かんげきろく
博多座公演 2001(8・1〜8・23)
「凱旋門」「パッサージュ」
メールでいただきました。
やうこ・凱旋門 | やうこ・パッサージュ | TUさま | こはくさま |
ひろこさま | sayukiさま | ひーちゃん | TUさま |
ひろこさま2 | ちえこさま | 満月さま | まるこさま |
まるこさま (9月1日) | |
思えば5ヶ月前 私の生活が変わった 落ち込みモードだった私の前に無邪気に轟悠について語る轟ファン 以前から夢悠病の楽しさを語ってくれた彼女は嬉しそうに 私に「凱旋門」のビデオを貸してくれた。 そして わたしはその日から3週間 一日中ビデオの前から動かなかった。 「ろくでもない母親、、、、♪」 そして 東京公演が始まり 私はすっかり元気になった 「まるちゃん すっかり 変わったね まるで 別人のようだ」 「私 うまれかわったのよ」 そして ふたりは 喜びの祝杯をあげた (祝杯をあげよう〜いまこそ〜♪) 「わたし あなたと一緒に博多座に行きたいわ」 「あぁ いいよ」 台風の最中 博多へ 「ようこそ 博多座へ 雪組の轟悠です、、、、、」 そして ラビック登場、、、(鳥肌がたちました、、ひよどり肌よ) あぁ〜〜〜〜〜〜本物だ〜〜〜〜、生きている! 細い、でも スーツに寄る そのたるみのシワも 男の香り。 (舞台の上の皆さんが あまりに綺麗で男に見えない! っと思ったのですが 一番美しいのに どう見ても 男性にしか見えないラビック先生 わたしのお目目は妄想眼、いや でも 本当に男性のかほりが、、、いたしました) 外科医とは思えない シャープな踊り。 静かに静かに語る ラビック、 ジョアンも自然でしっとりと語る。 照明も美しい 舞台装置も素晴らしい 衣装も綺麗!!! 初めて宝塚のビデオを見た時 宝塚の演技そのものを初めて見る私には 「???」と思う箇所がありました。(演技者全般に関することです) それが 今回の博多座の舞台では 夢悠病にかかっているからではなく 轟悠という舞台人は宝塚という枠を越え、The top of tops。 もうこんな演技力のある人は見たことがない!と思いました。 (宝塚以外のお芝居は 年間250日観劇生活 という友達に誘われ、 よく観に行きましたので 見る目には少しは 自信ありますし〜 by 矢島君) 特にジョアンにやきもちを焼いたり ふっと 楽しそうな笑顔をみせたり ジョアンの死により 呆然とするシーンはビデオで見たモノより さらに細かく計算され 完璧そのものでした。 「気持ちが 演技が 深い!」 私の愛は「ラビック」に始まり、「ラビック」に続いている。 そして 「パッサージュ」、、。 「おお〜 コレが噂の、、」と目玉ぐりぐり、、。 心待ちにしていたフェステの男は、、 「しず〜かに〜〜♪音もなくふるえて、、、タラリラリラ(歌詞がわからないのです)、、 ラストタンゴ in パ〜リ〜♪」 「だっだれか 私を受け止めて〜」 「私があの舞台のちゃぶ台に乗らないように 私を捕まえていて〜〜〜」 「美しい!」 アコーディオンの音楽に、、心臓バクバク、、 細い片足が後ろにクッと上がるんです。(クッとです) ぐんちゃんと2人で踊った後 男役が勢揃い、、 (あー、、何かに似ている、、そうだ!子供の頃見た フラミンゴショウ。 美しいピンク、、細い足が鋭角に曲がる あの時の感動が、、) そこで 一言 「フラミンゴはいつも美しい!」 突然の混乱におそわれ わたしは 我を忘れ 思いだけが頭を駆けめぐり 妄想にとりつかれました。 ひとり舞台「凱旋門」(ひとり2役をこなします) (どうか コメディタッチの書き込みの苦手な方はココで「閉じる」を クリックされることをおすすめいたします) わたしは今までにこんな妄想をするとは思いもしなかった。 タンゴの幻を追い回してなんになる 家には子供が待っている。 発作的な妄想の為に どうしようというのか。 「まるこだ」 「どこに居るの?今から、、いくわ!」 「だめだ、ちゃぶ台が壊れたんだ、、 君にみじめなちゃぶ台を見せたくないんだ!」 「2ヶ月もすれば、また、大劇場で逢えるよ、それじゃ!」 「いやや、まるこちん」 「わたし、笑いすぎて、おかしくなってしまったわ」 「君は僕の事をなんにもわかっていない」 「ね〜〜、私たちふたりでタンゴを踊りましょ!」 「待ってくれ、それは出来ないんだ、今話すよ」 「わたしの名前は きみ まるこ うちのちゃぶ台はひとりしか乗れないんだ」 「じゃ〜、私はどこで踊ったらいいの〜」 「今、お気楽座にはちゃぶ台で踊る人が沢山いる。 人はそれをちゃぶ台迫り上がりって言うんだ。 僕はひとりでちゃぶ台で踊れるのが精一杯だし それで、十分幸せなんだ」 「そうだ!今度、一緒に宝塚に行こう!」 「うれしい〜〜〜、私、宝塚には一度も行ったことがないの」(ホントです) あ〜〜〜、何を着て行こうかしら、あっ、田植えのべべが あったわ。あれで、いいわね!でも、今度は中国、、それに季節は冬に、、」 「君はぼくにウケる喜びを教えてくれた 僕はきみに出会うまでは、(きみこ石)っておまぬけな名前を考えていたんだ。 観劇しているときも、ビデオを見ているときも いつもネタを考えていた、、、。」 「愛燃ゆる が始まったら また 逢おう」 「俺達は おばかだよな〜」 「さぁ〜 こっちだ!」 「なっなにをするの?」 「チスするんだ!」 「名前はまるこ 大劇場のチケットなし」 「くじ運があまりに悪くて 抽選にもはずれた」 肩をおとして 退場、、、、。 (まるこ劇場 おわり) おまぬけで申し訳ありません!! こんな私に 博多でお会いしたお喜楽座の方々は 本当に優しく 素敵な方々ばかりでした。 このような素晴らしい出逢いの場を提供して下さったやうこさまに 心から感謝いたしております。 なかなかエレガントに書くと言うことは難しく(無理でした!) 自分なりに推敲いたしましたが、、、 気分を害される方がないようにと心から願っております。 (気分が悪くなられた方には 応急処置といたしまして ビデオを ご覧になることをお勧めいたします) 本当に すばらしい 舞台人 轟悠に完全に心を奪われてしまったということをご理解頂ければ 幸いです。 本当に×106回 すばらしい 轟悠に 出逢えたことを感謝しています これからも 皆様と共に応援してゆきたいと思っております。 まるこ |
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満月さま (8/28) | |
