サウンドレスノベルツクール

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作:アルディオスwith仕仙  (PHILOSOPHICAL KINGDOM)

銀天盤   ○表紙


(いやいや、待て待て待てよ。キューピッドかピエロの役と言うことも・・・)

 僕は、徹底的に自分の魅力と可能性を否定してみた。・・・なんか・・・悲しい・・・。

 しかし、一旦そう思いつくと、それ以外ないような気がしてくるから不思議だ。きっと僕って主人公になれないタイプなんだな。

「だから、お前が主人公なんだって」

 ・・・え? 今の声、何? 僕の目の前にいるこの子・・・じゃないよな。男の声だったし・・・。僕が悩んでいると、女の子が申し訳なさそうに声を かけてきた。

「・・・あ、あの・・・?」

「・・・え?あ、ああぁ・・・、ゴ、ゴメン」

 彼女を観察したりしている内に、外界(っておい)ではそれなりの時間が経っていたらしい。いかん、変に思われたかな。

「え・・・えっと・・・、それで、き、君は?」

 よく考えたら名前も知らないんだ・・・。そう思って聞いてみる。

「あ、あの・・・コレ・・・。ごめん・・・なさいっ・・・!」

 そういうと彼女は、僕に何か突きつけて走り去ってしまった。

「あ、おーい・・・」

 取り残されたようにたたずむ僕。とりあえず、彼女に渡された・・・可愛らしい封筒を・・・。

 ・・・開いてる。一度糊付けして剥がしてある。なんか・・・当初の予測とはまた別のヤな予感がするなあ・・・。とりあえず、中を見てみた。封筒は、素っ気ない茶色の封筒みたいなのじゃなくて、エアメール封筒みたいな横開きのヤツで、中には折らずに入れられる同じサイズの便せんが数枚。デザインが共通しているところから見て、元々セットで売ってるレターセットか何かなんだろう。で、その便せんに書いてある内容だが・・ ・。

壱:何ぃ!?『お前の一番大事な人は預かった』だと!?

 ヤな予感が的中したか!・・・しかし、「お前の一番大事な人」って誰だ?

弐:教えませーん。教えられませーん。えへへへへぇ、いやはははははは・・・。

 生きてて良かったなあ・・・・・・。

参:・・・ふ・・・やっぱりな・・・。

 手紙の内容は、俺のクラスのモテるアイツを、明日の放課後呼び出して欲しいというモノだった。さて、どーしようか?