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大劇場千秋楽!(のろまですみません) 投稿者:ゆうゆう ( 11/21 03:05:23 ) |
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久々にお邪魔させていただきましたらば「NEW」のオンパレード(死語?)でどっひゃぁ〜〜〜!!。
観劇録はどこにもぶら下がれず...大縄跳びの縄になかなか入れない運動音痴人間のようにタイミング
をはかっておりました。
大劇場千秋楽。とっっっっても感動致しました。今更ながら当たり前のコメントですみません。
まず、お芝居「愛燃え」からして凄かった。
「臥薪嘗胆!。父の恨み(力入って「ら」が巻き舌でした)、忘れはしない!!」からもう
もの凄い気迫で。
ラストまであっという間でした(へ?もうラストかい?)
ひとつ感じたのですけど、西施夫人が斬られて力尽き、せり下がるところね、
夫差王の方に手を差し伸べて下さらないかしら??。
まぁね、トップ娘役さんだし、お顔をね、お客様に見せんといかんのかもですけど....。
「っせぇ〜〜〜しぃ〜〜〜〜!!」と絶叫する夫差王の方へお手を向けて下さると
一層感動的かなぁ。。なんて「楽」にして初めて感じました。いかがでしょう。
「ローズガーデン」。
戴冠式後、ちょっとだけハプニングがありましてね。。
戴冠の前に後ろを向いて前髪をチョチョっとなおされる王子なのですけど
楽はその前髪が汗デコに貼り付いてしまって、たこ八郎状態になっちゃったんです。
前髪がひとすじほど、デコでくるりんと......。(- -;)
ま、それはそれで、かわゆかったのですけどね(とむ様ならなんでもアリな私です)。。。
冬から春へ・ゴールデンハート&ヂュエットダンスって、この日の為の??って
思えてしまいました。普段から感動してますけど、一層感動的で....。
前楽、ヂュエットダンスのあたりから崩れだしたぐんちゃん。
階段でのお歌の段階ですでにお目目がうるうるでお声が....。
感無量の境地なのでしょうか、その心中は計り知れませんが....。
とにかく、いや〜〜ん、反則ですぅ。私も周囲もアッという間に大洪水!。
更に.....。。
銀橋上でヂュエットダンスが終わると一度暗転になりますよね。
再度スポットがあたり、お二人が走り去る演出になっているのですけど
パッとライトがあたり、とむ様が涙目のぐんちゃんと見つめ合った瞬間に
「うんうん」お優しい瞳で頷かれたんです。
もう、その一瞬の包容力たるや凄かったんです。暖かくて、お優しくて、
なんだか全てを包み込むような...。
余計に大洪水になってしまいました。
その勢いでパレードでもぐんちゃんは大洪水、勿論わたしめも周辺も大変な事に。。
洪水のグンチャンはとっても綺麗でした。その澄んだ涙に感動すると同時に、
このままいくと「大楽はいったい....」と心配にもなりましたが、
大楽は見事に立て直して来られて、流石!!と思いました。
大楽。ショー・フィナーレ・パレードともぐんちゃんの瞳に涙はなく、昨日とは
うって変わってのはつらつたる笑顔。
きっとお二人で(もしかして組で)最後まで頑張ろう!と立て直して臨まれた
千秋楽ではないかと感じてしまいました。
そう思うと、そのはち切れんばかりのぐんちゃんの笑顔がとっても痛く感じてしまって....
