お茶会報告

ディナーショー「ALPHA」

2005年 9月17日(土)

赤坂プリンスホテル クリスタルパレス

会場の受付口付近で、何やら記帳している方々が・・・。見ると、白地の長袖のシャツブラウス、その背には、赤の手書きで「祝 20周年」(?)などの大きな文字が書かれたもので、そこに、来場者がお名前をサインしていく”寄せ書きシャツ”でした。モチロン、私も!
 
 客席のテーブルの上には、プレゼントとしてTOMさまのお写真(DSオープニング時のお衣装)プログラム・半ページには、TOMさまからの直筆(印刷されてますが)メッセージ。
「・・・白露を過ぎて秋めいて参りました。」と季節のご挨拶から、「DSが、皆々様に見守られ、大阪.東京と無事に終えることができ、感謝しております。本日は「ALPHA」の余韻に浸りながら秋のひとときを楽しみたいと思っております」といった内容のメッセージでした。
 
 
さて、いよいよTOMさまご入場。
 
 
お召し物は黒のレザーコート、中はターコイズブルーというのでしょうか、鮮やかな水色でセンターにきらめくスパン付きTシャツ、黒パンツ。そして!このTシャツの色に合わせた水色のマニキュアを、右手の人差し指と小指、左手中指に!(kazukoさまお知らせ)
アムールちゃんバッグ。
 
ご入場の時には小さめのサングラスをかけられ、ご着席の前にさっと取られました。
サングラスをサッとはずす仕草もカッコよくて、実にクールガイ!なTOMさまが、一変、かわい〜〜〜。
大人の女性に「可愛い」というのも当たらない気がしますが、素顔メイクで、ちょっと首をかしげたりする表情や、くるっとしたお目メが とっても可愛らしい印象でした。
 
<ご挨拶、乾杯!>
今回のお茶会は公演中とは違いリラックスした気分でいらっしゃるとか。
DSが終わり、東京でお買い物など楽しまれながらお過ごしになられていたそうです。
 
<タイトルの「ALPHA」について> 
  他のタトルも考えたそうですが、20周年という大きな節目に立った今 必要なものは「初心」ということだと思い、辞書を開いて決めたそうです。
 
<DSの選曲>
 初舞台からの作品の中から20曲という事でしたが、通常のDSでは15,6曲が限界。
一曲の分数を合わせて4〜50分。今回は、トークが、ゲストに来てもらったので、それぞれ10分予定だったのが、20分くらいになった時もあり(笑)
最終日には、楽団の方達からも「新幹線に間に合わないから10分以内で」と言われたとか。
 
酒井先生(感性が素晴らしい先生だそうです)の案として、絵を飾ったり、お衣装を決めたりしていただいたそうです。
 
<ゲスト>
当初はコーラスを付けない予定だったのが、音に厚みが出るので必要だと思いお願いしたそうです。
その際、各組が公演中だったり、お稽古中だったりするので、このDSの為に舞台が出られなくても大丈夫、という意味で研1生に。
彼女達は、とても明るく、しっかりしていて、宝塚が好き、という4名で、中にはサックスが得意だったり、スペイン語、仏語etc.の語学が堪能だったり、優秀な方達。
「ステージで 轟さんにからむってことはスゴイ事なのよ」と若央先生に言われたとか。
譜面渡しが短かったのに よくやってくれたと感謝しているそうです。
 
<絵>
まだ自画像が描けないかな〜と思っています。
前回個展から時間がたったので、もう一度やりなおそうかと。
今度は植物、前に「月見華」を描いたけれど、南国っぽいお花なども描きたい。
 