凱旋門もパッサージュも深みが加わり、すばらしかったです。 まずは凱旋門。 お芝居自体メッセージ色の濃いこの舞台。 「生きる」ことへのエナジーがないと、「生きのびる」ことの出来なかった時代、 愛に復讐に仕事に燃焼し尽くしてしまった時、静かに時代が彼をのみこんでいった、 いえ、「生きのびていた」男が最後に「生きた」。 なんか変な言い回しですね。ですが、轟さんのラヴィックは私にはそう見えます。 「あまりにも暗くて・・・」よりも、その前の「旅券なし」が心にひびくのです。 旅券なし=もう命なし、ときこえるのです。 今回のラヴィックで、特筆すべきは”背中”ではないかと思います。 まさにラヴィックの背中でした。亡命者の重み、悲哀を常に背負っていました。 轟さんもついに背中で語るようになったのか、と感無量。 ラヴィックとジョアンがアンティーブで踊るシーン、私たちは、今までショーでは、 轟さんと月影さんが踊ってるのをみてきましたが、 ここでは、ラヴィックとジョアンでした。それもすごいことです。 月影さんのジョアンも、以前感じたわざとらしい所が全くなく、見事に役に入っており、自然でした。 そしてパッサージュです。 とにかく変わった、と聞いていたので、どうなってることやら、と心配していたのですが・・・ もう、ぜんぜん! すっごくよかったです。 私には全く違和感はありませんでした。 というのもテーマ、作品世界に変わりはなかったからです。 メンバーが変わり、シーンもそれぞれの個性にふさわしい役柄に変えた、というかんじで まさに座付き演出家の面目躍如といっていいのではないでしょうか。 同じまま、役代わりのみでいっていたほうが、違和感を感じたのではないかとさえ思いました。 ただし! フェステの”夜をゆーくー”ダンダダンダダッ あそこのカットだけは解せない!絶対に残すべき! 轟さんのマグマな魅力が爆発するシーンなのですから。 さて、今回のショー、わたくし結構妄想といいますか、勝手にストーリーを作ってみてました。 *闇の王 私のハートにメガヒットだったこのシーン、いやもう堪能させていただきました。 いずるん、きれいになりましたねー。 題して、白鳥の湖ならぬ、サーカスか。 ジーク絵馬緒、片羽オデットに魅せられ、助けようと彷徨ううちに逆に捕まってしまう。 ここで我らが閣下登場。 その美しくも罪な魅力で、一瞬のうちにオデットは闇に染まり、とりこに・・ (うんうんしょーがないわよ、誰がかわせるでしょうあの誘惑を・・・) と、その時、オディ男いずるんに身も心も(笑)いたぶりつくされたジーク絵馬緒、 オデットの姿を見出し、喜びのダンス、 幸せもつかの間、気がつけば相手はオディ男に(笑)かわいそうに。 そう、所詮闇の王からは逃れられないのです。 ちなみにここで後ろ向きに拍子を取られる閣下。かっこいいですね。しびれますね。 徐々に闇に染め上げられていくジーク絵馬緒(欲を言えばその過程がわかるような演技もほしい) 闇の婚礼により、オデットとジークは完全に闇の仲間入りをするのでした。 幕。 あーーーーっ、ここの閣下のマント捌き、殺し眼に悩殺。 このあと、汐風さんが歌ってますけど、呆然としていて、耳に入らないんですう。 すまん、こうちゃん。 *で、成瀬さんの女姿へとまいるのですが、 私皆さんの報告聞いていても、ぜんぜん信じてませんでした、美女だというやつです。 それが! 出てきた瞬間、足に釘付け! こんな美脚の持ち主たあ知りませんでした。まさに花総、星奈級。 これはスリットなんてもったいつけずにだるまにすべきでしょう。 先ほどのこうちゃんの歌はカット、成瀬さんの「ドゥドゥドゥ夢はずませ−」 をこうちゃんとし、ゴクラクチョウは成瀬さんで、だるまでいこうじゃないか、 と、ひとり興奮してました・・・ *ガラスの記憶 さて、このシーン、昼メロのオープニングといった友人のおかげで、高尚なイメージはすっかり粉砕され、いまや、「花王愛の劇場」です。 幼い頃から愛し合っていた二人。しかし、女は去ろうとしていた。 男「俺は嫌だ。別れない」 女「もうどうしようもないのよ、ごめんなさい・・・」 とはいっても剥きつけに振り捨てることも出来ず、慟哭のダンス。 交錯するドラマ。 身も心も疲れ果てた男、昔のことを思い出す。 女が少女だった頃、あんなに軽やかに笑っていたのに・・・・ 俺は今彼女を苦しめている・・・ 男の中で恋は愛に昇華する 「彼女の幸せを祈ろう」 新しい一歩を踏み出す二人。 「さようなら」 幕。 ふー、いいじゃあないですか。 この最後に二人が背中あわせに立ち止まるところが好きなんですよ。 さて、数ある変更の中で、うれしかったことが一つあります。 フィナーレの羽です。 出た瞬間のどよめき、満場の視線を集め、ゆっくりと降りてくる轟さん。 深くふかーくお辞儀されますよね。 羽が覆い被さるくらい。 ”きてよかった” 遠出の公演のたびに思うのですが、今回もまた、深い満足のため息とともに、幕は下りたのでした。 |
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ちえこさま | |
とうとう終わってしまいました。 私にとって博多は初めての地でした。 観光もせず、ひたすら観劇のみの8/11、12日でした。 そして楽も運よく観ることができました。 いつも夢中で観て、その時その時違う箇所で 新たな感動をするんですが、メモもとらないし、どんどん忘れて いくのです。覚えている方は私からみるとスゴイ人です。 今回は私、双眼鏡の16倍で観ました。(笑) 美しい轟様のお顔と上半身しか見えません。 他の方がどんな振りをしているかなんて眼中にありません。 お席はいつも前のほうではない上、矯正視力もバツなんです。 私が観た4公演のうち、11日だったか、プロローグから アルマ橋での出会いに移るところ、「たそがれのパリの街〜 たそがれのパリの街〜」・・高いセットの階段を降りてくるところで 「フッ」と肩で息をしたんです。 パリの政情不安にやりきれない思いがそうさせたんでしょうか・・・ ラヴィックになりきっていたんですね。 やうこさまや皆様のいわれる通り、ジョアンとの場面が 一層よくなっていましたね。 ぐんちゃんのジョアンが良くなって、ラヴィックの愛が 一段と燃えたのかしら・・・・。 お花をプレゼントして「雨の凱旋門」を歌うところとかですね。 それから、「君には野生の魅力がある。一番危険なんだ〜。」と ジョアンの身体に細くて長い指を這わせるところ・・・がより セクシーで、私的に好きでした。 