5/30・31 札幌 6/2 青森 3、岩手 5、名取 6・7、仙台
9・10、横須賀 12〜14、市川 15、川口 17・18、広島 20・21、九州厚生年金会館
CHIKAさまの作品
極楽院さま | 理可さま | ||||
sakiko さま | 優美さま | Macsさま | |||
ばぐーすさま | フラミンゴさま | かんくねんさま | |||
さゆこさま | すいほさま | Qちゃん | |||
やうこ | ゆずさま | Riekoさま |
理可さま
今さら。。。ですが、一言だけ、轟さんの完璧なまでも男の野性みと色気にみちたレッド・バトラー。
あんなにも深く、狂おしいまでに愛したスカーレットに 彼の本当の意味での愛をわかってもらえたのは
悲しくもスカーレットのもとを去る日でした。
とても悲しい愛の別れ。
愛するがゆえに、わかってほしかっただろうに、絶望とあきらめが深く。。立ち去ることしか道はなかった。。
なんか、無粋な想像でもうしわけないですが、どうも、轟さんが宝塚を愛するお姿、一生懸命なお姿とレッドがダブってしまいます。どうか、彼女の心と努力、愛を見逃さないで!。。。
と、あらためて感じた公演でした。
極楽院さま
天海祐希さんの「風共」、真矢みきさんの「風共」、そして轟さんの「風共」、三つを見比べて一番感動したのは今回の轟さんの主演の「風共」でした。
何と言っても映画のクラ−クゲ−ブルの印象が強烈ですから、つい映画のイメ−ジを引きずって見てしまうのですが、轟さんはクラ−クゲ−ブルのようでした。
野生味溢れる男らしさ!いつもは冷静沈着な、ちょっと内に秘めすぎて表にはほとんど出てこない感情の動きが、そこここに表れ出でて、特に「神様!」のくだりには感激しました。
バトラ−と轟さんとが一体化して、あの決してうろたえる事などなさそうな方があんなに取り乱すなんて、なんてスカ−レットを愛しているんでしょうか!
タ−タンのスカ−レットも素晴らしかった!絶世の美女というわけにはいかなかったのが残念ではありましたが、演技力でそれを充分にカバ−していました。
今までの男役のスカ−レットは迫力はあるものの、やはりいささか奇妙の感は拭えませんでした。
タ−タンは声も可愛らしく歌も女性の声でちっとも違和感がありませんでした。
ぐんちゃんのスカ−レットはとても元気なやんちゃなスカ−レットで、いかにもスカ−レットT、Uが釣り合っていたように感じました。
タ−タンがぐんちゃんとの場面ではひざを折っていたのか、サイズ的にも合っていましたね。
トップになられてからの2作は塑像のような主人公でしたが、是非とも強さと脆さの抱き合わせになった人を見たいです。そういうものが人一倍お似合いなのでは..と今回思いました。
Macsさま
今回のバトラー様は・・・ねぇ(溜息)。 私、4年前のバトラーを観て、一気に轟さんにハマってしまったものですから、今回は少々複雑な気持ちでした。
「また観られる」という気持ちと、「あのバトラーはあの時のまま残しておきたい」という気持ち。分かります? 勿論、素晴らしい、4年前より何倍も素敵なバトラー様を見せて下さると信じてはいましたけど、この4年の間にルキーニやアナジなどピカ一のハマリ役を観てしまいましたので、果たして今バトラーを観て満足できるのだろうか?なんて心配もあったのです。
届かないとは分かっていながら・・・
轟さん、すみませんでした。私、轟さんのこと、まだまだ過少評価していたのですね。
でもね、実は今回の公演。仙台で観た一度目は、何とも言えない気持ちでした。
