2000年7月20日(木) 晴れのち曇り

6時過ぎに起床。今日は実質的に北海道最後の日です。夜には明日朝出航のフェリーに備えて小樽入りしなくてはいけません。

まっすぐに小樽に向かうと145kmなので、時間が余ってしまいます。もちろん小樽観光という手もありますが、どうしても行きたいところは一ヶ所だけなので、もう少しドライブしたいところです。思い切って南下して襟裳岬へ… という案も考えてみましたが、夕べMapFanVを使ってルート探索すると500km強のロングドライブです。少々へばっているし、小樽にはそれなりに早めにつきたいので、断念。取り敢えず夕張に向かうことにしました。まずは7時過ぎにレストランで朝食をとって、売店でお買い物。職場のフロアの皆さんと、今回の旅行にアドバイスを下さった先輩へお土産をゲット。

8:30頃に出発しました。まずは富良野からR237で南下します。それなりに流れもよく快調。日高町から今度はR274で西北に向かいます。暫く進むと昔は炭坑、今も昔も(?)メロンで有名な夕張市です。目的地に向けていつものように(?)スピード控えめに進むと、警報音が… 対向車線ですが昔ながらのレーダー式定置速度取り締まりでした。で、目的地は…

そう、再度ミーハー路線(笑) 山田洋二監督の「幸せの黄色いハンカチ」思い出広場。映画のロケに使われた、あの感動のラストシーンの場所です。

家の中には、高倉健さんと倍償千恵子さんの人形(笑)や桃井かおりさんや武田鉄矢さんと乗ったファミリア(なんと品川ナンバー付きのまま)も展示されています。

ファミリアの写真にも写っていますが、家の中の壁には黄色いメッセージカードに思い思いのメッセージを書いて画鋲で止めることができます。当然黄色いハンカチも売っています。私? 買いませんでしたよ。黄色いハンカチは買うものではなくて、たなびいている所へ行くものだからです!?

さて、まだまだ午前も早く、このまま小樽直行では早すぎます。予定を変更して、支笏湖へ。夕張から道道3号で西へ抜け、R234で千歳〜苫小牧、R276で支笏湖です。天気予報の通り道南地方はやや雲が多く、日も陰ってしまいました。なんか腕が汚いなぁと思うと皮がむけています(笑) ま、ロードスター乗りはこの時期すでに皮が2回くらいむけていてもおかしくないそうなので、私はまだまだ新米ロードスター・オーナーでしょうか? (笑)

朝食を控えめにしておいたおかげで、久々にお昼にお腹が空きました。湖畔の食堂で、エゾイワナの塩焼きの定食。しょっぱいものが好きなので、魚の塩焼きには目がありません。もっとも塩が舐めたいのであって、その強烈さと対比して魚の味がいつも薄味に感じてもの足りません。食事を終えて13時過ぎくらいだったかな?

2000年7月20日 北海道支笏湖畔にて

そろそろ年貢を納めて、小樽に向かいましょう。R453で北上。札幌市内は避けて、道道1号で定山渓〜朝里峠を抜けて小樽着。15:30頃だったでしょうか?

最後の目的地である「オルゴールホール海鳴楼」へ向かいました。港のメインストリート沿い小樽市博物館の北隣にあります。駐車場はないので、失礼して裏通りに停めました。

別にオルゴールコレクターではないのですが、その音色は好きで、ここ数ヶ月何かほしいなと思っていました。広島にも専門店があるようですが、わざわざそれだけのためにでお店に出向くことはしなかったので、特に何か持っているわけではありません。今回は丁度自分用のお土産にいいかなと思い、出発前から立ち寄ることに決めていました。

お店には沢山のオルゴールと箱を自由に組み合わせて、オリジナルオルゴールとして売ってくれます。時間が許せば箱に様々な装飾を付ける工作も自分でできます。駐車禁止場所ではないとはいえ裏通りに車を停めたままなのが気になり、さっさと選んでいくつか買いました。一つは「いかにも」風な「北の国から」(笑)。小物入れが付いた少し大きめの箱にセットしてもらいました。小物入れは普段の腕時計置き場にするつもりです。もう一つは、以前からオルゴールとしてほしかった「虹の彼方に(Over the Rainbow)」を選曲。オズの魔法使いのテーマ曲ですね。ま、りっちーぶらっくもあがステージに登場するときにも流れたりしますが(笑) こちらはゼンマイ式の機械と手巻きオルゴールの二種をゲット。よしよし、大満足!!

そろそろ疲労&寝不足気味なので、今夜の宿へgo!! 今夜はオーセントホテル小樽です。'98.6にオープンしたばかりだそうですが、駅にも運河にも近く綺麗な造りと相まって人気のホテルだそうです。念のため給油しておきました。夕べもホテルの近所で給油していたので、本日の走行分306kmで20L強、ほぼ15km/Lでした。ホテルは分かり易い場所で、簡単に到着。都心部だけに駐車場は有料のタワーパーキング。係員さんの対応は丁寧です。

で、ホテルは確かにとっても綺麗で、先日のホテルより遙かに高級な造りに見えます。ボーイさん(っていうのだっけ?)の対応も落ち着いていて手慣れていて、ぐー!! 「あ〜、ちみ〜、ほんの気持ちだけだが取っておいてくれたまえ、おほん」ってな私。

食事は外で摂ろうと思って予約していませんでしたが、もう出歩く元気が残っていません。ホテル内のお店に予約をいれて、そちらで食べることにしました。その前に大浴場でさっぱり。こちらも広くはないですが、なにやら高級な造りでした。まだ、18時過ぎですが、お腹も減ったし喉もからからですので、3Fの和食レストランへ。もうフレンチはつまらないので、和食にしました。蟹の天ぷらや、イカとウニのお造り、いくらご飯などなど。むむむ、やっと北海道らしい海鮮料理にありつけたかも(笑) デザートはどちらでもそうみたいなのですが、当然メロン。もう食べ飽きちゃったよ〜(贅沢もの!!)

美味しそうだったので陶器グラス入りのビールで喉もさわやか。メニューをよく見てなかったけど、このビール高そうだったような気も… ま、いいや、で、二杯三杯(笑)

すっかり酔いも回って眠気もピークに… 小樽直前では眠気に負けて休憩を取ったものの、結局眠れなかったので、ここへ来て一気に睡魔爆発。「いやいや、日記のポイントくらい書いてから…」と思いつつも、「7月20日…」と一行書いてベッドにダウン。気づくと24時前でした(笑) ま、明日はフェリーですから日記はいくらでも書けますが、この夜をどうやって過ごしましょうか? やはりもう少し寝ておこうと思いつつも、目が冴えて眠れません。結局ネットサーフィンなどしながら28時過ぎまで眠れませんでした。こりゃ、明日(?)朝が辛そう…