一年前の大劇場で、鳥肌が立って以来、「いのち」には 毎回感動します。 博多座はメンバーも少なくなってるはずなのに それを感じさせなかったですね。 あぁ、何故この名曲がCD化されなかったのでしょう。 「あなたが悪いのよ。あなたのせいです。」「三ヶ月あまりも私を一人にしておいて・・・」とジョアンになじられるところで 1回だけ、座っている足が大きく動いたんです。 いかにもいらいらしている様子が伝わってきました。 私の好きな「金色の雨」・・・銀橋がなくなって、 どうなるかと思いましたが、ふらふらとさまよい歩くラヴィックに あのセットが、良かったです。 少し長くなった前髪がハラリとして ドキッとしたり素敵でした。またラヴィック(轟様)は高所恐怖症だそうで、踏み外さなくてホッ! ラストシーンは博多バージョンもいいですね。 フィナーレのダンスがなくなって惜しむ声もありますが、 「凱旋門も見えない・・・」とラヴィックの声で終われて良かった。 本当に本当に終わってしまったんですね。 もうあの生のラヴィック様には、永遠に逢えないのでしょうか・・・。 |
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ひろこさま | |
博多座公演、とうとう終っちゃいましたね。あっという間の23日間でした。 台風の心配もあったりしながらの猛暑の中の博多座通い、 お疲れが出ていませんか? 初日には「パッサージュ」の変わり様に驚きましたが、 昨日の千秋楽の演出には、びっくりいたしました。 アンコールの拍手の中、なかなか幕が上がらないと思っていたら、 ちょっと違った表情でTOMさまが一人で立っていらして・・・ またTOMさまの「雨の凱旋門」を聞けるなんて〜と、鳥肌が立ちました。 あの場に居合わせることが出来て本当にし・あ・わ・せ・でした。 |
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TUさま | |
こんばんは 博多座初日の頃にご連絡させていただいたTUです。 土・日と2度目の博多に行って参りました。 本当に素晴らしい舞台でしたので、何方かにお話したい!という欲求を押さえきれず、メールを書かせていただきました。 初日&2日目以来だったのですが、「凱旋門」は益々深いお芝居になっていて、 プロローグからエンディングまで、ホントに完璧なのです。 普段舞台を見ていると、なんでここで?とか、なんでそうなる?といった??? な場面やお芝居があるのですが、「凱旋門」に関しては全くといってよい程、 それがないのです。場面の展開、流れ、それぞれの場面での皆さんのお芝居、どれも素直に心に入ってきます。 大好きな組でこんな素敵な作品に巡り会えるなんて、本当に幸せなことだな、 と思いました。しかももう生の舞台では観ることが出来ない、と思っていたのに博多で再会できるなんて!幸せモノです。 パッサージュも本当に素晴らしいです。 前回の博多では博多座版初見だったこともあり、変わった!ということばかりに目が行ってしまったのですが、今回改めて博多座版も良い!!と感じました。 特にナルちゃん、青年からジゴロ、そして女役まで!大活躍でした! しばらくは雪組では逢うことが出来ないかと思うと残念です。 あとハマコさんのあまりにパワフルなロケット!凄かったです。 またショーの内容ではないのですが、オープニングでミラーボールが回り出したとき、 客席からため息混じりの歓声が上がりました。そのリアクションがとっても新鮮で嬉しくなってしまいました。 轟さんはお芝居、ショーを通して本当に完璧!すごすぎます。 一瞬たりとも目が離せないのです。 お芝居での表情、仕草、すべてがラヴィックそのもので、戸惑い、喜び、怒り、苦悩、 あらゆる感情が伝わってきます。 ジョアンの最後からエンディングまではもう涙々でした。 涙腺が堅いのか、お芝居で泣いてしまったのは初めてで、泣いている自分にビックリしてしまいました。 博多座版「凱旋門」でのお気に入りは、リビエラでの場面です。 ジョアンが「パリへなんて帰るのよしましょう。」といって歌いだす、その時のラヴィックの表情が大好きです。 ジョアンの歌を聴きながら、ちょっとしかめ面で顎に手をやり、そして苦笑い。 二人で踊りながら暗転していく時の穏やかな、幸せそうな表情。 シリアスな作品ですので、厳しい表情の場面が多いのですが、そんな中でみせるこの表情、 波乱の前のつかの間の幸せ、なんですよね。印象的です。 ショーではピンクのスパンのフェステの場面。 たまたまかもしれませんが、前髪を若干落としていらして、あまりの素敵さに固まってしまいました。(きっちりかためていらっしゃる時よりも、硝子の空の記憶の時のように前髪を下ろし髪型の方が好きなのです。) そして月影さんとのタンゴ、男役さん勢揃いの群舞、完璧です! フィナーレの大きな羽、正統派な羽を背負っていらっしゃる轟さんってとっても久しぶりな気がしました。 あけて本日、最後の「凱旋門」&「パッサージュ」です。 幸運にも観劇出来ることになりましたので、ラヴィック先生&ピンクのスパンを 目にも 心にも焼き付けてきたいと思います。 今回もまとまりなく延々と書き綴ってしまい失礼しました。 また前回差し上げたメールがWITH YOUに掲載されていて、ビックリしてしまいました。 勢いで書いた下手な文章を皆様の前に晒してしまって、お恥ずかしい限りです。 では最後の博多、新たな発見を期待して。 |
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ひーちゃん (8月17日) | |