舞台上は笑顔なのに一人で泣いてる私でした。
サヨナラショーの演出についてはいろいろと賛否両論のようですが......。
確かに「凱旋門」での絡みがないのはちょっこし淋しかったですけど
「それぞれの道に向かって旅立つ」ってところでしょうか?。
それはそれでとても感動致しました。
大階段を雨の凱旋門を歌いながら降りて来られるとむ様をみながら、大劇・東京・博多と
それぞれに素敵なラビック先生を体感できた幸せが次々に蘇り、ぐんちゃんのサヨナラ
ショーだって事をすっかり忘れて「ラビック回想モード」に突入してしまいました。
階段を降りられてから、客席を背に後ろ向きに立つ場面があったのですけど
この後ろ姿がメッチャ素敵で、後ろ向きのまま右手をグンチャンの方へすっと差し出した
ポーズ、たったこれだけのほんっとに何気ない立ちポーズなのですけど、激素敵でした。
そして最後の「レッツジャズ」では、大階段上でとむ様がぐんちゃんに「おいで!」と
両手を広げて階段を上がるように誘うポーズをとられて.....。
いいなあ〜〜〜ぐんちゃん。。
お二人腕を組んで階段を降りられたのですが、思えばこの腕を組んで階段を降りる図って
初めてかも?。お二人とも満面の笑みで組子さん達に迎えられ、とっても素敵なサヨナラショー
のフィナーレとなりました。感動でしたぁ〜〜!!!。
ぐんちゃんの袴姿でのご挨拶。
マイクの前に立つとまずは「組からのお花」がとむ様から贈られました。
この時ね、とむ様が「頑張って」と小さいお声でおっしゃったんです。
やっぱり...と思ってしまいました。その「頑張って」はきっと「しっかり」「もう少しよ」
ではないか...と。
前楽で激泣きだったぐんちゃん。でもまだ最後(大劇)の舞台がある。サヨナラショーも。
しっかり最後まで頑張らねば...と、きっと歯を食いしばって頑張ったんじゃないかな。。
健気ですよね。そしてとむ様の「頑張って」がまた、暖かい。。(ああ〜ん激泣きぃぃぃ)
次ぎに「同期からのお花」。当然の事ながら、ちー坊とみやたんだったのですが
笑顔で献花されるお二人を、ぐんちゃんは全くみませんでした。
ありがとうと言ったか言わなかったか、そこらへんは定かではないのですがとにかく顔を見なかった。
たぶん崩れないように、涙が堰を切らないように見なかったんだと...。
ぐん挨拶。
12年間突っ走って来た事。今までお世話になった人達への感謝の念等を
述べられる時、「同期の天希と風早!」と愛するお二人の同期を呼び捨てに。。
「軍隊のぐん」だというニックネームの通り、チャキチャキだなぁ。。と感じました。
かわゆかったです。
そして轟さんへ感謝の意を表する時はしみじみと厳かに述べられてました。
最後はファンの皆様へ。。会場全体を見渡しながら、とても潔い立派なご挨拶でした。
とむ様のご挨拶はトミー様ご報告のとおり・・・だと思います。すみません正確にはよく
聞いてませんでした。激泣きで。。
「自然の恵みと世界平和」相変わらずの轟節に会場中が和みました。
そして最後に「さよならみなさま」の大合唱。これがね、感動だったんです。
右にちほちゃん、左にぐんちゃんで両手に華のとむ様。
歌いながらお二人を、そのまた先のかしげちゃん、こゆちゃん、ぶんちゃん、マイピーちゃん
そのまた先の....組子さんに目を配りながら、視線がとても暖かかったです。
ぐんちゃんのサヨナラショーに思い切りスポットの当たった「楽」でしたけど
とむ様も雪組トップとしては最後の大劇場。。。もしかして大階段の孔雀羽根も最後かも。。。
って思うともう感無量の100乗くらいになってしまって、ただただ泣き泣きのゆうゆう
でありました。
最後のカーテンコールで
轟「月影がひとこと言います」
月「轟さんの相手役をさせていただいて幸せでしたぁ〜〜〜」って、もうこれが一番の感動!!。
とむ様がご自分の胸のピンマイクをぐいっとグンチャンの方へ引っ張って、胸ごとぐんちゃんへ。
