お茶会報告
「バッカスと呼ばれた男」「華麗なる千拍子’99」
1999年12月4日 PM 7:30
宝塚ホテル「琥珀の間」
お詫び
ご参加出来ない方のお気持ちを思い、なるべく”生”に近いご報告を心がけてはいるのですが、
テープ録音が聞き取れなくて、要約している箇所がございます。
1、TOMさん入場
茶色で細いストライプが入ったジャケット・黒のハイネックシャツ やわらかな栗色のお髪が、深いまなざしのお色に合っていて、それはもう、この世のものとも思われない美しさに、会場から「静かな歓声」が湧き起こりました。 |
2、ご挨拶
年末のお忙しい時期に たくさんのお客様にお越しいただき、皆も張り切って舞台を進めております。 (以下要約) トップになって、”自毛”で出たお芝居は「再会」の一回しかない。 今回のカツラが、途中から変わったのにお気付きになったでしょうか? これから、みなさまお忙しくなる師走ですし、風邪も流行っていますので千秋楽まで・・その後23日、24日、25日のレビュースペシャル、今回は、今年一年で演じられたものからだそうです・・・つとめていきたいと思います。 |
3、質問コーナー
a、コスチュームについて
カツラは毎日、家にもって帰ってコームでとかしています。 金髪でおおきなウエーブがある、これが、お衣装にからむんです。最初、慣れるまで 引き千切ったりして・・・(ここで、小さいお子ちゃまのお声)・・(優しく)しずかにねぇ。 プロローグで、銀橋を渡るところの お衣装が、自分でも可愛いな〜ぁ と思って(笑) |
b、ショーの女役について、大変な点など
(要約) 大変なのは、身体に”塗る”こと。(お白粉は)色々なものを混ぜ合わせている。 女役はピンク系で、男役はオークル系で、両方合わせたような色を作る。 それを、ビニールシートを敷いた上で塗っている。 39年前の初演は、2時間のショーで、お笑いもあったらしいが、今回は、今風にアレンジして、テンポアップしている。前夜祭で寿美花代さんが「こんなんじゃぁ ダメよ!」とおっしゃってましたが(笑) あと、男役に代わる時の回転ドアが ちょっと恐いです。 |
お客様登場
天希かおりさん
( グレーのジャケットコート風、黒のスカーフをあしらって)
・・・・・・赤とオレンジ色のバラの花束をプレゼント・・・・・
いしちゃんの女役について、ちょっとからかって(お声が よく聞き取れなくてごめんなさい)
同じくお茶会を開いていらっしゃるので、轟さんも気遣われていましたが、相変わらずのお茶目な笑顔をふりまいていらっしゃいまいsた。
ゲーム「TOMさんと あっち向いてホイ!」
巨大な「指差しゲンコツ棒」を轟さんが、上下左右に。 勝ち残った方に、あの素敵なモノクロカレンダーにサインを入れてくださいました。
○×クイズ
*アルザスに向かう道化師の衣装の模様は、丸とひし形・・・・×
*プロローグのピンクのジャケットのボタンは5個・・・・・・○
*プログラムのオフの写真の、階段にかけてる足は左・・・○
*バスティーユ牢獄へ案内したのは アトス・・・・・・○
*パイナップルの女王さまの手に、銀橋でキスしようとしてはねつけられるのは、
安蘭と成瀬・・・・・・・×・汐風
他 略
記念撮影
約8名づつで。
お客様登場
未来優希さんと天勢いづるさん
新人公演でジュリアンの役をされ、「ルイ14世と歌ってる人です」とご説明。
それから、本公演で 孤児役(「ワルガキ」とご説明(笑))の天勢さん。
お二人とも緊張でガチガチのご様子。
新人公演では「長」の学年で、色々と大変でしたねと、優しいまなざしで。
お土産は、何か四角い包み。「お弁当?」と質問されてました。
続いて
月影瞳さん
(淡いすみれ色のニット、黒のインナー)
轟「どうですか王妃さま、皆さまいかがですか?」(大拍手)
轟「皆さまにもビシビシと鍛えていただいて・・」
月「タイヘンです・・地がこんなですから」
轟「今回は、谷先生が、グンちゃんが動けないようにと(王妃役になった)・・。
この時代の女性は輪っかのスカートの下に”パニエ”というものを履いていて、可愛いステテコみたいなものなのだそうですが、轟さんが「でもグンちゃんは、分からない。案外らくだのステテコ」
月「そう、私はらくだ・・やめてくださいよ〜本気にするじゃないですか!」
轟「はらまき巻いて。そういえば、以前TCAで、ちゃぶ台ひっくりかえしたりしたよね」
月「いろいろ、ご迷惑おかけしまして」
轟「そう。ハナ(鼻水)たらさないように(笑)」
と、ハナ垂らし、よだれ垂らしの話題に。
ハナ垂らしてたといえば「そう。たかこ!」と思い出に。
月:一生懸命について行きます。千秋楽まで頑張ります
轟:頑張り過ぎずにね(笑)
言い残すことは?
月*「ござらん」(多分、楽屋で”マザラン”からの語感で 流行っているのかも)
「調子に乗って申し訳ありませんお茶会なのに」
プレゼントの花束をご覧になって、「わー!王冠が入ってる」
月とっても自慢げに「でっしょー。王冠!キングだからキングなんです」 轟「は?」 月「雪組トップさんだからキングだから」
「雪組で裏で糸ひいてる黒子でしょ」
「そんなことないですよ。誤解されちゃうじゃないですかぁ」
会場内のお子ちゃまの声に
轟「元気な男の子がいるんですよ」
月「それじゃ、将来、ジュリアンのような、いえ、「轟 悠さん」のような素敵な男性になるといいですね。」(大爆笑)
ディナーショーのビデオがもうすぐ出るということで、
「きっとグンちゃんのウルトラマンも入ってますので、ぜひ皆さまお買い求めください。」
グン「そう、お一人さま4本でも5本でも」「注文書に拇印を押してね」
立樹遥さんと聖れいさんが、赤鼻のトナカイさんの扮装で登場!!