こん**は H〜ちゃん こと ひーちゃんと読んで下さい。 博多座15日 1時公演 と 6時公演 の2公演楽しんで参りました。 ☆☆☆ 15日6時の公演でハプニング ☆☆☆ 「硝子の空の記憶」 で ミヤタンと踊っている時、 *** グンちゃんのかつらがとれちゃったの。*** 一生懸命つけようとされたのですが、駄目で。 このままだと舞台が乱れるとさっしたのか? グンちゃん ミヤタンからかつらをもぎ取り 力いっぱい *** ビィユー*** と音がするほどに舞台の隅に投げつけました。 グンちゃんのその時の顔つき鋭かった。 その後、トムさんとクールに踊るシーンでは、お二人は見事に何事も無いようにやってのけました。 *** 舞台に穴は 無し!*** 気づかれたお客様にも笑い声は無し。 暖かいまなざしで舞台を見つめていました。 その後二人が左右に別れて行く時には、またかつらをつけていました。 生舞台は ハプニングはつきもの。 ようは、その時どう対応するか、また出来るかです。 決してお笑いで済まされるシーンでは、なかっただけに非常に難しかったと思いますよ。 トムさんも グンちゃんも 顔色一つ変えることなく 大事な場面をよく乗り切ってくれました。 グンちゃんもトムさんも ☆★☆ 腹をくくったプロ魂の底力 ☆★☆ をみせつけてくれて、かっこよかった。 *** ベストコンビ *** トムさんしっかり受け止めてくれて、器の大きさと人間性の優しさがヒシヒシと感じられました。 フィナーレの時も 2階席 3階席を *** 何度も何度も *** *** 長く長く *** *** 左右に *** *** 隅から隅まで *** 目線送ってくれていたの。 お客様からも ピーピーって口笛や 歓声もあがって、 舞台の幕が閉じました。 これぞ舞台とお客様が一体化出来たと ひーちゃんは感じました。 かつらが取れた時は笑い声はなく、最後はピーピーと歓声! 本当に名舞台を観劇できましたこと、雪組生徒さん達に感謝しています。 トムさん これからも2階席にも目線お願いね。 グンちゃん かっこよかった。惚れ直しました。 かつらをさり気なく取り上げ 次のシーンにつなげた生徒さんありがとう。 ☆★☆ 名舞台 ありがとう ☆★☆ |
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sayukiさま (8月16日) | |
やうこさま、こんばんわ。 夢の世界・博多から、現実に引き戻されて3日たちました。 でも、心を博多に置いてきたので、今の私は「がらんどうだ・・・」の状態。 上手く書けませんが、そこのところは、お察し下さい。 まず、「凱旋門」。少ない人数ながらオープニングのコーラスはさすが、雪組。 ラヴィックが奥から歩いて出てきただけで、ドキドキ! ジョアンと雨の中を歩いて、ジョアンの手を握りなおしてグッと引き寄せるの。 素敵!!!「雨の凱旋門」を歌いながら見つめ合う二人。 グンちゃんの退団発表があって、いっそう、二人の思いが熱く、濃く、切なく燃え上がるのね〜。と納得。 「いのち」の合唱もジーンとくるんです。皆がギリギリのところで生きている。 そんな思いが伝わってくる。 激しい復讐心にとまどいながら、ジョアンに救いをもとめるラヴィック。 「愛することがすべてだとおもわないか?」人は一人では生きていけないと気付く ムラよりも東京よりも、あたたかく、おおきなラヴィック。この、深い愛に包まれながらも、華やかな世界にあこがれるジョアン。 「金色の雨」はラヴィックの悲しみが全身から溢れ出て、Tomさん、泣いてる?・・・と思えるほど、真に迫って震えがきました。 ジョアンの死ぬ場面もグンちゃんが肩の力が抜け、ラヴィックが、 「いつの時でも愛していた・・・」と言える可愛い女性になった・・と思います。 「いいんだ、ボリス。・・・ジョアンが・・・死んだ・・・」はもう、言葉にならない。 泣きました。もう、涙を止めることは出来なくて、ラヴィックの心と一緒に泣いていました。 ラストはゆっくりかみしめるように「灯火管制か・・・」 しっかり私達の心に余韻を残して、去って行かれました。 あぁ〜、文才が無くて、恥ずかしいです。 パッサージュは初見はなじめなかったのですが、二度目からは大好きになりました 。 ちょっと、大人っぽくなったような・・・。中詰めは絶対東京!と思っていたけど、 タンゴもいいわぁ〜。目線も来たもの・・・・。(こわれてる〜) 極楽鳥のグンちゃん、「あなたのことばかりかんがえていたのよ。あなたの夢だけをみていたの」 うん、うん、そうでしょう、そうでしょう、と納得。 私もそうなのよ〜。(完全にイカレテル・・・) 地獄は変更も少なく、天勢くんとまりあちゃんがいい感じ。 ぶんちゃんがまりあちゃんと踊っていたら天勢くんに変わってて、気が付いてはっとする所好きです。魔王さまのニヒルな笑みもたまらな〜い。 今や新バージョンパッサージュもすっかりお気に入り。 ビデオ出版してくれないかしら・・・と思う日々です。 やうこさま、博多に行って本当に良かった。とおもっています。 これからもよろしくお願いします。 |
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ひろこさま (8月10日) | |
8月9日1時公演の観劇をしてきました。 初日以来の観劇でしたが、初日のちょっとしたぎこちなさはすっかりなくなり、とってもとっても良くなっていました。 舞台に出ているお一人お一人が、それぞれの役をしっかり熱演され、 場面変わりもスムーズで、まるで映画を観ている様な自然さでした。 初日に気になった音響もかなり改善されているようで、 いつものように、力強く、伸びやかな声量たっぷりの轟さんの歌声が、 劇場中に響き渡り、「いのち」の大合唱は迫力満点でした。 一人ゆっくりと舞台奥に消えていかれるラストシーンも余韻と哀愁があり、いいなーと思いました。 雰囲気ががらっと変わっての「パッサージュ」。 初日では、あまりの変わりようにあっけに取られている間に、 あっという間に終ってしまったのですが、 今回、舞台と客席が近い分、一体感が強く感じられ、 舞台狭しと元気一杯歌い踊られる皆さんのパワーが、ビシッバシッと伝わってきて、その華やかな舞台に引き込まれている間に、またまたあっという間に終ってしまいました。 アンコールの幕が下りるのに合わせて、振られていた手をだんだんと 下に下ろされていつまでも振り続けておられた轟さん、可愛かったです。 |
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こはくさま(8月8日) | |
