2005年8月15日(月) 晴れのち少し曇り

終戦記念日です。

父は若い頃のことをほとんど話すことは無かったですが、祖母の家で海軍の下士官のものらしい軍服を着た写真を一枚だけ見たことがあります。とは言え、終戦の時にはまだ16歳。男手が足りずに無理矢理招集されたものの、訓練すべき飛行機(に乗るような部隊だったらしい)もなく、幸い前線に送られることもなく、無事に終戦を迎えられたのではないかと思います。終戦がもう半年くらい延びていたら、私もこの世に生まれていなかったのかもしれません。

その後は手に職を付けたものの、好き勝手に過ごしたらしく、兄弟一稼いでいた割には「宵越しの金は持たない」的な人だったようです。しっかりDNAを引き継いでいる気がしますが(^^ゞ (あ、稼ぎは弟の方がいいです…(--;)

母と自宅建築の話をちょこっとしてから、お留守番。お隣にご不幸があったそうで、母はその手伝いに行っています。真夏と真冬は年配の方には堪えるようで、この時期はこの手の話がちらほら聞こえてきます。父も数年前のこの時期でした。幸い、あまり苦しむことなく自宅で最後を迎えたようですが、晩年はやせ細って悲しいくらいでした。仏壇にある父の写真はまだ元気な頃の見慣れた父の顔で、未だに実家にいないのが不思議な気がするときがあります。

明日は広島に戻ります。翌日いきなり勤務は辛いので、今日のうちに帰るつもりだったのですが、1週間近く怠惰な生活をしていると、つい怠け癖が出てしまい、やっぱりギリギリまで伸ばしてしまいました。

実家の2階の窓から見えるなんでもない景色。家が増えて視界が狭くなっています。でも、子供の頃からの雰囲気を残しています。名残惜しいですが、明日は出発しないと…