1999年10月21日(木) 晴れ

ここのところ天気がいい日が続きますねぇ。「絶好の通勤日和ですね」などと、職場では軽口をたたいてみるけど、やはり「通勤」でないドライブがいいなぁ。

仕事も終わり(本当に仕事してる?)、20時頃事務所を出た。ロッカーで着替えを済まし、駐車場に向かおうとするが、キーがない。キーはいつもズボンのポケットに入れっぱなしか、鞄の小物入れに入れている。が、しかし、どちらにもない。ズボンのポケットからロッカーの中で落ちたかもと思い、念のためロッカーに引き返して確かめるがない。

これは車の中や駐車場で落としたことを覚悟して、とぼとぼと駐車場へ向かう。

が〜ん!!

キーはキーシリンダーに挿したままでした。財布にスペアを入れているので、キーの閉じ込めは問題ないのですが、メーターパネルには、サイドブレーキやらABSやらの警告灯が弱々しく灯っています。おそるおそるキーをひねってみるも、うんともすんとも言いません。「かちかち」と何かリレーの動作音はしました(^^;

私は、朝、駐車場に着くと、エンジンを切って、窓を開けたまま煙草を吸ったり、新聞を読んだりして15分ほど過ごします。そして8時半頃にキーをONにしてパワーウィンドウを閉め、事務所に向かうのです。今日はなぜかパワーウィンドウを閉めた後、なぜかキーを抜かずに車を下りてしまったようです。ひどいことに助手席の窓は全開でした (--; 幸い天気もよかったし、なくなっているものもありません。

しかし、やってしまいました… さて、どうする… 周りを見渡すと、何台か知り合いの車が見つかりました。おそらく未だ皆さんお仕事をされているのでしょう。と、そこに、隣に停めていらっしゃるS主任が現れました。

「こんばんは、えーと、ちょっと訊いてみるのですが、ブースターケーブルをお持ちでないでしょうか?」
「ん? あぁ、横田君か。だれかと思ったよ。どうしたん? え? バッテリーがあがったん? ごめん、持ってないわ」
「あ、結構です。お疲れ様でした。まだ、知り合いの車は沢山残っているようですので、誰かに当たってみます」
「申し訳ないみたいだなぁ。ごめんね。」
「あ、いえいえ、余計なご心配をお掛けして、こちらこそ申し訳ありません」

さて… どうする? とりあえず携帯から事務所に電話して、自宅が近所の若い人を呼んでもらった。ケーブルは積んでいないそうだ。

むむむ、このまま片っ端から訊いてみるのも方法ではあるが、恥を言いまわっているみたいではあるし、第一ケーブルを持っていないと、相手の方にしなくてもいい心配を掛けてしまう。こういう時のためにJAFに10数年はいっているのではないか! よし、JAFを呼ぼう! 幸いつい先日の会員証の更新時に同封されていた連絡先一覧カードを持っています。早速、携帯で広島の事務所へ電話しました。20分くらいで来て頂けるとのこと。実際は15分くらいで到着。華奢な作りの2階建て駐車場(1.5tまで)にJAFのレッカー車を乗せるわけにはいかないとのことで、手持ち用のバッテリを持ってきていただき、Roadsterのトランクを開けて(バッテリはトランクにあります)バッテリと接続。

「あれ、DVDナビをつけているのですか?」
「えぇ、まぁ(へへへ、いいでしょ。でも、そんなこたーいいから、早くエンジン掛けようよ)」
「はい、ではスターターを回してください」
「はい!!」

キュンキュンキュンキュキュキュ〜ン バウ〜ン!!

見事、エンジンを始動できました。

「えーと、会員証を拝見します… ご自宅のお電話番号をお聞かせ願えますか… ご住所を確認します… オドメーターを確認させてください… ナビのモニターはどこにあるのですか? あぁ、あそこから出てくるのですね。へ〜」

と、JAFのお兄さんは、DVDナビを気に入ったようでした。

念のため少し走ってからご帰宅くださいというお兄さんに、「自宅まで5kmくらいなんです」と言うと、それでは短すぎるから、もう少し走ってから帰宅してくださいとのこと。仕方無しに(???)30kmほどドライブして帰宅しました。

やれやれ(^^;