2004年03月19日

仕事が溜まっているのでどうしようかと思いましたが、鹿川へ行くことにします。ランディングネットを受け取りにやま爺をたずねます。やま爺も暇をもてあましているようです、拉致することにします。1人で行くのも2人で行くのも同じ事、明朝拉致することにします。

2004年3月20日

敬老の日?

今年はじめての上鹿川です、車も車検から昨日帰ってきたばかり。なぜかとても早く到着してしまいました。どこから、今年のつりをはじめようかと相談し、春先は下流がいいと以前聞いたことを思い出し、昨年最後にいったところへ行くことにします、車で雑談をしていると夜が白みはじめました。いそいそと出かけることにします、民家の近くまで来ると河原に人影のようなものがあります。昨年の事が頭をよぎります、2人心配しながら近づくとただの岩でした、ホッとします。小さな鳥居のある大きな木の下で、御神酒をあげます「家内安全」「家運隆盛」「商売繁盛」「健康祈願」「大漁祈願」思いつくことを次々に山の神様や川の神様にお祈りします。

勢いよく流れに突入します、勢い余って中学校の校庭まで行きそうになります。大変です、川には水が全くなくこれが西の内川(綱の瀬川)と頭を抱えてしまいます。仕方ないのでどんどん釣り上がります、水がないので先頭を追い越すのにも気を遣う必要がありません、河原を堂々と歩いていけます。

上鹿川・フライフィッシング

渓魚は素直に反応してくれるのですが、渓魚も人もなかなかタイミングが合いません。お互いに長いブランクがじゃまをしているようです。そうこうしているとやっと小さなヤマメが釣れました。今年最初のアブラビレです、記念の写真を撮り素早くリリースします。

上鹿川・フライフィッシング

またタイミングが合わなくなります。やま爺は確実に釣果をのばしているようです。悔し紛れに悪態をつきながら釣り上がります。今度は、少し大きなヤマメが釣れました。数尾のヤマメと再会し楽しく釣り上がり予定の橋までくることができました。流れから上がり奈須商店へ新年のご挨拶です。ヨウコさんが店の前を掃除しています、「謹賀新年」「明けましておめでとうございます」。早速、予約していた遊漁券を購入します。今年から年券5,000円、日券3,000円と大幅値上げです、漁協の維持のためには必要なのでしょうが、漁協は「どこも値上げしている」と説明したそうです。しかし、宮崎県でも従来どおりのところもあるのです、もっとちゃんとした説明をしないと販売される方も大変です、「遊漁規則」すら配布していないのです、漁協はいったい何を考えているのか解りません。

上鹿川・フライフィッシング

まだ午前10時にもなっていないので、他の場所へ行くことにします。下流に行ったことがない支流があるのでやま爺に案内してもらうことにします。車で移動し、橋の少ししたから渓へ下ります、ここもまったく水がありません、渓魚もいません。やま爺の情報では、昨年椎原へご一緒したMu氏たちが解禁当初いい思いをしたとの、少し上流へ移動することにします。ここも水が少なく魚影はあるのですが、すぐに走られ渓魚がまったく反応してくれません。農道の橋が架かっているところまで来ました、やっと渓魚が姿を見せてくれましたが、またタイミングが合わずばらしてしまいました。少々飽きてきたので景色を眺めることにします、日本の山里の春です、とてもきれいな石積みがあります、気持ちがほぐれていきます。

この流れにしては少し大きな淵が見えてきました、やま爺はある程度釣果をあげていたので譲ってくれますが、気合いが入りません、気持ちは「陸に上がったフライフィシャー」になっています、やま爺にお願いすることにします。やま爺が、落ち込みからオレンジ黄金鯉のようなヤマメを釣り上げます。負けてはいられません、気合いを入れ直し「川におちたクライマー」になります。

上鹿川・フライフィッシング

何とか、ヤマメを釣り上げます、はじめての渓のはじめてのちっちゃなヤマメです。写真を撮りそっとリリースします。また、大きな淵にやってきました、今度は譲りません、私が大きな渓魚を釣る番でしょう、ラインが延びますフライが流れます、私のところまで何もないまま流れてきます。そんなことを数度繰替していると、大きな流木を釣ってしまいます。でも、へちゃらです、今日は#14に4Xです、腕ぐらいの枝なんかつり上げられます。でも、渓魚はつり上げられません、とうとう源流部までやってきました。水が全くないので今日はここでおしまいです。やま爺はそれなりの釣果意気揚々です、私は私なりの釣果意気消沈です。

奈須商店へ戻ることにします。途中釣鐘橋の手前で工事をしています。ガードマンのおじさんが、工事は終わったが、がけの上の木の根っこに2トンくらいの岩が引っかかっているのでそれを今から落とすことになったと説明してくれました。おもしろそうなので見物していましたが、なかなか岩を落とすまでにならないようです。通行許可が出ます、とても不安な気持ちで急いで通過します。2人とも生来の野次馬根性です通過しても岩のことが気に掛かります、車を止めて見物しますがいっこうに岩がおちる気配がありません。飽きてきたので、車に戻り奈須商店にご帰還です、調理場に大将がいます、とても元気そうです、安心します。今夜の宴会は、卵や大根、こんにゃくに竹輪が2つずつ入った「おでん」に「月見うどん」それと私だけビールです。

上鹿川キャンプ場に到着です、今夜のお宿は「国見の間」当然五右衛門風呂の用意からはじめます、雨が落ちてきました。集められるだけ集めた薪を燃します、あつくてとても入れません。宴会をして雑談をして寝ることにします、明日は午前5時に起床です、やま爺が目覚ましを仕掛けます。今日は、タイミングが合わずあまり釣れません、私は早くタイミングを思い出す必要があります。

年寄りは、最近の事より昔のことを覚えています