<グラフ・お気に入りのフォトは?>
特に・・・あまり、自分の写真で気に入っているというものは無いそうですが、
9月特別号の撮影の時に「付けマツゲを使って」と言われ、ごく薄いのを付けていらっしゃいます。「轟さんのマツゲとあまり変わりませんね」、と言われたとか。
4.5ページ目のフォトで付けていらっしゃる、蜘蛛(くも)のブローチ関して。
蜘蛛のブローチは、タブーと言われていて、宝塚では昆虫等で気味の悪いものは避けられているが、洋服に似合うので、「何か言われたら私が謝ります」という事で、あえてお付けになられたとか。
 
<20年、前と後>
振り返って何が一番印象的と聞かれると・・・震災、組替え・・・今回のDSお稽古場でも、一曲一曲を当時を思い出しながらやっていましたが、後から考えるとどうでも良いことが、その当時はとても重要に思えていたとか・・・。とてもたくさんの思い出が20年分ありました。
20年後は(ず〜〜〜〜っと考え)、ピンとこないですが、
年齢相応でありたい。女性って、トシをごまかすけれど、私はそれ無いんです。
17,8歳のとき「25歳」って言われました。(笑)「いいですよ」って。 (この「いいですよ」がサラッとした言いかたで素敵でした!)
 
年齢にふさわしい生き方をしたいです。
 
天災とか事故とかが多い世の中で、先が分からない、だから人生は楽しくもある。
(客席を見て)人生の大先輩がたくさんいらっしゃいますが、尊敬しています。
一人の人間として尊敬される人生を歩めたらいいなと思います。
 
<最近好きになったもの>
(これも 左耳をちょっとかいたりなさりつつ しばし真剣に考え)
あまり無いです。
飽き性じゃないんですが、凝っているものって無いです(笑)。
ちょっと、お花をきれいに活けてみたい、生け花というより創作的なお花。
 
<帽子は どんなものをいくつお持ちですか?>
普通の頭のサイズは56,7なのですが、ご自分のサイズは59だそうです。
「普段にかぶる帽子は、きついと おでこが真っ赤に、孫悟空だよ〜♪になってしまう(この「歌」が軽やか♪)。なので、伸縮自由のものがいいです。」
「頭の形が、後ろが出て、両サイドのビンが張っている・・・小さい頃 ころがされていたのかなと思う・・・(笑)ので、この前やった、何の役でしたっけ(も〜〜大爆笑!)
伊佐次? あのカツラだと 被る時と取る時が苦しいんです。舞台用のカツラは、すべて一から作ってもらいます。」
「帽子も服も 毛糸がダメ。ハダが弱いんですねぇ〜」(嬉しそうに お首かたむけニッコリ)
ヨーロッパでは、真夏でもレザーを着たり毛皮を着ている人も。人の目を気にせず個性的。
帽子に関しては その時の洋服に合わせて たくさん持っているので数えられません。
 
 
<ゲーム 黒ひげ危機一髪!!>
 
海賊風のおもちゃで、ナイフを差して行き、帽子が飛び出した時の番号を当てるゲーム
そのおもちゃが、音楽を鳴らすのですが、TOMさま「う・る・さ・い(関西イントネーションで)」
とか、マイクで音を拾ったりして興味深げ。
「入刀 お願いします!」で、スタッフさんと三人で順番に。
冷静を装いながらも恐る恐る。。。でも、差し込む時は 器用な手つきでササッと入れられるので常にセーフでした^^。
 
<ゲーム ディナーショー ビンゴ>
ディナーショーに関連した曲目を あらかじめビンゴ用紙に記入しておき、TOMさまが思いつかれた曲にビンゴ!
 