そのマイクに寄り添って幸せそうに宣うぐんちゃんの愛らしいこと。。
そしてその言葉に「えっ?!」みたいに反応してちょっぴり驚いた表情のとむ様。
マイクをご自分の胸に戻しながら「ありがとう!」と小声で仰いました。
この「小声」ってとこがみそでして.......。シャイなのですぅ。照れちょります、しきりに。
またその照れた笑顔が最高なのですぅ。。。ぐんちゃんにはこちらの方こそ「ありがとう!!」
でございます。
そうそう、照れで思い出しました。どなたかご報告されたかもですけど
とむ様のご挨拶の前に組長さんが「雪組では独占が許されなくなった程、男役を極めました轟悠が...」
と紹介すると、一瞬?となっておられましたが次の瞬間のその「照れ」がメッチャかわゆくて
かたを竦めて照れ笑いをされてました。一瞬「素」でした。内股は未確認でしたが......。
とにもかくにも、感動的な千秋楽でした。
DS、愛燃え東京、日生風共、次から次ぎに幸せが待っている私達、なんて幸せなファン生活なの
でしょう。幸せだぁ〜〜と言いながら何故か淋しい贅沢者のわたくしめであります。
公演中、劇場でお逢いできた皆様、楽しかったですぅ。ありがとうございました。
そして色々とご馳走様でございました。いつも手ぶらでごめんなさい。
それと、拙いお壊れ観劇録にあたたかいレスを下さった皆様もありがとうございました。
更に、掲示板上のみならず、直メールにてあたたかいご感想をお寄せ下さった皆様、とっても嬉しく
また励まされ逆に感動をいただきました。本当にありがとうございました。
またまた楽後の失踪にご心配メール及び捜索願を出して下さった方々、大丈夫です。
この通り相も変わらず壊れておりますのでご心配なく。
最後に、やうこ座長様。いつも神出鬼没で肝心なときにお役に立てず申し訳ございません。
季節の変わり目、お風邪にはお気をつけて、頑張って季節について行かれるようお祈り致しております。
いつも心温まるオアシスをありがとうございます。
ひゃぁ〜〜〜っつ、またまた長いですね。すみませ〜〜ん。 |
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「愛燃え」ちょっこし変更に? ( 11/02 06:08:37 ) |
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週末通いの日々、いつの時点からの変更かは定かではないのですが、
先週よりちくと変わったようでしたのでご報告をば。
それは、ハンレイさんの鳥みやげシーン。
プログラムでいうと、第2場「西施とハンレイ」の場面になります。
あ、鳥みやげと言っても「焼き鳥」ではないですよ。生鳥です。鳩さんかしら?太めの。。
西施夫人のお部屋に宰相様のご案内でハンレイがやって来て、軍事地図を盗んで鳥に付けて飛ばすよう
頼むシーン。
貢ぎ物として夫差王のもとに差し向けたっきり、1年以上も西施をほったらかしのハンレイ将軍。
故郷越の鳥を手土産に西施に逢いにやってくるのですが、西施さんは攣れない素振り。
攣れないどころか、夫差王のご寵愛を喜んでおられるご様子。
「西施夫人のうわさは色々ときいている」「噂を気にするのは貴方の身を案じているから」
「貴方をお慕い申し上げておりました」と、徐々に女心に揺さぶりをかけて行くのですが、
この最後の「お慕い申し上げ...」の所、先週までは正面から目を見つめて手を握りお顔を近づける
ように迫っていたように記憶しておりましたが、今回(と言っても27日、古い話ですみません)
みたらばなんと!背後からお迫り遊ばしてました。
背中にググッとせまり肩を抱き抱き。。。正面きって迫るより、なぜが背後の方がずっと色っぽい
感じがしてしまうのは、私だけでしょうか?。好みの問題かしら。
それに、西施夫人も一瞬「あん、いやん。。」(って実際に言ってるわけではないのですが....)って
