お茶会報告
2004/9/18(土)
於:赤坂プリンスホテル クリスタルパレス

以下、わたむらさまはじめ、皆さまからのご報告の他、私のメモ書きを元に、内容をご紹介させていただきます。
私のメモ書きは、聞き間違いや、聞き逃しが多々あるかと思いますので、お気付きでしたらメール等にてご連絡下さいませ。

テーブルの上には、プログラム(TOMさまの字で、お茶会のご挨拶と、(追)として、「台風や地震等、お気をつけ下さいませ」と書かれていました)、
お土産(悠々会の鳥のロゴの入った布製小袋)、他、マロンケーキとアイスティが乗っていました。

ご入場
お召し物は黄色っぽいシャツにジーンズの長いジャケットで、会場入り口で礼をされて、さっそうと中央の雛壇に。
歓声とためいきが、ぴたっと止んで、司会の方のご挨拶、TOMさまの「乾杯」の元気なご発声でお茶会の始まりです。
ご挨拶
日生劇場9月1日より23日までの公演です。
初め、歌も踊りもないと聞いて、不安でしたが、負けない意気込みで取り組みました。
幕が開き、日ごとに「良かった」というお声を聞き、それによって一層、皆もやる気が出ています。
 皆で、「9/15の休演日から後 8日間、休み無く、そして、今日からは2(1日2公演)×3日なんだよね〜」と言いながら がんばっています(笑) 
今日は、ごゆっくりお過ごし下さい。
質問コーナー
役作り等で苦労した点
20年前に、春日野八千代さんがバウでされた時、当時は予科から本科に行く時期で、タカラヅカの事を良く知らなかったので、残念ながら、舞台を拝見していませんでした。
春日野先生、榛名さん、梓先生(今、音楽学校で日舞をご指導されています)といったベテランの上級生が演じられた作品です。天皇の所作というものも、これまでと違いますし、育った環境の違いなども出していきたい。お衣装も、他の物とは違っています。これまでに日本物のショーなどでは身に付けたことがあるのですが、「ホオ(?→布衣?)」という、今の舞台で使っている白いやつ、とても重いものなんです。場面の衣装によって狩衣だったりホオだったりするのですが。現在も(天皇様が)お召しになりますが、その、「ホオ」の扱い、手の動きが、他と違うと教えていただきました。
白いお衣装は、実は、舞台稽古まで黒とオレンジ、黄色だったんです。けれど、天皇は、白か濃紫しか着ないということで、それは事前に植田先生もご存じではあったのですが、「イシには黒が似合うから良いのに・・・」と。残念そうにしていらっしゃって。まだ置いてありますので、いつか、お写真でも撮っておきたいですね。
そして、殿様みたいな鬘(カツラ)。先日、観に来た真琴が、「良く似合ってたよ、私が付けたら全然ダメ」と言ってくれましたが・・・。アゴ紐(ひも)も、組紐として一本に編み込んであるものです。お衣装全てが良い布地を使ってあって、皆、新調です。私のお衣装の中の一枚だけ「ありもの」で、『あさき夢みし』で下級生が着たものですが。
やはり、布地の質によって、衣擦れ(きぬずれ)の音が違うと思いました。
(11人というのは、)ちょっとした大家族という感じです。
先日、公演前に参詣しましたが、その時も、バスで、皆、ピクニック気分で行きました。
京都まで60キロの距離なので、是非、皆様も行ってみて下さい。
 (楽屋では)本来、私も上級生にご挨拶に伺うのですが、今回は、廊下に全員並んで「おはようございます」、終わったら「お疲れさまでした!」で、さっと散って行くんです(笑)。
春日野先生は、二、三日に一回は来られて、監修して下さいました。
私が、舞台で、片膝(かたひざ)立てて座る場面がありますね、あれは、韓国(?)の正式な女性の座り方だそうです。
最初、普通に座っていて、アグラに変えたのですが、春日野先生が、その後で、ビデオ等をご覧になられて調べて下さり「たびたびで ごめんなさいね。」と、あの座り方を教えて下さいました。
 他にも、いろいろな事をお教えいただき、皆、「ほ〜ぉ」「ほ〜ぉ」と、うなずくだけで(笑)。
先生が、「これを覚えて、下級生に教えなきゃいけないのよ」と おっしゃいました。
 