自分の中で評価が定まらないというか。「良かった・・・よねぇ?」って自問自答しちゃいました。
2度、3度と観ていくうちに、どんどん自分の中で消化されていって、結局はハマりまくってたんですけど(笑)。
仙台、市川のみの予定が横須賀、川口まで・・・
そうですねぇ、轟さんのバトラー。4年前のバトラーが”動”とすれば、今回のバトラーは”静”。
バトラー編と言っても、やっぱり『風共』の主役はスカーレット。
でも、今まで観たバトラー編は、スカーレットに物語を引っ張っていくだけのエネルギーやパッションが感じられず、そして出番は控え目のバトラーが中途半端に目立ってしまうため、どうも主役不在で散漫な感じを受けていました。
でも今回のバトラー編では、”物語を引っ張っているのはスカーレット、そしてそれをしっかり支えているのがバトラー”という図式がはっきりとしていました。
そう、私は自分の中で”物語を引っ張っていく(轟)バトラー”を作り上げていたので、最初観た時はぴんとこなかったんです。
でも、物語をしっかり支えている轟バトラー、本当に見事だったと思います。
豪快さというのが轟さんの個性ではありますが、実は非常に繊細な演技をされるんですよね。
2幕の泥酔シーンやその後の懺悔のシーンはもう文句のつけようがない程素晴らしかったと思います。
でも、4年前との違いをはっきり感じたのはむしろ1幕のほうでした。
場面設定の違いではなく、バトラーがスカーレットに向ける眼差しや、ふと見せるちょっとした表情(これはファンでなければ分からないでしょうねぇ)などです。この辺りは、もう皆様が書かれていらっしゃいますので省略(笑)。
バトラーって、本当はすごくシャイな人なんでしょうね(そう、轟さんと同じように)。
ストレートに自分の愛を打ち明けられなくて、歪曲した表現になってしまう。
チャリティのシーンでスカーレットを競り落としたのも、自分の存在をアピールするためというよりは、退屈で死にそうなスカーレットを喜ばせたい一心だったのでしょうね。
生き生きと踊るスカーレットを見つめるバトラーの目は蕩けそうな程優しく、そして嬉しそうでした。
いいなぁ・・・スカーレット(^ ^;)。
最後出ていくバトラーがスカーレットに告げる言葉に、これ程優しさを感じたこともありませんでした(ここも4年前との大きな違い)。
泣き叫ぶ子供を優しく諭すような轟バトラーだからこそ、その直後の「さようなら、スカーレット。幸せになってくれ」という台詞がすんなり気持ちに入ってきたのでしょうね。
今までは、どうもここが納得いかなかった。映画とあまりに違いすぎるものですから。(でもやっぱりここで「明日は明日の風が吹く」とスカーレットに言ってほしかった・・・)
フィナーレに関しては、ミーハー気分が十分に満たされたという他ないです(笑)。
五峰さんとのシーンの轟さんは、まるで超高級クラブのナンバーワンホスト(ジゴロじゃなく)という感じでした(ようこさん、溶けていらしたのでは(笑)?)。
Nigh t & Day に至ってはもう至福の時でしたね。
この公演が二度と観られないなんて寂しすぎるかも・・・
優美さま
やうこさまお気に入り(?)の「所詮この世は」には毎回頬を赤らめてしまいましたし、(いいえ、あまりの色気に気を失いそうでした。(^_^;))
ベルとの絡み 「行ってもいいのか」は 優しい気遣い(すまないという感じ)と感謝の気持ちに大人の男の大きさを感じました。
また戦場シーンではお気に入りの鋭い眼差しにドキドキ、鳥肌がたってました。
火の粉を振り払う細かい表情も素敵!