感じで、少し恍惚とした表情をお見せになり、次の瞬間にハッと我に返って振りほどくんです。
このお二人の色っぽい間と言ったら絶妙です。
その後、「あなたの行動が国を救う」と釘をさしつつハンレイ将軍が帰って行かれた後、
あまり悩みもせず(そんな風にみえてしまう)軍事地図を盗み出す西施さんに(よく在りかを知ってたね)、
今まではハテナマークが飛びまくっていた私ですが、これで少し納得がいけました。
「故郷越を救うため」という愛国心とプラスα、その昔自分が抱いていたハンレイへの熱い思いが、
一瞬蘇ったのではないか....と。魔が差したというか何というか。
「一度ならず二度までも私の心に刃をむけられる....」「夫差王はわたくしを愛して下さった」と、明らか
にハンレイに対して憎しみを露わにしている西施夫人ですが、これもまた夫差王のいうところの「憎しみから
生まれる愛」の一種なのかも....と、少し思いました。
ハンレイが自分を慕っていたという言葉を、信じたいような信じられないような、丁度、夫差王が西施に対し
て抱いている気持ちと似たような....。やりとりが短いのでうまく測れないのですが、深読みし過ぎでしょう
かねぇ。
余談ですけど、夫差王に視線が集中し過ぎのせいか、今回、西施夫人の気持ちの移り変わりがあまり読めませ
ん。初めての会話のシーンで「惚れちゃった風」で、ご本人もそう仰っておられるようですが、「水辺の離宮へ
行ってみたい」とけしかけたり伍封将軍の悪口を吹き込んだりするところをみると、夫差王の心をかき乱そう
としてる事は明白なわけで....。
でも実際には愛してしまっているわけで.....。
第10場、水晶宮で夫差王から「お前を信じている...」と熱く言われた時の「陛下なしでは生きてはいか
れません」と返す西施は本心なのか。。
予定通り事が運び、かき乱されて暴君となっていく王を傍らで見つめる西施夫人の表情が今ひとつ読めないん
です。(見てないからって噂もありますか...)。
もう一つ、ハンレイ将軍は西施を愛していなかったのか。。ここもちくと読めません。というよりはっきり
描かれていないのかも知れませんね。
銀橋でのハンレイ将軍のテーマ曲はひたすら「愛国心」を歌われていますし。
私的には「愛してなかった」と思っています。というより、それ以上に国を愛していたという感じでしょうか?
全て国家存亡の為、その為なら何でもする。西施の愛をも利用して....ってところでしょうか。
この色男め〜〜〜!!。
落城寸前の姑蘇城に西施を迎えにくるハンレイ将軍はひたすら「約束を守る」を全面に出しています。
ここでは愛しているとは一切言わないの。それは目的を果たしたから。。なんて奴!。
西施の心が夫差王にあると知っても嫉妬する様子もないし。
愛しているならここで腕ずくでも連れて帰るはずだし。。
そう考えると、激悪党のハンレイなのですけど、でも、宰相を一刀両断にたたき斬った後、剣をはらって冷たく
鞘におさめる仕草には、ちょっとだけ「かっこええやん!」と思ってしまいます。
あと、これはもしかして気のせいかも知れないんですけど、ラストの炎上、腹痛楼閣階段上がりのシーン、
お腹を押さえて上がろうとする瞬間に、スモークのもの凄い逆噴射がドッシャーーーーーッツ!!と一発来たの
ですけど、これって前からですか?。初めて気づきました。視野が狭いので、今更気づく事が多く、結構毎回
新鮮だったりします。
冒頭、大王様がお亡くなり遊ばすシーンでの悠なお輝さん「大王様〜しっかりしてください〜〜」のお声の
ぶっとい事!!。激男らしいです。
あ、あと「ローズガーデン」ですけど、27日のペルソナ貸切で男役さん全員がひっつめ頭でバリバリリーゼント
状態でした。見事に全員だったので示し合わせた事と思います。(とむ様を除く)。
いつもは前髪サラサラのコムチャンや、センターパーツバリバリのいづるん、最下級生に至るまで全員ペッタンコ
