寂然法門百首 50

2021.7.21

 


 


 

未来々々転々不窮


むかしより仏の道のしるべにて行く末絶えぬ御法とぞきく

半紙


【題出典】『摩訶止観』一・上


【題意】  未来未来転々して窮(きわ)まらず

(摩訶止観は)未来に延び広がり際限ない。


【歌の通釈】

(摩訶止観は)久遠の過去より仏の道の標であり、未来も窮まりなく絶えることもない御法だと聞くよ。

【考】
題文の前後を含めた内容を素直に歌とし、永遠の仏道の標としての『摩訶止観』を讃嘆する。

(以上、『寂然法門百首全釈』山本章博著 による。)


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