「スカーレット階段落ち」、お酒では紛らせきれないほどの苦しみが伝わってきました。
嫉妬というだけではないやるせない切なさが憎悪となって燃え上がる・・・激しい想いに息が詰まりました。そしてスカーレットが助かったという安堵と共に駆られる自責の念。ひざまづいた所でちょうど視線がきたものですから、もう瞬きも出来ず抱きしめたくなってしまいました。(^
_^;)
続く苦悩に満ちた「愛のフェニックス」は絶品。 今思い出すだけでも本当に胸を抉られるようです。
私はもちろん4年前を観ていないので比較は出来ませんが、今日CDを聞いた限りでは悲壮感が数段増しているようでした。
きゃっ、だらだらとすみません! あと、メラニー死後のすれ違いも、バザーでダンス後スカーレットに振られた時(?)平然とからかいながらも一瞬見せる寂しげな表情・・・などなど言いたい所がいっぱいすぎて、そのかわりに轟さん以外がぜんぜん分からないんです。(--;)
ゞ
というわけでとても「かんげきろく」を書けるような状態ではなく ごめんなさい!!
sakikoさま
風と共に去っていかれたバトラーさまに、未練いっぱいなまま・・いまだに夢うつつのままの日々を過ごしております。
夢か幻か・・いえいえ現実! 夢にまでみたバトラーさまが・・その日は、私の、すぐ目の前にいらっしゃいました。
(オープニング)
舞台中央・・スポットライトがあたると、後ろ姿も麗しいバトラーさま・・凛として美しく・・・「さよならは夕映えの中で」を歌われるその姿は、しっとりと落ち着いた大人の男・・無頼漢というよりは、むしろ紳士的。その堂々たる風格からは、包容力や優しさ、強さが感じられました。
(アトランタ駅前・バザー会場・ピティーパット家)
無頼で、危険な香りと男の色気とちょっぴりいやらしさの漂うバトラー・・お気に入りは、スカーレットに帽子をプレゼントする場面。 スカーレットをからかう口調の軽快さが聞きどころ・・最後の、「お似合いですよ〜」なんて、ドスの効かせ具合が最高でした。
(旗・戦場)ベルの館〜アトランタ脱出〜戦場のダンスシーン。
ここの流れは、大好きな場面で、のちに、去っていくバトラーの心理が、ちょっとだけ分かるような、そんな場面でもあります。 ベルの館では、大人の男女の語らいに、優しさと破局が・・ アトランタ脱出では、力強さと包容力が・・ 戦場のダンスシーンでは、孤独と情熱が・・ ピストルにチュてしてからのダンスシーンの凛々しくて、格好良いこと! 目がねえ〜、もう素敵!!
それに乱れた前髪とブラウス姿がセクシーだったり。 いろいろなバトラーさまの魅力がいっぱいの場面です。
(バトラー邸)
嫉妬に荒れ狂う男・悲しみに打ちひしがれる男・女を愛する男・耐える男・孤独に去る男・・激しく、熱く、哀しく、そして、切なかったです。去りゆく後ろ姿の美しさといったら・・凄絶でした。
(フィナーレ)
このフィナーレがあってこそ、宝塚の「風共」!!
キザにきめたダンスは格好良いし、「ナイト・アンド・デイ」のウィンク・バチッ!に、キャ〜!!!
涙を堪え、いつまでも夢見心地のままでいられるから、素敵!
静かなる中にも、躍動感あり・・ 凍てつく孤独さの中にも、燃える熱愛あふれ・・ 抑え気味なのが、尚一層に、秘めたる情念を醸しだしており・・やっぱり素晴らしいバトラーさまに、すっかり魅了されてしまいました。
かんくねんさま
轟さんのバトラー、登場すると客席の雰囲気がパッと変わって、みんな舞台上のバトラーに釘付けな感じでした。 ただ、舞台のセットが・・・ 仕方ないと言えば仕方ないんですけど、あの作品を全国ツアーで持って回るにはちょっとばかし難があったような気がします。
出演者の方々、特にスカーレットコンビ(?)のお二人が、暗くなりがちなお話にパッと明かりをさしてくれて。
トンミちゃんの2は、ちょっと小紫に似ているのでは??? なんて思ったりもしました(笑)。
裏表って言うより、落ち着いたお姉さんと、やんちゃな妹みたいでした〜。 バザーへ「行こうよ、行こうよお〜〜」と言うのを見てると、本当にそんな感じで(笑)。
スカーレット1,2を時々入れ替えてみても面白いんじゃないでしょうか!?
