2001年6月14日(木) 雨ときどき曇り

いやいや、全く日記の更新もさぼりまくりです。これといってトピックスもないのですが、人生そうそう読んでもらって面白いことなんざ起きやしません。

世の中すっかり梅雨モードになって、通勤のオープンドライブも楽しめませんが、梅雨前半のしとしと降る雨は、これはこれで風情があって好きです。夕べ買ったゴスペラーズのLove Notesを楽しみながら会社へ向かいました。

仕事の方は相も変わらず一進一退(二退?)。なんか俺って実は会社で仕事をしていないんちゃうか? と思うほど捗りません。木曜日は週間進捗報告なので、この一週間を振り返ると、それなりに細々と雑用をこなしていたりするのですが、でも計画にはほど遠いなぁ。昨日某社さんへ催促のメールを送ったら、今朝返事が返っていましたが、送信時間は今朝の3:23… お体、ご自愛くださいませm(_o_)m

さて、普段短気ですぐかっとなる私ですが、いつも「この人は凄い! この人を見習わなければ!!」と思っている方がいます。とはいえ、もって生まれたこの性分。「見習わなければ」と思うくらいじゃ、なかなか実際のところ見習うことなんざできやしません。

というのはともかく、どこが凄いのかというと、う〜ん、どこかなぁ(笑) 根本的に誰でも対等に話す、相手に敬意を忘れないということでしょうか。かなり年下の私がお席に伺ってお話をしようとすると、必ず立ち上がって話をされます。「いえいえ座ったままで結構です」と何度かお願いしたのですが、相手が立っているときには必ず、例外なくご自分も立って話をするのです。歳も職位も下の私に敬語を使って丁寧に親切に説明下さいます。凄い、凄すぎる! 私なんざ、上司が立って話しかけてきても、椅子にふんぞり返ったまま応対することもしばしば(--; 駄目駄目社会人ですな。

というわけで、私はその方のことを密かに、「技研の良心」と呼んでいます。

ところが、最近その「技研の良心」がもう一人いることに気づきました。うちの部門の庶務さんです。いや、もとからてきぱき、親切、柔らかい物腰、でも仕事は切れるぜ、ってな具合で、誰からも評判はよい方なのですが、昨日から私の中では「技研の良心」になりました。

昨日私は、ある手続きをしようとイントラで手順を確認しようとしました。この庶務さんが手順を書いてくれています。でも、ちょっと表現が簡略化されていて、完全な理解には至りませんでしたので、申し訳ないなと思いつつ直接教わりにいきました。もちろんいつものように丁寧に、しかし簡潔に、そいでもって嫌な顔一つせずに、傲慢さのかけらもなく、教えていただきました。

「いやいや、ごめんなさい。一応イントラの説明を拝見したのですが、理解できなくって(^^;」
「どの辺りが分かりにくかったのでしょうか? 私、自分が理解できているから、きっと説明を端折ってしまっているのでしょうね。分かり易く書き直しますので、ちょっとどの辺が分かり難かったかを教えてください」

凄い、凄すぎる!! 私ならきっと、「なんで分かんねーんだよ!! ちゃんと読んだのか? え? こら!!」となりかねません(笑) 一日経った今日も、感激が残っていましたので、別の用事でメールを出したついでに、「昨日の対応には大変感動いたしました」と書き添えておきました。

あ〜、ちなみに勘違いしている人がいるといけないので書きますが、彼女は既婚者で、私にはこれっぽっちも邪な考えはありません(笑)

ま、それはともかく、少なくとも今日一日は、良心一号さんと良心二号さんを思い出しながら、私ももう少し邪心を捨てなければと努力しつつお仕事をしました。なるべく笑顔で、なるべく私ができることは進んでお手伝い(笑)

さて、帰りがけにある人から相談を受けました。派遣社員の方たちが使っているPCの調子が悪いとのこと。なんでもしばらく前からログイン時のユーザー認証がうまくいっていないみたいでした。結局あれこれ調べると、lmhostsが全く設定されておらず、認証用のサーバーが探し出せずにログインできていないようでした。みなさん構わずキャンセルしたり、「ネットワークで問題あるかも?」という警告メッセージを無視(?)して、利用していたようでした。ま、この手の問題はそれほど深刻なものではないだろうし、半分気分転換で対応していたのですが、普段それなりに設定してあるPCばかり見ているので、なかなか根本原因に気づきませんで、それなりに時間を費やしてしまいました。関係する派遣社員の方たちは、「対応していただいているのに申し訳ないですが、お先に失礼します」と丁寧な挨拶で事務所を出ていきます。「あ、い〜の、い〜の、私も半分趣味で対応しているのだからねぇ。お疲れさま〜」とご挨拶。結局、少し前に調子が悪くなって、OSクリーンインストール後、誰も基本設定をしてあげていなかったようで、色々気になるところが残ったまま、使ってもらっていたようです。最低限の設定をして、本日終了。

「いや〜、人の役にたつって気持ちいいなぁ」と自席に戻ったのですが… あれれ? 最初に私に相談してきた方達は、とっくに帰ったようです。ま、いいけどね。でもさぁ、やっぱ、私に話を振った手前、「お任せしちゃって済みませんけど、お先に失礼…」とかなんとかあってもいいじゃない? 私は画面に集中していたので気づかなかったのだけど、ロッカーに行くには、作業していた私の真後ろを絶対通ったはずなんだけどなぁ…

などと小さなことでイライラしているようでは、技研の良心三号への道は遠いよなぁ(笑) ちなみに、うちのボスも、いつも物腰が柔らかくて(要求は厳しいけど(笑))、実は三号はとられているかも?(よいしょ!)