2000年10月9日(月) 雨のち曇り

今年から10月の第2月曜日が体育の日となったようで、今年は今日が体育の日。でもこれまで通りの10月10日と違って夕べから雨。体育の日が晴れの特異日ではなくて、10月10日がなんでしょうね。

さて、今日は父の四十九日法要です。正確な四十九日は10月11日となるのですが、直前の土日に行うことが多いそうです。

11時からの法要に備えて実家からそれほど遠くない、横浜ICの近くの霊園に向かいました。遺影や位牌と共に花をトランクに載せると、ロードスターの狭いトランクは一杯です。助手席の母に遺骨を抱かせて、出発。途中、今日の法要に来て下さる方々へのお礼などをリアトレイに積み込むと、本当にもう何も載りません状態です。実用性は全く持って情けない状態ですが、父をロードスターで運べたことはよかったと思っています。

雨が激しくなる中、無事法要は済みました。お墓ってあんなに簡単な構造だとは、これまで知りませんでした。

そういえば、この霊園は父がまだ比較的元気な時期に手配したそうです。母と弟とともに工事途中に見学に来たそうですが、最後まで父は車から降りなかったそうです。生前に墓地を用意することは珍しくないそうですが、さすがに病気を知ってからの墓地見学は辛かったようです。

私も今日初めて来ました。将来は私もここに入るのだなぁと思い、しみじみ周辺の景色を眺めました。

法要後、近くのレストランで会食。雨も上がってきました。

ロードスターに乗りたいと言う甥を助手席に乗せ、実家に戻りました。その後、緊張していた場から開放された反動か、甥と姪は大騒ぎ。そういえば、私も小さい頃に祖父を亡くしたときには状況がよく分かっておらずに、ほぼ同年代の従兄弟達と共に葬式の後に葬式ごっこをやって、祖母に怒られたのがいまだに話題に上ります。

帰宅後、妙に新しい仏壇に位牌を納めて、皆で線香をあげました。まだまだ父の遺影は見慣れません。遺影に見えないのです。ひょこっと玄関から入ってきそうな感じがします。