タータンさんは、以前轟さんとの対談の中で「パロディだと思われたらどうしよう」みたいなことを言ってましたが、パロディなんてとんでもない!! 大人です大人。 正直、ビックリしました!
轟さんとタータンさんのコンビ、お似合いです!
でも、あんまり似合いすぎるとお嫁さんがヤキモチ妬いちゃうかもしれませんね(笑)。
先程セットがちょっと・・・ と書きましたが、最後のナイト&デイとか、フィナーレを観てるとやっぱり「宝塚だなあ〜」って思いました。
パレードはオペラを手放して、思わず手拍子(笑)。
脚本は観ていて「??」と思ってしまう所がいくつかありましたけど、雪組全員での本公演をいつかやって欲しいです。 何だか、だんだん変な文章になって来ちゃってすいません(笑)。
またお邪魔しますんで、よろしくお願いします!
フラミンゴさま
昨日市川に2度目の轟さんを見にいきました。
横須賀と違って劇場が狭いのと席が前より良い席でしたのでバトラーの表情がはっきりわかって大感激しました。
彼女の落ち着いた、それでいて激しい内面をあらわに表現するお芝居のうまさは4年前のバトラーとは格段の進歩をとげています。あの時轟さんを認めた私ですがそれでも動きが激しくせりふをぶつけているような感じがしました。
今回は物語りの流れにすんなりはいっていく事が出来スカーレットの心情、バトラーの男の愛情など、など陶酔の境地でしたね。
実は横須賀のときは 前の一路さんのイメージが抜けなくて香寿さんの大柄な体格についていけなかったのですがじっくり観劇すると女らしさ、生きるたくましさなど本当に上手に表現していました。 最後にあれだけ改心しているのにどうしてバトラーは去っていってしまうのー。。女性から考えたら男の気持ちはやはりああいうものですかねと疑問もちょっぴり。
プログラムの轟さんのコメントで今回はバトラー編と言う事ですが私はスカーレット編だとばかり思っていました。
4年まえのプログラムをだしてみましたらやはりスカーレット編は最初に「樫の木屋敷の庭園」から始まっていました。
アシュレとメラニーの婚約が発表されることになっているのにスカーレットがアシュレに婚約を思い留まらせようと自分から愛を告白しそれをバトラーが聞いてしまった。 かの有名な事の発端から見せてくれましたが、今回はそのあとの2度目の夫の事もカットされていましたのでやはりバトラー編だということに納得がいきました。
もう一度本格的に組全体の「風と共にさりぬ」が上演されればいいですね。
ばぐーすさま
6/10日 横須賀芸術劇場 昼の部
轟さんのレットは想像していた通りのレットでした。 大きくて、暖かくて、ちょっぴりエッチでねー。
スカーレットから頼まれてベルの元を去る時の ほどけたリボン、外されたボタン、乱れた前髪・・・もぉ、何してたのよぉ。言うてみぃーーー!
大満足の風共でしたが、どうしても一個所だ 正視できなかった場面が。
馬車の場面、どうにかならなかったのかしら? リンゴ箱に詰まった子供が電車ごっこしてるのを想像してしまったのはわたしだけなんでしょうか・・・?
あ、でも レットはすんごくカッコイイんですよ! 先ず、開いた足の角度が・・・いいのよねぇ。
そして、時折「ハァーッ」って 声を掛けて、左手で手綱を引き絞り、右手に持った鞭でピシーッア〜ン・・あ、間違いピシーッっと馬のお尻に鞭をくれてやる瞬間に確かに2頭の馬が疾駆するのを見た気がした。でも、皆が乗ってるアレはね・・どうしたって、ソリだもの。
地方公演だから?それとも歴代あのシーン あれで通してきたのかしら・・・。回り舞台なんだから、時折角度を変える位すれば良かったんではないの?
