるところです。少し弱気になりながら、駐車できるスペースを探して車を走らせていると、木陰の向こうに赤い乗用車が駐車しています。仕方ないのでもう少し上流へ向かうと、赤いトラックが路肩に駐車しています、消防の人たちが休憩しているようです。

上鹿川・フライフィッシング

何があったのか解りませんが、皆さんの顔が少しだけ曇っています。顔見知りの人もいなかったので、訳も聞かずつりを再開することにします。渓へ下りる場所へ向かっていると漁協の監視員さんがやってこられました。今年は、毎日のように監視のため鹿川まで上ってきているそうです。何せ、目の前には渓魚がいっぱいいる綱の瀬川が流れているのです、世界で何があってもお構いなしの状態に陥っています。

少しお酒も抜けてきたようです、大きな渓の小さなヤマメが釣れます、とてもきれいなヤマメです。ふと気づくと、周りの山の桜が満開です、とてものんびりとした気持ちになっていきます。

甥っ子のフライに渓魚が姿を見せてくれます。今度はタイミングも合います、今年はじめてのアブラビレが釣れました。彼が少しだけタイミングを思い出したようです。鹿川と西の内谷の二股までやってきました、甥っ子がウェイダーを脱いでいます、川底のぬめりに滑って転倒したそうです。それなりにヤマメも釣れました、きょうはここでおしまいにします。渓から上がり、奈須商店へ急ぐことにします。

上鹿川・フライフィッシング

奈須商店に、やっと到着です。大将も、ヨウコさんも、マッちゃんもみんな元気です。庵鹿川の連中も酔っぱらっています。いつもと変わらぬ平凡な土曜の夕方です。

鹿川のおばあさんがゼンマイを採りに行ったまま4日も帰宅していないので、消防が山狩りをしているそうです。すでに600人以上の人がおばあさんの安否を気遣って捜索を行っているそうですが、発見できないでいるそうです。

釣り人が1人西の内谷で行方不明になり、明日の早朝ヘリコプターが低空で西の内谷を捜索すると有線放送が告げていたそうです。

お二人の安否を気遣いながら上鹿川キャンプ場へ向かいます、今夜のお宿は国見の間です。いつものように、五右衛門風呂を沸かし過ぎたり、うどん入りキムチ鍋をつつきながら、ビールを飲み夜が更けていきます。明日は、良いつりができるようにお祈りをすることを忘れてしまいました。

習うよりなれろ、タイミングは魚を釣らないと思い出しません。