2005年7月17日(日) 晴れ

暑い!! お日様がガンガン照らしてくれています。もうこれは梅雨明けっしょ?

昼過ぎに決意を固めてカメラ屋さんへ行くも、人気&品薄で現品なし。当分入荷しないみたい。迷った末の出撃だったので、一気に萎え。秋に出るかもっていう、20Dと1Dの中間機種(仮称)3Dに期待か? ASP-H(だっけ?)の焦点距離1.3倍相当なら、デジAPS-C専用レンズに走らなくてもなんとかいけそうだし。(って、先日買った30mmもASP-C専用品ですけど…orz)

物欲はひとまず胸の内にしまい込んで(?)、お出かけ。呉の大和ミュージアムへ行ってきました。

で、でかいっす!! 1/10の26.3m。ってか、10で割っても、まだ26.3mもあるですか! この1/10モデル作った人、楽しかっただろうなぁ。

大和1/10

大和も凄かったけど、零式艦上戦闘機62型もよかった。なんと言ってもこちらは1/1です(^^ゞ エンジンが興味深いなぁ。栄31型空冷複列星形14気筒27,900cc(1気筒1992cc!!)、1180馬力!! 復元にはマツダE&Tが協力したようです。ピストンがでかかった。写真右下の2つの穴がスロットルです。機体に取り付けられるときには、これが最上部に来ます。写真には写っていませんが、プロペラ直後の空気取り入れ口からこのキャブレターへ空気が流れます。ラムエア効果もあるのでしょうね。スロットルバルブはφ80くらいありましたが、28Lの排気量(2Lの車14台分)の空気をこれっぽっちの入り口から吸えるのですかねぇ? これ以前の栄エンジンの排気管は集合タイプだったみたいですけど、急降下時の速度を少しでも稼ぐために、2-1タイプに替えて排気のロケット効果(?)で推進力を増そうとしたそうです。エンジンカウル下側に開いている口は、オイルクーラー用の冷却風取り込み口。

エンジン音を聞いてみたくなったので、館内のお土産屋さんで、零戦52型DVDを買ってしまいました。現在飛行できる零戦は世界中で3機だけ。しかもオリジナルの栄エンジンなのはアメリカブレーンズ・オブ・フェイム博物館の52型だけらしいです。戦時中の資料映像ではなく、現代の技術で撮影・録音された零戦の映像・音を見聞きして、かなり満足しました。結構頼りない音なのね(^^ゞ でも軽快でいい感じでした。

軽く運動性能重視(海軍の一番の要求は航続距離だったみたい→それを満たすために軽くした)で、DVDに出てきたパイロットが「軽い機体に大きな翼、まるでアクロバット用の機体みたい」って言っていたのが印象的でした。ロードスターに通じるものがあるかも? いやいや零戦が大先輩。初代ロードスターを開発中には、零戦の見学もして、軽量化を考えたって話もあるそうな。

なんか、ター坊がよりかっこよく思えてきた(笑)

栄三十一甲型エンジン

でかいピストン