お茶会報告

2009.9.18
Yu il mondo!(ディナーショー
於:東京會舘


<ご入場>

大きな拍手の中を 穏やかな微笑みをたたえつつ
TOMさまが ご入場されました。
 シンプルな黒いシャツ&パンツに、レース地のような薄手の黒のロングジャケットをお召しになり、
栗色の髪を 柔らかくナチュラルに整えられて。


前夜までのディナーショーでの出来事は いったい誰の仕業?

 まばたきも、息をするのさえ忘れさせる
変幻自在の歌声
心かきたてるダンス
悩殺のマナザシ!
どんな強烈なお酒より強く 心を酔わせ、
場内を魅了し尽くした
あの まばゆくも濃〜いイタリアーノが

本当に この方?

シックな装いに、
穏やかに澄んだ知的なまなざし
清清(すがすが)しい「気」の漂う エレガントな所作・ものごし。

けれど、それが 夢でも幻でもなかったと
納得させずにおかないほどの
絶対的な存在感・ 神秘的なスター オーラが
ご入場の瞬間から 
会場内の空気を一変、支配する。

お茶会に参加して 私が一番ドキドキするのは
この ご入場の瞬間です^^。


<ご挨拶と乾杯>

以下、おおかたの内容をご紹介させていただきます。
(目もカスミ、耳も遠めの私のメモ書きですので、間違いも多々あるかもしれません)


9・10日大阪(HHI)17・18日東京(グランドパレス)に 多くの皆さまにお越し頂いたことへの
出演関係者共々 感謝とお礼のお言葉。

大阪での時、先生方から「お客様からドヨメキが上がった」とお聞きし
(前半、客席を下りて会場を出て行かれる時のこと)
ご自分では それが聞こえなかったので、
東京では「間」を取った、と 笑いながらおっしゃいました。

息を詰めて見入っていた客席からの 抑えがたい歓声やドヨメキを
聞いてみたいと思ってらしたなんて
ちょっと意外。
だって
とにかく、品よく お行儀よく鑑賞させていただかねばと
湧き上がる興奮を グゥ〜ッと押さえ
叫び出しそうな声を殺して
気が遠くなっちゃオシマイとばかりに
肩にチカラ入れ 足をふんばって見つめてきましたものね。
もっとも
いくらTOMさまが ドヨメキをお聞きになりたいとおっしゃっても
ちょっと無理。
そこにアナタ様が立っていらっしゃる限り、
息を詰め 足ふんばるのが轟ファンというものでございます。

今回のDS(ディナーショー)の場合、
振り付け等が、いつもより1日多く(たしか4日間と。え?たった4日?)
少し余裕のあるお稽古だったとか。
それでも、22枚の譜面を頂き、今 無事に終わってホッとしていらっしゃるそうです。
譜面が置かれたテーブルには、既にコインブラの脚本もお有りだという事です。

(乾杯!)
DSが無事に終わったことの感謝
次の公演が成功しますよう
そして何より、皆さまのご健康を祈って!
と、元気よくカンパイの音頭を取られました。

<質問コーナー>

(共演者について)
皆さんが とても真面目で、一生懸命お稽古されている様子について
それぞれの ちょっとしたエピソードを ユーモアを交えつつお話下さいました。

思うに、上下関係に厳しいタカラヅカの中にあって、
下級生にしてみれば雲の上のような方との共演は
ソソウなど許されぬ緊張の中のはず。
TOMさまにしてみても、一般人に披露できるエピソードは限られる事でしょう。
なので、ごく限られた範囲内での微笑ましい話題を
考えながら話される表情が思慮深く
やっぱり すてき でした。


(DSの曲について)
今回、TOMさまから特にリクエストされた曲は無く
カンツォーネ・メドレーは、歌劇団からたくさんの譜面を借りて、先生方と選ばれたもの。
最後のファドは、酒井先生が 迷いに迷って、ギリギリに決められたそうです。
当初、二曲が候補で、そのうちの一つは 盛り上がり的に良かったのですが、
コインブラを控えて、関連性のあるものを
ということで ファドの一曲にされたのだとか。
(コインブラ物語に関し)
ここのところ酒井先生は、コインブラで頭がいっぱいのご様子で、
校長先生(小林公平氏)と頻繁に連絡を取り合って奮闘されているそうです^^。