先生は、「白バラの君」と言われた方だというのが良く分かります。下級生が、話しかけることさえ出来ないものがお有りです。「怖い」のではなく、近づき難いものがあって。
そんな先生に、直接教えていただけて、本当に幸せに思います。
祝舞や、「飛翔無限」の時にも ご一緒に過ごさせていただき、今回もということで、いろいろ学ばせていただきました。
人間的な意味でも、とても尊敬できる上級生の方です。
お誕生日は?
今年は、11日が水曜日でお稽古がお休みでしたので・・・その日は何もしなかったです(笑)。
12日にお稽古場で、カチューシャに「HAPPY BIRTHDAY!」と書いてあるのや、「今日の主役」と書いたプレートを付けて(笑)。バースデイケーキですが、スタッフに植田先生を含めて三人の男の先生方がいらっしゃるんですが、男性ってケーキ好きなんですね(笑)。大きなケーキをパクパク召し上がってました。そんなふうに、皆で祝っていただきました。
大運動会
「審査員がいい」って言ったのですが、却下されまして(笑)。
「生徒」という立場の者は全員出る。ということで、強制的に出なくてはいけないのが、「五組男役」と「借り物競走」。
”出たいもの”というのでは、「玉ころがし」か「玉入れ」と書いておきました(笑)。
雪組公演のお稽古中ですしね^^。
10年前の時には、靱帯(じんたい)を切った者や 肋骨(ろっこつ)を折った人(一路さんが、つなひきで)、捻挫(ねんざ)した人がいました。今も、タイムを計って走ったりしていて、足の指にヒビが入ったとかいう人も居て・・。生徒、皆、虚弱なんです(笑)。だいたい、そんなに走るとかしないですしね。10年前の時も、皆、すごい筋肉痛になりました(笑)。
そもそも、「運動会」って、高校生以上になったらやらないですよね、やるべきじゃないって、私は主張してるんですが(笑)。
読書はいつ?
忙しくてせっぱ詰まった時に、かえって読書をしたくなったりするもので・・・お稽古中とかでも、ぱっと本を読んだりビデオを見たりします。時間が無い時にやりたくなるものですね(笑)。でも、ついつい、そのへんに積んであるのですが・・・。
ゲーム1(TOMさんヒストリークイズ!)
三択で、クイズの答えを客席の人達は、指を立てて答える勝ち抜きゲーム
問い例(大集合写真で、TOMさんは、何列目の何番目?)(「ザフィクション」は、バウ何周年記念だった?→20周年)(「レッツジャズの時の”シャンシャン”の形は?→ト音記号)(「ノバボサ」の時、クラブバーバで頭に付けていたチョウチョの数は?→2個)(日舞は→花柳流)(初ラブシーン→ベルバラ新人公演)(「たそがれ時のハーフムーン」でスタンが勤めていたのは→キャンディドール)他
勝ち抜いた方には、運動会応援ウチワにサイン(「そんなウチワ、売ってるんですね〜」と感心)
ゲーム2(3文字の連想博士)
テーブル毎に、あらかじめ、「TOMさんが連想されるであろう三文字の言葉」を書いておく、テーブル対抗ゲーム
1)舞台で必要なもの・・・・・ライト
2)出演作品・・・・・・・・・・・・アナジ
3)楽器・・・・・・・・・・・・・・・・ハーブ
4)国・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイス
(同期が、以前、ハイジの格好してスイスの草原をスキップしたって聞いて、うらやましく思ったそうです)
5)スポーツ・・・・・・・・・・・・・すもう
(おすもうさんって、宝塚が好きな方 多いですね)
6)動物・・・・・・・・・・・・・・・・・らくだ
(私の父が そっくりだったんです(笑))
7)赤いもの・・・・・・・・・・・・・・すもも
(「え〜」という客席の反応に、お茶目な笑顔で「すもも、赤くないですか。”りんご”って言おうかなと思ったけど、平凡だなと思って)(笑)
8)海の生き物・・・・・・・・・・・・さんご
9)文具・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハサミ
(子供の頃、日舞の発表会の前に、マツゲをハサミで切っちゃったんです。お化粧してもらう時になって「ギャーッ」と叫ばれました(笑)。そのせいか、長くなって、ビューラーに入りきらないし、ツケマツゲより長くなって(笑)。切って良かったのかも、といっても今から切らないで下さいね(笑)
ゲーム3(ビンゴゲーム)
「花供養」にちなんで、あらかじめ、各自、用紙に花の名を書き込んでおく(花の候補は横に書いてあるものから)。抽選箱からTOMさまが選んで、二本のビンゴが出来た人が勝ち。
勝ち抜いた人には、会のグッズであるメモ帳にサインして下さるのですが、そのメモ帳を、TOMさまは大お気に入りだそうです。
茶色で、アムールちゃんの絵が描かれているもので、「是非 買って、いろんな人に使ってあげて下さいね^^」と。
(サインをなさる時、「はい、どうぞー」とおっしゃったお声がシュテキ!でした)
スペシャルツーショット写真
会報クイズ
「一日 魔法が使えたら?」という質問に、TOMさまのお答え「空を飛べる空中浮遊の魔法」
応募者の中から抽選でお一人に、TOMさまからプレゼント(お風呂に入れるモロモロ、だそうでした)
抽選会
ポストカードや、ポスター等に、サインをして下さいます。サインも嬉しいことながら、お名前を呼ばれるだけで感激の皆さまでした。
TOMさまへのプレゼント
プレゼントはよく分かりませんでしたが、壁に付けるもので、大理石が付いてるものだとか^^;
プレゼンテーターの方は、とても落ち着いて、素晴らしいお言葉を添えていらっしゃいました。
ご挨拶
『花供養』の作品は、通常の公演と違う緊張感を感じながらやっています。
歌も踊りもなく、芝居だけで、どこまでお客様にお伝えできるか、その苦しみを、幕が開いてからも感じています。
 舞台が静かなので、お客様が咳を我慢していらっしゃるのではないかとか、客席の音も良く聞こえて、飴をガリガリと噛む音や(笑)、今日も奥の方のお席で男性がヘクションって(笑)、袖に下がって「となみ、よく我慢したね」と言ったんですが(笑)。
 先日、一列の下手で、こんなタオルのハンカチで目を押さえて、ずっと下を向いたままの方がいらして「お顔上げて、お芝居観て欲しい」なんて思ったり(笑)。
出演者達も、どんちょうが下がったとたん上向いて鼻すすっています(笑)。
役者が感じてこそお客様にも感じていただけるのではないでしょうか。
毎朝、皆で「今日も 心をこめてやりましょう」と言って始めています。
 (ラストシーンで)桜の花びらを扇子で受けられたのが、今までで三回しかないんです^^。なので、少し多めに降らせていただくようにして、今日の午前の部で受けられ、あとで皆で「わ〜 受けれた〜!」と喜び合いました(笑)
舞台裏では、モニターテレビ二台で芝居の様子を見ています。春夏秋冬の四季が見えて、日本人で、詫びさびが感じられて良かった〜と思います。 
外国からも、わざわざ観に来て帰られる方もいらっしゃいました^^。
今は、手軽に飛行機で来られる時代になり、タカラヅカも、外に広めていかなくてはならない時代かと思います。
私も、この作品で、貴重な経験をさせて頂いたと思いました。先日、ガイチも観に来て「私も出たい!」と言ってました(笑)。雪組下級生も、「日本物の良さが分かりました」と言ってます。
植田先生が、日本物をやることによって、日本人としての所作事(しょさごと)を受け継いで欲しいと言われました。その責任を果たしていかなくてはと、痛感しました。
 ファンの方達が 何度も足を運んで下さってありがたい事ですが、ファンクラブに入ってない方たちも、公演を観て、次のチケットを買って帰る、とお聞きし、とても嬉しく思っています。
 前作とは終わりが違っていますし少し変えた部分もありますが、20年前の作品、お芝居のみの・・ということで、7割程度入れば良いと思っていましたので歌劇団も、「やって良かったね」、と言ってます^^。
これから千秋楽まで惜しむことなく、しっかりと努めたいと思っています。