気を取り直して「ここからは一本道・・」の所 遂に来たか、この時が。 のぁぁ・・接吻。なるほど、不自然ではなかったです。チョッピリやきもち。
それにしても、レットはこの後これでもかって位傷つけられ 気の毒でした。
特にメラニーが死んだ後、手を差し伸べるレットに目もくれずアシュレの元に走るスカーレットを見た時の、あの淋しそうな顔ったら。 ワタクシのこのスリムな胸がきゅんってしちゃって、5階席の最後列からブッ飛んでいってキュッって抱きしめてあげたかった!!
そして、「さよならは夕映えの中で」の時には もう、涙ボーン!鼻水チャッポ(まだ風邪完治してないのね。) 哀しくって切なくってどうしようも無かったです。
フィナーレもヨカッタです。
最初の娘役に囲まれてのダンスもエッチでいいわぁ。 アゴで娘達を呼び寄せる仕種なんていいよねー。タータンの赤いお衣装もかわいかったな!シューズが真っ赤でカワイイと思っていたら帽子の裏まで・・・。もしもし、そのお帽子どちらでお求めになりました?と訪ねたい。私も裏が赤い帽子欲しいーっ。
そして、そして、ナイト&デイ もう、言う事ナシ! なんであの二人はあんなにお似合いなんでしょうか?グンちゃんの挑発的ダンスにも輪と磨きがかかって一層エッチっぽい、私好みのダンスでした!そして、そしてエトワールの圭子ちゃん!美しい声で本当に涙流れてしまいました。
お歌上手とは思ってたけど、あんなに綺麗な声だったかしら・・?
今後もエトワールとしてフィナーレを飾る器量と風格はもう充分! 「おめでとう!圭子ちゃん」と、言いたい。
Qちゃん(さま)
今日横須賀にて「風とともに去りぬ」見て参りました。
舞台は銀橋がなくやうこさんのいうとうり大道具さんのトンカチ作業する音はうるさかった。
たぶん舞台の関係で大劇場ではあった場面も少し省略されていて、大階段はないので、Night&Dayのところのダンスも省略された形になるのかなと心配していましたが、ちゃんとあったので良かった。 Night&Dayのところのダンスは結構というか、かなり好きです。何色のお衣装かなと思ったら緑色。なかなか素敵でした。
物語本編の方では、轟さんのバトラーもうメロメロです。もう素晴しい。
スカーレットに帽子をプレゼントして、いったん帰って、戻ってきて「良くお似合いですよ」というところや お酒を飲んでスカーレットと言い合いになるところのあの迫力はすごかった。
他の出演者の中で印象に残っているのは、ミード博士の箙かおる、香寿たつきのスカーレット、それから風早優のマミー、早乙女幸のピティパット。終演後、一度幕が降りて、カーテンコール、轟さんのお言葉があり、場内をひとしきり湧かせた後終幕、カーテンコールは少しうれしかった。
すいほさま
チャールズも龍山も共に素敵でしたが,またさらに轟さんの大人の魅力を感じられたのが,バトラーでした。
スカーレットを手の中で遊ばせているような大きな人物を感じられる前半の役作りも素敵ですが,後半彼女への愛がこんなにも深かったのかと感じられたお酒に酔っての場面も,場内がしんとなるくらい,ものすごい迫力でした。
轟さんのバトラーは,もちろん豪快ではありますが,ただの粗野な男性像ではなくて,心の底に人生の深い悲しみや苦しみが感じられてそれゆえに奥行きのある人物になっていたのだと思います。
スカーレットのたーたんも,絶対いいと思ってはいましたが,まさかこんなに可愛らしいスカーレットになるなんて・・・。ドレスの着こなし,かつらも良く似合っていたと思います。
たーたんのような男役のダイナミックさだけでなく,きめ細かい演技をするスカーレットをがっしりと受けとめた轟さんの大きさをあらためてすごいって思いました。
ぐんちゃんとは「ナイトアンドデイ」のみでしたが,またこのふたりの様子がとっても微笑ましくて。お互い顔を見合わせてはにっこりしたり,挑戦的な表情だったりと,本当にいろいろな表情に溢れていました。
どうしてこんなに轟・月影の場面になると嬉しいのかしら。