初投稿させていただきます。5日夜の公演です。 文章下手なので、支離滅裂と思いますが・・・m(_._)m 端っこの2席のところから観劇いたしました。 全体が見渡せましたので、とても落ち着いて見れました。 お席は、補助椅子がでて満席で、ご覧になられる方も、とっても静かで、どなたもいらっしゃらないくらいの静けさがありました。 何となく今日は、寂しさがある舞台でこはくは、目がウルウル状態でした(;;) 初日は、ざわざわしておりましたが、5日は、しーんと静まりかえって、特に、 ジョアンが、ラヴィックに、「一緒に住みたい」って言うところありますよね。 そして、ラヴィックが、ジョアンを後ろから抱きますよね?あのあたりは、 こはくは思わず場内を見渡してしまいました・・・誰もいないような気がして(^^)ゞ ただ残念なのは、最後、ラヴィックに、ジョアンが精一杯話しかけているところで、 ポリ袋のガサガサ・・・ 後少し我慢してくださいましたら・・・せっかくのシーンが。。。という感じでした(^-^) 悠様を、双眼鏡越しに拝見いたしましたが、ちょっと、お痩せになっていらっしゃるように思えまし た。 目の下に、見えるわけないのですが、クマがあるような感じで、力強さはあるのですが、見栄張ってる感じ。 異常な、博多の暑さで、少しバテていらっしゃるんではないでしょうか・・・ちょっと心配です。 出待ちの時も、さっさと車のシートへ、沈み込まれるようにして去って行かれました。 悠様は、凱旋門の時は、左の小指にいつものリング。 パッサージュの時は、左の人差し指に変わっておりました。 そして、途中から、右手の人差し指に、きらきら光る幅の広いリングに変わっておりました。 他の方々は・・・ 瞳ちゃんは、すごーーーく色気が増しているような気がします。 元気はよいのですが、ちょっとした言葉の端が色っぽくすねて、「気が楽なの」って感じですよ。 ぶんちゃんは、ぶんちゃん色にボリスを変身されてますね。 歩き方が、龍馬でした(゜゜)☆\ぽかっ! 幸ちゃんの、左の薬指のリングが、また気になりました(^^)ゞ やっぱり元雪組ですよ。とっても安心できます。ホッとするんですよね。(^-^) なるちゃんは、何だかすっごく調子がよいご様子。 出待ちでも、しっかり目の前で、ニコニコで、生声を聞きました(^-^) かおりちゃんは、元気良くはきはきと。 悠様の前に出られると、「いわさきさぁ〜ん」と出るのでは?なんて思ってしまいました(^-^) お迎えのお車の中から終始笑顔で、手を振って行かれました。 拓ちゃん、目立ちますね・・・出番も多いし。目線がいいですよ。(^-^) 出待ちでは、「お疲れさまでした」ってお声掛けましたが、前を向いて行かれました。(--;) 若手の方々も、頑張っておられました。 らぎちゃんと、遠麻くんが、どっちがどっちだっけ?ってなってしまって・・・(^^)ゞ 出待ちで、赤いおズボンが多分、遠麻くんと思ったのですが、近くのコンビニによって、 違う方向へ、途中、帽子を脱いで、頭を手で、しゃかしゃかされて(わかりますか?) ビルの谷間へと消えて行かれました。 萬さんは、素顔がお若いですね。 舞台では、結構横があるようにしてあったんでしょうね?迷彩のおズボンはかれて、 細くて、お若い感じでした。(^-^) 出待ちで、立っていた場所が良かったのか、なるちゃん、はまこさん、いづるんが、目の前に。 はまこさんの、笑顔はホッとしますね。いづるんが、かわいかったですぅ。 ぶんちゃんが、出られるのは遅かったです。 結構立ち止まって話されてました、お知り合いのおばさまと・・・ で、遠麻くんと同じ、ビルの谷間へ消えて行かれました。 親睦会へ参加されるのでしょうか? お化粧顔で帰られる方が、結構いらしたので、よく見えました。(^-^) 観劇ご報告というより、出待ち報告でした。 パッサージュは、華やかさが少し欠けますが、「凱旋門」と対には、いい雰囲気が出ていると思いました。 サーカスのシーンで、愛ちゃんが一人で歌われるのは、ちょっと寂しいですね。。。 大劇場の時、3人で歌われたのが、耳にあるので、「誰か歌ってよ」って感じでした。(^-^) 大魔王様の唇は、黒でございました(^-^) 見れば見る程良くなる「パッサージュ・博多座バージョン」でした。 中身のないご報告で失礼しましたm(_._)m |
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TUさま(8月7日) | |
初日からもう1週間になりますが、おかげさまで「2泊3日ひとり博多座ツアー」無事に終えることが出来ましたので、御礼&ご報告も兼ねてメールさせていただきました。 「凱旋門」は、私が轟さんにすっかりハマってしまうことになった作品です。 それまですべての組を通じて1公演2回までだった観劇回数が、一気に9回! に跳ね上がってしまいました。 轟さんの’手’にとても魅力を感じたのもこの作品のときでした。 「強くなければ生きていけない、でもやさしくなければ生きていく資格はない」 強さとやさしさ、以前どこかで耳にしたこの言葉、ラヴィック先生に通ずるものを感じました。 もうビデオでしか観ることが出来ないと思っていた作品を再び生の舞台で観劇できるなんて、なんて幸せなことなのでしょう! すべて覚えてしまっていると言っても良い位、自分の中に鮮明に記憶されている作品です。 ひとつひとつの台詞、歌を耳にするたびに、大劇場や1000Daysで観劇していたときの事が思い出されました。 そしてその時とは違う、毎回必ず違うであろう舞台の空気に触れることの出来る幸せを実感しました。 目の前に(実際はかなり遠いのですが)ラヴィック先生がいて、劇場の空間を通じてその声、お姿に直に触れ,全身で感じることが出来る、やっぱり生の舞台は素晴らしいです。 かんげき報告をされているみなさまのように、上手に表現することは出来ないのですが、轟さんに出会えたこと、そして博多座という空間を共有できたこと、大きな歴史の中の偶然の巡り合わせ。この瞬間の幸せに感謝しています。 そして博多より帰ってきてから、自分がおかしいのです。 寝ても冷めても博多で観劇してきた舞台、そして轟さんのことがアタマから離れません。今までこんなことはなかったのに・・・ ジョアンの台詞ではありませんが、「あなたを愛しすぎておかしくなってしまった」 ようです。 もう一度、18&19日に「第2回1泊2日ひとり博多座ツアー」を予定しています。 第2回ツアーを終えると、「凱旋門」の舞台にはもう2度と逢えなくなってしまいます。 大好きな大好きなこの作品、最後まで見届けたいです! このまま何もしないでいると後で絶対後悔すると思い、ダメで元々、無理を承知で これから千秋楽のチケットを探してみようと思います。 ずうずうしいお願いで申し訳ありませんが、お喜楽座Uの掲示板をお貸りしたいと思っております。よろしくお願い致します。 最後になりましたが、会についてのお答えありがとうございました。 2日の日に初めて入り待ち、というものをさせて頂いたのですが、ほんの一瞬の横顔、 あまりの細さとお顔のシャープさにビックリしてしまいました。 また生まれて初めて、ファンレターというものを書いてしまいました。 本当に初めてづくしの博多でした。 やうこさまはお誕生日にみなさまでご観劇なのですよね? 私も博多でお誕生日をお祝いしたかったです。(いまだに行きたい気持ちで一杯 なのですが、何とか理性で押さえつけています) 楽しいご報告、お待ちしております。 私事で取り留めのない文章をだらだらと、大変失礼致しました。 |
