1999年11月19日(金) 晴れ

いい天気です。

私は毎朝7:40〜7:50頃、家を出ます。私の家は東西を低い山に遮られています。駐車場を出てすぐに県道へ東向きで合流します。南に向かわなくてはいけないので、右折で県道へ出ることになります。ちょうど今頃の季節は、右折待ちのの時に東の山の稜線から太陽が出てきて、カーブミラーのすぐ横で朝を告げてくれます。お陰でカーブミラーはほとんど役に立ちません。右側は住宅があるためほとんど県道の交通が見えないので、カーブミラーが頼りなのです。もう暫くすると、出発時にはまだ太陽が山に隠れる季節になるのですが、もう少し右折に苦労する日々が続きそうです。

仕事も終わり(笑)、帰宅後はメールチェックしたりTVを見たり、平凡な日常をおくった後、先日買った「空飛ぶ馬」(創玄推理文庫 北村薫 著)の続きを読みました。大変気に入ったので、のんびり読もうと思いましたが、連休前で夜更かししてもいい状況ということもあり、つい全部読んでしまいました。分野で言えば推理小説とかミステリとかいう領域に分類されるのでしょうが、人が殺されるようなおどろおどろしい話はありません。19歳の女子大生の主人公と探偵役の落語家が中心となって、日常のちょっと変わった事件をさりげなく落語家が謎解きをするという構成の、短めのお話が数編収められています。

私も小学生の頃は、江戸川乱歩やコナン・ドイルに夢中になった口ですが、それ以来はこの分野を敬遠していました。もちろん○曜○○劇場のようなTV番組も不得意です。そんなに殺人を扱う小説やTVドラマを見なくとも、世の中好奇心を満たしてくれるお話は他に沢山あるし、もっとほのぼのしたお話のほうが私は好きです。

ほのぼのしていて謎解きも楽しめるこの本は、十分に好奇心を満たしてくれました。大変幸いなことにシリーズ物になっているようで、まだ3冊は文庫本として出版されています。明日は早速残りを買い込んで、何処かのんびり出来るところで続きを楽しめる体勢(笑)を整えておきたいと思いました。