<抽選会>
 
今回のDSの大型ポスターについて
 東京公演中にTCAさんから 今までの写真を出すように言われ、ハサミとセロテープで作って、ふたつ作ったうちのひとつが今回のものだとか。
 
このポスターにサインを入れ、お名前を書いていただいたラッキーな方も、我がお喜楽仲間さんでしたので、後で皆さまで さわらせていただきました^^。
 
<TOMさまからのプレゼント>
「スポーツの秋だと思って これにしたんだ〜♪」とるんるんなご様子で。
ディオールのヘアバンド&リストバンド。
 
<会からのプレゼント>
ベルサーチのランプ
 
<ご挨拶>
同期を中心としたゲストの方々には、お忙しい時間を割いて来ていただきました。
皆「ほんとうに?私でいいの?」という感じで快く受けて下さいました。
あぶない話もチラホラ、特に大阪3日目! 次回、月組みに出るときは、ちょっと締めておこうかな(笑)。
月組は、組長 副組長が出るので お稽古が休みになったと言われ申し訳なく(笑)
 
(同期4人)
皆で温泉に行きたいね〜と話しています。
お互いの電話も メールアドレスも知っているけれど ほとんど連絡を取りません。
「元気にしているんだろうな〜」と思いながら。
東京公演の舞台を見に来て「よ〜し ご飯食べに行こう!」って三人で行っちゃいました(笑)
相談事がある時には さっと集まって、パッと散る。必要のない限りじゃまをしない、
でもとても大切な、同期たち。
 
(今回DSで)客席からも 温かいものが伝わってきました。
ハンカチで目頭を押さえている方も見えましたし、幸せに思っています。
 
歌劇団が 生徒とお客様の事を真剣に考え、目先だけでない4年先、5年先を見ています。
そうした皆が支えている「心」を感じて、熱いものがこみあげてきました。
 
 
<今後>
長いお休みを頂いていますので、絵を描こうと思います。
絵の方でも成長したいですから。
次にお目にかかるのは 大劇場月組。ジュリアスシーザーですね。
どんなシーザーになるのか。ロックオペラということなので・・・風邪をひかないように^^。
今回、大劇場で 初めて「3日休め」と言われたのですが、これまで休演した事なく来たので何とか続け、かなり長引いてしまいました。
 
DS、大阪では、自分に今出せるエネルギーを一日一日と出し切って、東京では声も出て思い切りできました。
 
 
地球温暖化、天候不順、ひどい天災・・など考えると、「幸せ」と浸っていられませんが、しばらくは幸せに浸らせていただき、皆さまに笑顔で拍手を送っていただけるような「充電した轟」をお見せしなくては、と思っています。
ご期待以上のもの出せるよう集中していきたいです。
あさこちゃんも とても成長したと劇団に言いました。組長が ちょっとアレなんですけど(笑)、
組子たちの上昇エネルギーをもらい、共に上っていけたらと思います。
本日はお忙しい中をありがとうございます。
 
と、立ち上がって、お帰りになろうとするTOMさまに、出口から、「ちょっと待った!」
という掛け声と共に スタッフ11人が乱入!
マツケンサンバのリズムに乗ってTOMさまを囲み、「ピッ!」の笛の音で壇上に。
「は?」とTOMさま。
11人が一斉に後ろを向くと、それぞれの背中に一文字ずつ
「WE LOVE TOMさん」
客席もこれに唱和しました^^。
 
先に会場入り口で書いた「寄せ書きシャツ」二枚をプレゼント。
そのことのご説明を受けると「お洗濯できませんね」と、満面の笑顔で。
そして、赤い大文字やらをご覧になって
「勝ってぇ 来るぞ〜♪って感じですね(笑)」
 
そして、壇上から、スタッフ一人ずつが 掛け合いで
「TOMさんに」  夢を信じて!
         恋してます
         最高です!
「伊佐次さ〜ん まだ恋しいでーす」
「今年も 素敵な舞台をありがとうございます」
等々のメッセージをお伝えし、再び サンバのリズムで退場。
 
TOMさま「どうも、今日、スタッフが”最後の最後までお楽しみ下さいって言ってたの、この事だったんですね。」
「このシャツ、大事にしまっておきます。”奈落入り口”とは一緒にしまいません(笑)」
最後にポツリ「マツケンサンバ教えておけば良かった。こうツーステップで行くんです」
など、超ゴキゲン笑顔でご退場になられました。