「一応、雪組の二枚目の2人なんですけど・・・どうしようこれ・・・股下、下がってるんだけど〜〜」(扮装のズボンより足の長いお二人ですもの)
恥ずかしくない?と聞かれてうなずくお二人。
「一応、恥ずかしいそうです。オトメの恥じらい・・。いいよ、金屏風に映える!」
とお褒めのお言葉。
帰られる後ろ姿を見送りつつ
「どこで着替えたんでしょうね。
よく、地方公演を送る人が、ヘンな格好するんですけど、新大阪の駅とかで。
トイレで着替えるんです。 あれ、どこで着替えるんだろう」
と、気遣っていらっしゃいました。
会報クイズ
ファンクラブ会報でのクイズに応募された方の抽選
a、夏といって、TOMさんが思い浮かべるもの
・・・・・・・ゆかた
b、クリスマスを過ごしたい場所
・・・・・・・南極
c、冬に食べたいもんp
・・・・・・・・湯豆腐
抽選会
TOMさんからのプレゼント・・・・アロマグッズ
TOMさんへのプレゼント・・・・・・・クラシカルな長いす
ご挨拶
要約 初日から一週間目頃、風邪っぽくなって、鼻をすすりながら公演したのを、さっきのぐんちゃんの話で思い出しました。 インフルエンザが流行っていて、パイナップルの女王から男役への着替えを手伝っていた下級生がインフルエンザになり、うつってはいけないというので、急遽、お衣装さんに入っていただきました。 宝塚市内の病院にインフルエンザ・ワクチンが無いというので、下級生が方々に電話をしたらく、「イシちゃんのもキープしておいてあげようか」と言われたけど、私はかからないという前提で「菌を身体に入れない」ことにしました。とにかく、これだけ急激に気温が下がったり暑かったりで、体温調節が難しい。大劇場も暖房が効いて、お客様がいらっしゃる客席、分かりませんが、暑かったら暑いとおっしゃって大丈夫ですから、その方が私達、助かります(笑) 真冬でも、組長と私と安蘭とで大汗かいて、まつげが取れないか心配してます。 そろそろ’99スペシャルのお稽古に入ります。 シナーマンを、23日は多分、真琴、24、25日は 私が歌います。 今年一年のものという事で、何を演るか分からないのですが、私達も楽しみにしておりますので、是非見にいらして下さい。お忙しいと思いますし彼やご主人とクリスマスを過ごしたいと思っていらっしゃる方もあると思いますが、私達とワイワイと過ごすのも一興かと思いますので。お待ちしております。 余談ですが、「パイナップルの女王」というのを、「生徒かん(監?)の”おとうちゃん”」という方が「頑張れや、バナナ!」って言われて。「ほら、やってるやろ、女のかっこしてバナナ」というので、下級生が「おとうちゃん、何考えてるの〜」と怒ったら、「済まんかった」と言いながら新聞の切り抜きを「これ見て、きれいやな〜」と言って持ってきて、それで開演5分前に、ジュリアンの格好で緊張した状態で舞台にいると寸前に、「ほな、頑張ってや、バナナ」って。(笑) どうも、バナナボートと間違えてるらしい。 それから、お衣装自体がダルマじゃないという事で、がっかりされてる方もあるかもしれませんが、東京で変わるかもしれません(大・大拍手!) 実を言うとあの下には、普通、「キャル」というのを履くんです。ブルーのお衣装の時はブルーの、パンツですね。サテン地の。それが、私の場合黄色なんですけど。女役さんのようには”くれ”てないんです。まっすぐなんですよ。(笑)で、ちょっと、見せれないなぁと。 それが今、回ってるんです。私がパイナップル出た後に、黄色いパンツが旅をしてます(笑) ぐんちゃんも履いたし、汐風も履きました。早替わりのお衣装の上に私がセットしておいたんです。 香寿が大階段の上でスタンバイして、銀橋を通っている幸ちゃんの姿を見ると、黄色いパンツが見えたらしい。組長に怒らますけどね、上級生がこんな遊びをしてたなんてね。 で、パイナップルの女王についての黄色いパンツ。キャルは、一体、東京ではどう変化していくのか。とても楽しみです。 千秋楽まで 是非ともたくさんの方に見に来ていただきたいなと思っております。 ありがとうございます。 |
ご退場
やうこの感想
今回は、講演形式というのでしょうか、これまでの丸テーブルではなく、イスが並べてあり、お顔が良く見え、内容に集中出来た気がしました。
多分、慣れていらっしゃるとはいえ、まとまった人数の視線が集中するのは緊張されるものだと思いますが、とてもリラックスされたご様子で、楽しいエピソードをきかせて下さり、何より、おだやかで、落ち着いた雰囲気と、美しいお顔が、同じフロアに間近で拝見出来るシアワセにうっとりでした。
お会いする毎に、高貴で洗練された雰囲気が増すようで、「トップになるって凄いことなのね〜」と改めて実感した夜でした。
その後で、東京ツアーの親睦会もあり、翌日、その時のグループ写真を見たお喜楽メンバーが思わず「やっぱり 違うわぁ〜」と深いタメイキ。そりゃあ、横に並んだ方達にシツレイ、と思いつつヒソカに納得いたしました。
レビュースペシャルも、東京公演も、ますます楽しみになりましたし、また、明日からの本公演でも、「黄色いパンツの旅」を思い出しつつかんげきかんげきするのも一興かと存じました。