他の方もおっしゃっていましたが,相手役さんのことも一緒に応援出来るってとっても幸せですね。
セリフが特に無い時のお芝居が雪組は若手も皆すごく集中していて当たり前なのかもしれませんが,お芝居の流れをうまく作りだしていたと思います。コミカルな場面もただのお笑いではなくて,その人物の役作りを丁寧にしているので,浮いてしまっていなかったような気がします。
轟バトラー,やっぱりいいです。
大勢の方に見ていただけたら,と心から思いました。
さゆこさま
札幌の感動は、なかなか言葉になりませんが、今回は、ふたつのことについて、書かせてくださいね。
ひとつは、宝塚の「風共」で、こんなに、涙がこぼれるくらい感動したのは、初めてですということ。
いままでは、もちろん良かったけれど、どこか、役やお話のすじに不自然さや物足りなさがありました。それに、TCAでパロディをしたのだもの。「風共」の印象が少し軽いものになってしまっていました。
でも、今回は、のめり込みました。不自然さや物足りなさは、感じません。
バトラー、スカーレット1、2、アシュレ、メラニーがそれぞれすばらしかったこともありますが、さらに、脇のかたが、決して出過ぎず、それでいて、とてもきちんと主張のあるお芝居をされていたためだと思います。すべてに安心して、集中して観ることができました。
もうひとつは、もちろん、轟バトラーさまのことです。もう、多くの方が言っておられますが、文句なしに、ステキなバトラーさま。
キザさや、スカーレットをからかうところもいいですが、何より、大きくて、激しくて、潔くて(轟さんのプログラムのお話)、そして、それゆえの哀しさ、切なさが、痛いほど感じられるバトラーでした。
炎のアトランタを馬車で脱出する場面と、続くダンス場面。
スカーレット編には無いところなので楽しみでしたが、やっぱり一番好きです。
ここのバトラーは、極限状態の中で、スカーレットにも、スカーレットを愛する自分の心にも、そして、南部を愛する自分にも素直です。素直に、激情を表します。
そして、その激しさ故に満たされることのない空しさ、哀しさ。
轟さんのバトラーには、そこまで、感じられました。
そして、それがあるから、二部の、狂おしいほどの嫉妬や血をはくような告白、傷つき、別れを決意するバトラーがよくわかり、涙があふれます。
それにしても、轟さんて、ピストルの持ち方、構え方がすごくかっこいい! よく似合いますよね。ダンス場面、ほんとうにステキです。
一瞬の瞬きも惜しんで、観たいところです。まだ、ありますが、次、いつか書きますね。
Riekoさま
一番はじめは、じゃ〜んと(単純な表現でごめんなさい)現れる轟バトラー!
その姿はもちろんのこと、響き渡る歌声が素敵。もう、ここで私はノックアウト!
銀鏡を渡っていくバトラーに「いかないで!」と心はスカーレット状態。
ほとんど轟さんだけを見ていたので、キラッと光る指輪の手をあごにあて、流し目のおきまりのポーズに、うっとり。やばい魅力全開です。あ〜、ちゃんとした感想になってない〜。でも、初めてなので比べようがない、お許しを。
ただ、初めての私に期待以上の感動と魅力を与えてくれたのは事実です。
映画やコンサートで「なんだ、こんなもんか」とがっかりさせられることはいままでに何度かあったし、大好きな歌手だったのにとたんにさめちゃうこともありました。
酔ったバトラー、苦悩するバトラー...。2部ではバトラーの気持ちが心に痛い程突き刺さります。私まで切なくなります。
幕開きに歌った「さよならは夕映えの中で」と最後のそれはぜんぜん違う..。
4回見て、4回とも時間がたつのが早すぎる。
轟さんて本当に人を引き付ける魅力にあふれた人なんですね。絶対、轟さんの雪組でもう一度、舞台が見てみたいと思いました。
話題のタータンのスカーレットは普段は男役とは思えない程、しぐさも声も自然だったし、みんな素敵でした。
会場のあちらこちらから、御誉めの言葉が聞こえてました。
それから、ホテルで私の目の前を通り過ぎた、たまおさんのつるっとした白いお肌が忘れられない。どんな化粧品つかってるの?