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やうこ | |
「凱旋門」 もう見ることはないだろうと思っていたこの作品に出会え、その幸せを皆さまとご一緒していただきたくて、でも、どうお伝えしていいか分からない・・。 お見苦しいかも。ごめんください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あのなつかしい舞台装置(舞台の奥行きなどの関係で、凱旋門の絵が少しだけ小さめかしら)、 あの音楽。 開演のアナウンス(ご挨拶)「みなさま、本日はようこそ博多座・・」の、そのお声からして感激でした。 なんかね、あ〜ったかいお声なの。しっかり、ゆっくり、お心をこめていらっしゃる感じ。 そしてラヴィックが ・・。 ・・・一緒に泣き笑ってきたWITH YUのみなさまには、言葉なんか要らないでしょうね、この時の感激をお伝えする言葉なんか。 あの深いまなざし。洗練されたしぐさ。声・・。 感激でした。 大劇場、東京、それにビデオと、きっと みなさま、ご覧になられた作品だと思いますし、ほとんど変更が無いので、内容は省略・・すると、 ただただ「ラヴィック、すてき」としか言いようがないステキさなんですが・・。 でも、やっぱり言わずにいられない感激がいっぱいでした。 特に今回、ぐんちゃんが とても良くなってたからかしら、ジョアンの心情が伝わって、だから、ラヴィックとの恋愛の深さが感じられました。 あのね、二人が知り合って間もなくの、あの雨の凱旋門のシーンあるでしょう?お花を貰って「生まれ変わった日のしるし・・凱旋門が証人」の。 そこで、♪雨が目にしみる 愛が胸にしみる・・の歌を歌いながら、ラヴィックが 手をさしのべ、その手をジョアンが取って自分のホッペに当て(絶対ウラヤマシ)、その彼の手がジョアンの肩から腕に降りて、よりそう形になるの(ああ、もうっ)。 そして、ジョアンが 今度はラヴィックの手を取って引いて、引っ張ってっていう感じかしら、先に進んで行くのね。 で、でもね、一瞬、彼がパッと立ち止まって、その手を グイッて引いて、逆に 彼女の腕を引き寄せるん。 。。。。。。。。。。。。。。 もしかして、ずっと変わらずにそうしてたのかも(まだ、ビデオを見返してないんで、思い出せないの)、ですが、 そして、前回と同じセリフ、ほぼ同じ上演時間で進行してるようなんだけど、今回の博多では、さまざまな場面で、微妙に、この「男女」の感情の動きを象徴する場面が はっきりした気がします。 。。。。。。。。。。。。。。。 その場面って、特に、この作品の「男と女の心模様」の象徴かもしれないなって思えるほど印象的でした。 ラストでね、ジョアンの「あの凱旋門が証人ね」の声が聞こえるでしょ、 で、今回、ジョアンの死から ラストまでが 比較的あっさりしているように思えたんです。 もちろん、ホテルの人達の哀しい未来の予感や、ハイメ達に託した希望、それに なんたってのボリスとの男の友情とかも ちゃんと描かれているのだけど。 だけど、死が迫ったジョアンを抱き「君に出会って 僕は初めて生き、どんな時にもずっと愛していた」って言う、その切実さ、意味の重さを はっきりさせるために、後のことは、ややあっさりと描かれてる気がします。今回。(まだ、これから 変わるかもしれないけど) ジョアンの死から 抜け殻のようになって 収容所行きを決めた、その彼の行く先に ほのかに浮かぶ凱旋門。 「・・・凱旋門が証人ね」 無邪気にはしゃぐジョアンの声が響いて 天をあおぐように振りかえるラヴィック。 「灯火管制が・・」 あのラストのセリフを言うのだけど、今までのほぼ二倍の時間をかけて言われる気がします。 で、その瞳はね こんなふうに色を変えるの。これからご覧になる方は良〜く見て! (思い込み”妄想”って笑われてもいい! だってそうなんだもん) ゆっくり、かみしめるように こんなふうに言われるの。 「灯火管制が」 (遠くの光を探すようなまなざし) 「あまりに暗くて」 (戦争への憎しみを込めた 強い光) 「凱旋門も」 (「愛」[救い」に似たまばゆい光を見るように) 「見えない」 (・・・・・} それが、絶望・・とは少し違うし、あきらめとも違うの。強い光。 時代の流れに押し流されて行く人間だけど、でも、「意思」を持って流される人の毅然とした強さっていうのかな。 その人の目。 そして、背を向けてゆっくり凱旋門に向かって歩いて行くんです。 凱旋門は、少しだけ光がさしていて、その光に向かって。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とにかく、 始めの あの「雨の凱旋門」のシーン、印象的で、胸がしめつけられたんです。大劇場・東京公演よりもずっと。 そんなの、とーーーーっくに分かってました、って笑われちゃうかな。 |
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「パッサージュ」 | |
初回は、あまりの変更に驚いているうちに終り、「え〜っ、あのガン飛ばしが無いぃ〜」と、ちょっぴりがっかりしたのですが、でも、「猛き・・」が、大劇場から東京バージョンに変わった時も、不満から「お気に入り」に変わるのに時間がかからなかったように、きっと、この博多バージョンも すぐに大好きになる予感がしました。 ただ、やっぱり今は、あのダン ダ ダンが無いのが残念です。 ほら、あの♪風に追われ・・・で、最後に「名も無い村にまぎれる」(ソラ耳かも。歌詞が違ってたらごめんなさい)、って、あの 何て言うのか、「まぎれる」を、ああいった迫力で歌える方って、なかなか居ないでしょう?特に女性では。TOMさまならではの歌声が生かされた あの心臓に響くダッダ・ダンが・・・ {ただ、このシーンは、別の形になっていて、それはそれはステキなんですよ。もう、とーーーてもね。) では、最初から。(「ネタバレ」っていうのかしら?