ファドはスペインのイメージですが、今回の歌はリスボンが舞台。
TOMさまは この夏、リスボンを訪れ、河を眺めながら甘〜いケーキを召し上がったとか。
「冬の朝」で始まる今回の曲とは裏腹に、明るい夏の景色もお気に召したご様子です。
JALの機関紙9.10号に リスボンが紹介されています、とのことでした。
(イワシ祭りの内容です。ちなみに TOMさまはイワシが苦手だそうです^^)


(コインブラのポスター)
背景のお写真は、TOMさまがコインブラで撮影された風景。
お衣装は、スカーレット・ピンパーネル?の衣装だそうです。
本来、「コインブラ物語」の話は、13,14世紀で、衣装等も地味な時代でもあり
大航海時代の設定にして華やかさを加え、
内容も、残忍で怖い部分やドロっとしたものは極力押さえ、
校長先生は ハッピーエンドにしたいとお考えとか。
TOMさまとしても、あまり人は死んで欲しくないそうで、
この「大悲劇」が どういう展開になるのか・・・。
楽しみですね^^。

(コインブラに行かれて)

パリ経由でリスボンから汽車に乗り継いで。
あちらの電車は、アナウンス等が一切ないので 非常に緊張されたそうで
たとえば、ということで 日本では
「白線の内側で・・何番線に・・右のドアが開きます・・云々」
と、とあれこれ例に挙げられ その口調も楽しく。
自己責任の概念について、良し悪しとは別に、違いを感じられたそうです。

コインブラ物語は、
日本での「忠臣蔵」のように、ポルトガルでは有名なお話で
「イネスの館」(ホテル)でも たくさんの展示品があり
その裏手にある「涙の泉」「愛の泉」にも行かれたとか。
ポスターに写っている尖ったポーチがそこだそうです。
他のお写真も10月のグラフのフォトに掲載される予定。
コインブラ大学等の観光もされたそうで、
皆 親切で、とても良いイメージを持たれたそうです。

<ゲーム>

ビンゴ
これまでのディナーショーで歌われた曲をリストの中から選ぶ形式

テーブル対抗○×ゲーム
「アルファーの時のポスターの真ん中は?」
「パープルの時のサブタイトルは?」
等など、難問続出の中、しっかり勝ち残ったテーブルに大拍手!

抽選会
「あの箱に 名前が入ってないかも」とヒガミっぽく思うファンのために
も少し夢のある抽選方式になったらいいなと願うヒガミオバでございます^^;

<ご挨拶>

八月のお誕生日に、たくさんのメッセージやプレゼントを頂かれた事へのお礼。
年を重ねても ご自分自身は変わらないと思うし、
目の前の事を ひとつひとつやっていくだけ と、淡々と。
(それでも、お立場その他、周囲の変化に対応されるのは大変なことと思います)
「今は ポルトガル人になって頑張るので 宜しくお願いします」
と 微笑つつもキッパリと。

ファンの方々からのお手紙に「スーツ姿を見たい」とのことで
今回のディナーショーでの あのステキな場面になったそうです。

ラストのお衣装は 今回作ったもので
当初の予定では、ロイヤルブルーで紺のレースが付くもの
のはずでしたが、
出来上がってきたら クリーム色で 一同ビックリ!
急遽、中にブルーのストライプ模様を入れられ
歌のイメージに合わせられたそうです。

次回、「コインブラ物語」では
お衣装も楽しみにしていらして下さいとのことです。

校長先生も この作品に大変ご興味をお持ちで
4〜5年の間 温めてこられた作品だとか。
はじめてセリフも書かれたとか。
「轟には 白い軍服で」とか、
校長先生が TOMさまを通して やりたい作品を想像(創造)して下さるのが
とても嬉しく思われるそうです。
現在、校長先生は ご体調が優れないようですが、
「ドラマシティに行けるよう治療する」とおっしゃてるそうで、
ご回復をお祈りしたいものです。

「あっという間に秋。 
一日 一日を しっかりと、自分で楽しんでやって行きたいです。
本日は ありがとうございました」
と、爽やかな笑顔で締めくくられました。

                  以上