今もプログラムを抱えて、余韻にどっぷりつかっています。
ゆずさま
待ちに待ったその日、札幌公演初日、昼の部を観劇。
スポットライトを浴びて登場したその人は、まさにバトラーそのものだった。
どうしてそこまでなりきれるのかと、問うてみたいほどにそこには、轟バトラーではなく、「バトラー」が存在していた。
男臭さ、男の色気、大人のムード、スカーレットをからかう様、笑い声、さりげない後ろ姿、苦悩する姿、響く歌声。全てが「バトラー」だった。そしてそれが、何とも自然に見えてくる。
バトラーだけが浮き立つこともなく、ストーリーに溶け込んで。
轟さん自身、公演パンフで語っているように、バトラーを気持ちよく演じていることが、こちらにも伝わってきた。
特に、スカーレットとアシュレの噂話に嫉妬し、酒を浴び苦悩するあの場面。
愛する故の苦しさ、素直になれない自分への嫌悪、観ている私まで辛くやるせない気持ちにさせる。
階段を転げ落ちたスカーレットが無事だと知って、神に感謝する姿、メラニーに心を開き、そして切々と歌う「愛のフェニックス」。スカーレットへの深い愛情が、痛いほど伝わってきた。
今も、あの歌いながら銀橋を歩く姿が脳裏に焼き付いている。
そして、イメージできなかった香寿さんのスカーレット。
プロローグ、歌いだした瞬間は何とも言えぬドキッとしたものを感じたが、その後は、本来の男役を忘れさせるほどの熱演。心配だった轟さんとのバランスも全く気にならず、ドレス姿が美しく、勝ち気なスカーレットそのものだった。
何よりも、一部ラストの「明日になれば」は感動的だった。
歌の巧さだけでなく、情感こもった美しい場面だった。(個人的には、香寿さんのスカーレットが一番好きかもしれない)
月影さんのスカーレットは、香寿さんとの絡みのみで、何だかもったいないような気もしたが、本音の部分と言うことで、キュートで「らしさ」が出ていたと思う。
今回、役柄的にも仕方がないのかもしれないが、アシュレの安蘭さんの印象が薄かったように感じた。歌が聞かせるだけに・・・
五峰さんのベル・ワットリングは、はまり役。歌声が聞け何だか得した気分。
他にも脇を固める人たちも、それぞれに熱演、ご婦人方をやっていた人たちは若さを押さえた演技が気持ちよかった。ただ、メラニーの檀さんだけは、もう少ししっとりした女性像を出して欲しかった
。どうしても若さ故なのか、病弱な感じが伝わってこなかったので。
感動の中、楽しませてくれたピティ・パッドの小乙女さんは、さすが。
下級生に至るまで好演、雪組の層の厚さを感じずにはいられなかった。
フィナーレナンバーでは、大人のムードたっぷりに踊る轟さんと五峰さん。さっきまで女だったはずの香寿さんがこれぞ男役と魅了させるダンス。待望のナイト&デイでは、やっと月影さんと二人、視線を交わしあいながら踊る姿がほほえましかった。
出来ることなら大階段をバックに観たかった。
そして、エトワールの美穂さんの美声に驚き、パレードへ。
舞台に立つ誰もが、とてもいい顔をして、楽しそうにしていたのがとても印象的だった。
心の中で、何度も何度もありがとうとつぶやきながら拍手し続けた私。
夢のようなひとときが、風とともに去っていった。
やうこ (今回はみなさまの「かんげきろく」にご一緒させてね)
(北海道公演)
前公演での轟バトラーを 残念ながら見ていません。多分キザな無頼漢ぶりと、時折覗く少年のようないたずらっぽい眼差しが魅力的なバトラーだったのだろうと想像していました。