そういうお楽しみが無くなっちゃいそうな方は、これから先は まだ読まないほうが良いかもです) それから、日々うすれゆく記憶、汚いメモが頼りですから、間違っているところもたくさんあるかもしれません.。また、歌の題名などは、まったく勝手につけたりしております。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「天使の夢を見たわ」では、天勢いづるクンと、千咲 毬愛ちゃんの ほんに可愛い天使たち。そして、その曲があの壮大な音楽に変わって 大天使ミカエルのようなTOMさまが中央からセリ上がっていらっしゃいます。やっぱ、中央がいいわ。 そして、銀白のお衣装のまま幕が左右から閉じます。 すると、満天の星がぐるぐる飛びまわるように、ミラーボールの光が踊るの。 わ〜っていう感じで見とれてると、音楽が変わって、TOMさま登場・・かと思うと、成瀬さんが上手、下手にも黒エンビの男役さん。そして!パッと幕が開いて、男役を左右に従えたTOMさまが、黒エンビをピシッと決めて立ってらっさるん。 やーもうカッコエエ〜っ!! ここで「新しい明日を告げる歌」(っていう題名じゃないですが)になって、ふんわりドレスの淑女たちやらで♪パッサージュ♪するでしょ、そして、男役さんたちが二人づつ登場し、セイゾロイになる、暗転、ここまでは今までと同じです。 で、次からが違ってるの。矢代さんが「パリの屋根の下」を歌い始めるんです。あのね、パリの屋根の下で、遠く過ぎ去った恋人を思う歌なの。で、TOMさまとぐんちゃんがデュエットで踊ってらして(違うかも)、で、今度はTOMさまがソロで その歌を継がれるの。 パリの屋根の下で暮らす大人のおしゃれな雰囲気。マロニエの並木道や、セーヌのほとりで、過ぎ去りし日を思うと、パリの空の下に鐘が鳴リ渡るんだわ。 それから、雨が降ってきて、汐風さんが、お花の束を持って登場。で、そのお花たちは、花屋の友人が「花束にしてあげる」って、舞台の下手でフラワーアレンジしはるの。 で、そこは、例のカフェの舞台装置っぽくて、そのテーブルに未来さんが乗って歌うんです。なんとなく、雨の中で孤独な青年の心情。。みたいな歌。 それで、花束ができあがったので、汐風さんが、それを憧れの令嬢に渡そうと思ったら、彼女にはもう恋人が居たんでした。 そこに来たぐんちゃんに その花束をあげて幸ちゃんが去り、ちょっぴり’60年代風(って、私もまだちっちゃい子だったから、分からないけど)音楽になるの。 この曲、結構好きです。「♪通り過ぎた季節に 置き忘れた夢」っていう歌詞で、たぶん、忘れられない思い、それが悲しい思い出につながるものでも、忘れたくなくて・・っていう気持ちを歌った唄なんだと思います。 その同じ唄を、今度は、「青年」成瀬さんが歌うのだけど、歌い終わると、ジゴロだったのね、今は。って分かるんです。五峰さんのヒモっていうか。 カフェを行き交う人達、なぜか、片羽根の天使ちゃんが傘をさして歩いていたリ・・。 で、次第に妖しい夜の世界に。モンマルトルの夜は ちょっぴりキケン地帯なのね。 そして、ぶんちゃんが、前公演と同じ唄で登場。「たそがれの街を歩けば」。過去から逃げ出したい青年です。 さっきの「通り過ぎた季節に」と、テーマが同じなんですね。 「過去」への思いに傷ついた人、なつかしむ人。 そして、そして、「囚われの鳥」が、上手近くに立って、(カゴは抽象的な絵)「助けて誰か♪」って言うから、ぶんちゃんが手を差し伸べるんだけど、サーカス団長さんがじゃましたりして。 そして、舞台中央のカベの向こうに消えてしまった片羽根少女を追いかけて壁の前に立つと、そのカベは鏡になっていて、天勢ちゃんの堕天使が妖しいホホエミで立ってるの。 少女と堕天使は、鏡の裏表というイメージでしょう。 堕天使が、ぶんちゃんに挑戦的なまでにからみつく・・ワオぅでございます。 そして、舞台前方で、絡み合うように地獄に落ちていくのです。 彼らが落ちると同時に上がってくるのは!!! この世のものとも思えない(この世のものじゃないからね)美しい地獄の王ちゃま! あの甘美なタメイキようなお歌はそのままでした。うっとり。 そして、今回「もてあそばれ」るのは、さっきの小鳥少女です。 え〜っ?もてあそばれてないって言う方もいらっしゃるけど、だって歌ってるじゃない。 ♪ああもてあそばれ、闇にさまよう♪って。そのとき、少女が王さまにぐるぐるしてもらってるんですもん。あれは、そういう象徴なんです。たぶん。 そして、少女が王さまの手を離れ、ふらふらと闇にさまようんですが、その遠いまなざしの少女を、ゆっくり追って行った王さまは、後ろから肩をそっと抱いて、で、ぶんちゃん青年の方に向かって「さあ、お行き」って少女を差し向けるの。 すると、少女が、青年を誘う。でも、その時、地獄の王が通りぬけるて、その瞬間に少女が堕天使(天勢)にすりかわってるの。 しばし、青年は 少女だと思って幸せそうに踊るんだけど、「ひえー 堕天使!」って、気がついても なかなか離れられないの。このときの堕天使の妖しい笑い顔、セクシーな手の動き! そして、王さまが、青年の背中に寄りそうように立って、彼の首すじに地獄の刻印をふきかけるんだわ(妄想でございます)。 |
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それで、傘を持った少女が 青年を迎えに行き、一緒に傘の中に入るの。 堕天使は嬉しそうに跳ねながら下手(しもて)に消え、青年と少女は舞台奥の中央に立って、 王様は上手(かみて)に。 で、前公演と同じに幕が閉まり、(でもあの音楽は無く)、王さまは、意味深なまなざしを残して去って行かれます。 ところで、前から、傘って、何かしら?と思っていたけど、今回 、 「過去」 とか「思い出」とかの内容の歌が続くから、 もしかして、それは、“時”の振り子みたいなものかしらって思いました。 異次元とか、時空の象徴の傘。 時のゆがみの中に出来た闇が、彼等のすみか・・・なのかしら。どう思いますか? (ゆがみっていえば、やっぱ、どう聞いても「ようがん中を」とは聞こえまへんでしたわ。) ここで、前公演では かしげちゃん登場でしたが、ここでは、プログラムによるところの「マスカレードの歌手」汐風さんが出て、「ひそかに忍び寄る甘いワナ、甘いささやきが君を呼ぶ♪」とかっていうような唄を歌いながら左手から登場します。 マスカレードって、仮面・仮装という意味かと思いますが(あいまいです)、どちらかというと、スペイン風のお衣装で、長めの髪に真っ赤な羽飾りがあしらって情熱的。 