母の日だそうである。今年の連休は帰省しなかったので、メールでばんばん来るDMのお誘いに乗って、花を贈ってみた。まぁ園芸好き（実家の庭はいつも花だらけだもんなぁ）なので喜んでいるみたいです。

さて、おねーちゃんばかり描いていても仕方ない(?)ので、お仕事の続き。と言ってももう部品の作り込みをする余裕も無くなってきたので、仕上げのレンダリングです。前回のプレゼでは結構早い動作のアニメを作ってしまって、あとから「見難いので遅くして」と注文が付き、仕方なくPremiereで速度調整したら絵が荒れてしまってがっかりしました。

そこで今回はShadeのレンダリング時から速度を落としてアニメを作成… なんだけどPremiereで右クリック〜速度調整と違って、Shadeで速度を落とす＝落とした分沢山フレームが必要＝レンダリング時間増加なわけで、もうCPUタイムとの戦いです。ちなみに1/4の速度で作ろうと思っているので、単純計算で4倍の時間が掛かります。

しかも、ここに来てもう一ひねりしてやろうと、DepthPlus というプラグインに手を出しました。擬似的に被写界深度を調整するプラグインです。Shadeユーザーならご存じのように標準では分散レイトレーシングで被写界深度の表現が可能です。しかしながら、レンダリング時間が非常に掛かる上、アニメーション中にその設定を変更することができません。このDepthPlusならアニメーションに対応していますし、スキャンラインでも計算可能なのでレンダリング時間を短くできるそうです。

要は、最初はピントのあっていない画像から段々ピントを合わしていき、くっきりした画像が出た所でプレゼの本題のアニメ動作に移るという演出にしたかったのです。

あれこれテスト後、試しに72フレームで前景・後景のぼけを5.0から0.0に変化させるものを作ってみました。ぼけが多いほど計算時間が掛かるようです。最初の頃は1枚のレンダリングが出来るのに20分前後掛かっていたようです。ぼけが少なくなるにつれ計算も速くなり、結局72フレームを10時間弱で計算終了。こ、これって分散レイトレーシングよりも速いのだよね… で、でも10時間も掛かっちゃうのか…

ま、その間は昼寝したり、昼寝したり、昼寝したりして待っていただけだけど(^^ゞ

ちなみにできた画像は、非常に綺麗にぼけています。徐々にピントがあっていく様は、と〜ってもかっちょいいや。でも演出的にはもうちょっとピントが合うまでの時間がほしいなぁ。…ってことは… 20時間もののレンダリング? これが辛いよなぁ。

ま、かっこよさのためなら仕方あるまい。明日はエアコン付けたまま外出かな。