そして四年。 大人の深みと包容力のある独特の魅力をたたえて、北の地の舞台に現れたバトラーに、その意外性を持った魅力に すっかり心を奪われてしまった私です。
「意外性」を説明するのは、もっと気持ちの整理がついてからにしますね。
とりあえず「あそこがかんげきなの」を 聞いて 聞いて。
感激のシーンはたくさんあったけど、一番に挙げるとしたら、戦火を逃れアトランタを脱出する第12〜13場です。
情婦ベル・ワットリング(五峰さん、良い味を出してます)のもとにいたバトラーが、スカーレットからの依頼を受ける時に見せるベルへの表情。「行ってもいいのか?」って訊くときの・・。優しさと決断力のバランスに「男」を感じちゃう。そのお衣装の感じも素敵でした。(白いシャツを着くずして)
そして馬車で戦火の下をくぐり抜けるのだけど、逼迫した状況の中にあっても落ち着きを失わず、冷静な判断力をうかがわせる目配りや 炎や弾丸を避ける表情やしぐさが 凛々しさと同時に えもいわれぬ気品を感じさせる。美しいお姿なんです。
そして、ここからが 言いたい事!
脱出のメドがたった所で馬車を止め、自分は引き返して戦争に参加すると伝える場。
レッドの身を案じ引き止めるスカーレットの涙をぬぐってあげて、思わず抱き寄せて口づけする、その背中に、彼女への愛しい思いが溢れて・・最高!!
で、次の瞬間には戦に臨む別の顔になって、「諸君!我らは最後の最後まで 南部の誇りを貫くのだ」と言って、今度はピストルに口づけするの。
こういうお話って言ってしまえばそうなんだけど、かっこいいわ〜。
前の場面で スカーレットへの熱い思いを歌う「愛のフェニックス」も 情感が溢れて感動的だったし、こんなふうに バトラーの愛をひしひしと感じるだけに、後半での嫉妬と絶望感にさいなまれるシーンが辛くなるのね。
その鬼気迫る演技、すさまじく、怖く、哀しく・・。やりきれない思いが 目に 肩に 指先にほとばしって伝わるから、そのまま私も座席に沈み込んでしまいました。
階段から落ちたスカーレットの無事を知った安堵感から、メラニーに訴えるその言葉は、これまでしたたかに生きてきた強い男の鎧を脱ぎ捨て、誰よりも深くスカーレットを愛し それゆえに深く傷ついた繊細な心をさらけだして痛ましい。
「愛を愛して愛されて 男と女の見る夢は・・」愛のフェニックスは絶望に打ちひしがれて、もう二度と立ち上がれないかも。銀橋を渡るバトラーの肩を支えてあげたい!
ところで、こんな思いに酔えるのも、他のメンバーのレベルの高さがあってこそ。
本当に香寿スカーレット、最高でした。
迫真の演技なんてものじゃない。 ちゃんときれいだったし。。。。。
タラに戻って、この土地を守ろうという決心を歌う「明日になれば」で、会場の大半が涙したと思う。
すっごい演技力、感激しました。
安蘭アシュレも、歌がやっぱり聞き惚れちゃう。「君はマグノリアの花の如く」の澄みわたった声が今でも胸に響いています。
それから、ぐんちゃんスカーレットも可愛い。香寿スカーレットが大人っぽいので大人の雰囲気のぐんちゃんはぴったりだったと思いました。何といってもファイナーレのダンスで本領発揮。やっぱり轟さんとのデュエットダンスを見るとホッとします。
メラニーの壇れいさんが きれいで優しい雰囲気。あんな風に優雅な身のこなしがしたいわ。
もっと聞いて欲しいこといっぱいだけど、今回はこのへんにて・・。