で、すぐにカルナヴァルの女!成瀬さんが、4人の男役を従えた美女になって登場します。 いえいえ、ご心配なくのお美しさです。細くて長い手足、シャープなラインのボブヘアが、チャーミングなのに驚きました。 5人に共通するのは、グレーのシルクハット、それにマスカレードの歌手さんと同じ、スパニッシュなお衣装。そして、情熱的で、ちょっぴり悩ましげなダンス。 その妖しい雰囲気が、一転して、パッと明るくピンク一色のフェステになるワケです。 前公演でも、ぶんちゃんの「夢の中に君がいる」アレンジの唄でしたね。 今回の曲名は全く分かりませんが、ぶんちゃん達 皆で 「ダダダン ダダダン♪」って歌うの。そういう歌詞なんです。 ・・・・あぁ〜ぁ。あの「ダッ ダ ダン」とはぜーんぜん違います。 なんとなくね、運動会の時に聞いたことあるカモしれない曲。障害物競走とか、タマ入れとかのとき。そうそう、”マーチ”風なんね。 と! またまた悩ましげな音楽(一瞬、「グラナダ」かと期待しましたが、3秒で違いが分かりました。聞いたことの無い曲)で、 ついにTOMさまが、おひとりで舞台中央からセリ上がりです。あのピンクスパンのお衣装で。 そしてね、舞台中央のやや右手前にTOMさまが下手側を向いて立ち、その後ろ、中央からやや左に ぶんちゃんが、上手側を向いて、左右対称で、ダンスなの。 もう、カッコ良いって、そりゃもう。 それでね、「静かに音もなく降る雨♪」って歌われるんですがTOMさまが。 「指先がからまる」とかって歌詞で、長いお指をカラカラからませて (はあ せ セクシー)。 「もつれあって踊る♪」 (ええっ〜 なんですと!ドキドキ) 「ラスト タンゴ イン パリ♪」 (みなさま〜 あの低いお声を響かせて、そうお歌いになるん。旨がきゅううん言いますです) すると、ぶんちゃんに代わって、きれいなシルバーのオトナっぽいお衣装(新しい)に身を包んだぐんちゃんが、TOMさまと〜。 あの宝石箱のきらめきのような電飾の中、踊るのだけど、これが! 二人が踊るのは、舞台の上に広めに作った台の上なんです (盆の1/2くらいのスペース)。そして、それが回るの。 タンゴといっても、バンドネオンの優しい音色のタンゴです。 台の上を、しずかに、でも、激しく踊るの。 でね、客席に近い方から、舞台の奥に向かってステップを進めていくとするでしょ、すると、同時に、その二人が乗っている台(盆の上に作ってある)も、 舞台の一番奥に達してると、すごいスピードで奥に行ったように見えるの。 それで、こちらに向かって来るとき、台もこちらに来るから、わっ〜と近づくの。二人が。 二人はね、ぐんちゃんは、輝く笑顔をTOMさまに向け、TOMさまは、ぐんちゃんの瞳から目を離さず、でも、しっかりリードなさるの。 ・・・・・ やうこ妄想 はじまり・・・・・ 雨にけむるパリの街。もう誰も居なくなったナイトクラブ。 あと少しで夜も明けそうな静かな時間。 この夜が明けたら待つ別れの時を前に、二人だけで踊るタンゴ。 何か口に出したら泣いてしまいそうで、ただ笑顔を見せるしかない女の切なさ。 そんな雰囲気がグンちゃんの笑顔に、 大切な思いを胸に秘め、彼女の瞳の奥の全てをうけとめようとする男の包容力。 そんな優しさが感じられるTOMさまのダンスでした。 今回、まだ、2日しか見ていないので、違っていくのかもしれませんが、総体的に、TOMさまは、ぐんちゃんへ笑顔はあまりお見せになりません。 でも、いつでも、しっかり見つめていらっしゃるの。 もしかして、一般タカラヅカファンの方々から見て、冷たい印象じゃないかしら・・って、余計な心配もチラっとしないでもなかったけれど、でも、真の思い、優しさ、愛って、こうしたものかもしれないとも思うんです、私。とっても。 |
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さて、このラストタンゴが終わると、男役が勢揃いの、壮観なダンスになるんです。 で、あの「ガン飛ばし」ではないんだけど、「シャッ」・・・「シャッ」・・・って、左右斜め下方向に向けて「いちべつを投げる」って感じのフリがあったりします。ここ。 で、「♪高らかに 打ちならす鐘の音の響きは」になるの。 それから次の「ガラスの空の記憶」への導入で、シビさんがソロで ゆっくりしたテンポの「♪ガラスの空に散りばめた」を歌い、終わると、ちー坊さんとまゆみさんのダンス・・。 「ガラスの空の記憶」は全く同じですが、今回は、コムちゃんに変わってのいづるんが、とても表情豊かな天使でした。 後半の方で、ふと、落ちていた黒い羽根をとりあげて、じっと見つめ、「記憶ナシ」っていう感じで放すところなど、ストーリーが感じられました。あれは前からそうだったのかしら? 次の、成瀬さんと愛田めぐちゃんで「あなたと腕組んで♪」は同じ。 次に出る極楽鳥が興味シンシンでしたが、ロケット姿の数名に囲まれた中に居たのはぐんちゃんでした。 あの「ダバダバダーバダバーダ」と同じメロディで、なんかね、ありし日の夢をなつかしむような・・・違ってるかもしれないけど、「さよならの意味をおしえてくれたのは あなた。もしも願いがかなうなら、あの日に戻りたい」っていうような切ない歌なんです。 でも、悲しみいっぱいっていうのじゃなく、おしゃれに 大人っぽく歌ってらしたです。 それからロケットダンスが元気良く!!!これが、ベテランさんも総出の豪華版です。 続いての「なつかしき 我がパリ♪」。コムちゃんは、娘役さんを左右に並べて・・でしたが、汐風さんは、後ろに萬さん五峰さんのダンスが・・・。 それから、コンチネンタル タンゴから、はまこちゃんの「真珠採りのタンゴ」、フィナーレ、パレードに続くのは、前公演までと同じでした。 ラストのパレードでは「凱旋門」と、「パッサージュ」両方の曲がアレンジされていて、そして、TOMさまが、舞台の左右から、2階 3階までを見上げて、心をこめたご挨拶をされていました。 オーソドックスなスタイルながら豪華な羽を背負って、深々と礼をなさるお姿に、拍手がいっぱい、私も胸がいっぱいでした。 ブラボー 雪組! 千秋楽まで、元気で頑張っていただけますように! 長々と おしゃべりしちゃってごめんなさい。 たぶんビデオ化はされないと思うと、できるだけ記録しておきたい思いです。 妄想、思い違い、趣味の押しつけ・・・ そんなつもりはないけど、夢悠病ゆえと お許しくださいね。 そして、あなたも妄想、お気に入りシーンなどなどお教えくださいませ! ![]() |