27日からは、雪組のお稽古に入ります。これは、歌も踊りも、ショーも出ます(笑)。雪組生達も楽しみにしてくれています。今回も6名と共演しましたし、なじみの顔ぶれだと、つい、甘えてしまうと、自分で気がついた点があったので、「私が一番、気をひきしめなくては」と思っています。
周りから、いろいろな事を言っていただいても、それらを選ぶのは本人次第です。
今回、音月も、大汗、大涙、鼻水出して(笑)全身でがんばっています。
彼女は、『猛き黄金の国』新人公演をやっていますし、とても器用な人です。でも、だからこそ、ある一線以上に上がろうとする時期にきている今、『花供養』で、それを超えて欲しいです。(この作品を通して、)下級生は成長し、上級生は更に積み上げていって欲しいと思います。
(雪組を出られて)3年近くになりますが、その間に皆がどう成長したか、(自分も)『愛燃える』の時のやりかたではいけない、と、自分を信じ、カツを入れて取り組んでいきたいです。

ということで・・・運動会は、お稽古中やるので無理をしません(笑)。
虫除けなど持って、見に来てください。「雨でも、やるんだ〜」と皆で言ってます(笑)。。。下級生達は、今、骨折しながらタイムはかってやってますから・・・^^;

本日は、お忙しい中を、ありがとうございました。
ご退場
さっそうと歩かれて、入って来られた入り口と反対の口に向かわれ、最後に、「ありがとうございました」と、にこやかな笑顔でご挨拶されながらお帰りになられました。