頭で圧巻!かっこ良かったです。とくに黒燕尾、紫燕尾の勢揃いはすごかった。
ちゃこさんによると、みやたんは口ひげ付きだったとか。
今後の貸切公演は要チェックですね。
またまた長々と失礼を致しました。
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<あああ愛はぁ愛は愛はぁ〜〜(ちょっこし長文)> ( 10/24 04:21:12 ) |
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それにしても「愛燃え」のオープニングは凄い!。いいですねぇ。大好きです。
真紅のお衣装に身を包み、眼光鋭く「我こそは王」みたいな威厳がビシビシと滲み出ていて。
音楽も重々しく、ドラがいいんですドラの音が。
客席通路から若武者が登場する演出も粋ですね。
(王しかみてないので実際には見たことはないのですが...ハハハ...(^^;)q )
そして粋な演出2。
真紅の大軍「呉」に対して、エマブンさん率いる越軍はなんと娘役総踊り!。
娘役さんらは黒装束。黒髪ロン毛の鬘に黒のビロビロのヒラヒラお衣装(わかりづらくてすみません)
に下の方に少し赤が(裏地かな?)入っていて、とても妖しい雰囲気なんです。
我が殿率いる「呉」は、大王は失うものの、会稽山では勝利をおさめ今や常勝国。
その常勝「呉」にかかる暗雲のようなそんな雰囲気に感じました。
実際、舞台上の呉の兵士たちに妖しい目で少し纏わりつきながら、袖にはけて行きます。
プログラムには「炎の精」とありますが、妖しげでとても良い感じです。
後から思うと、氾レイさん自体、殿には暗雲でしたね。
ご登場の時、夫差王はなんと16才!。バリバリの若武者です。
父王のご臨終に際し「ちちうえ〜〜〜〜っ!」と絶叫する声が若いんです。かわゆいの。
それとほんの5、6歩なのですけど、駆け寄る足取りもなんだか若い!。
♪父上が越王に討たれたのは忘れません〜〜〜♪と歌いながら舞う剣の舞の凛々しい事と
言ったら、あ〜〜〜た!!。
戦勝を祝う「栄光の宴」。姑蘇城の王宮はメチャメチャ豪華です。
華やかな踊り子、居並ぶ家臣達もそれぞれ豪華なお衣装で...。
それに何と言っても舞台奥、ひと際高い位置の王座に座る呉王の煌びやかなこと。
そこへ西施を貢ぎ物として氾レイさんが連れて来ます。
そして、この、たったこれだけ宴のシーンに沢山のドラマが繰り広げられるんです。
まずは我が殿、夫差王。
西施を一目見た瞬間から、靡いてしまいます。
思わず席を立ってフラフラと高座から下座へ。。唖然。。という雰囲気です。
後に伍封将軍(コムちゃん)に「陛下は頭もきれ武勇にも優れているが女性にはお弱い」と
言われる通り、あらら、お弱い。。。と思ってしまいます。
その伍封将軍は、越の氾レイ将軍に対して敵意むき出し。
常に鋭い瞳で睨みつけています。
今回、コムちゃんは終始眼光が鋭く、常に陛下をお諫めするお立場なのですけどこの目が
本当に素敵なんです。
そして、陛下が西施の美しさに目を奪われたのを見てとると、何とも言えず不安そうな
面持ちになり、こちらも唖然。。となります。
同時に唖然となるのが、孫武(しいちゃん)さん。
思わず陛下に歩み寄ります。
それ程、陛下は一目惚れ丸出しなんです。
夫差王の側近宰相さん(星原さん)は、なにやらニヤニヤと。
その宰相の腰巾着張良さん(はまこちゃん)も何やら探るような目つき。
この二人は終始策略の香りを漂わせています。
西施を連れてきた氾レイ将軍は夫差王が思惑通り興味を示したので、しめしめ...の表情。
王孫惟(かしげちゃん)も夫差王同様、西施に激しく一目惚れのご様子。
そして渦中の絶世の美女西施さんは、何やら頼りなげな、儚げな印象のご登場でした。
後の夫差王との会話から推測するに、愛する人から敵国にスパイとして飛び込んでくれと
頼まれ、しかも王の貢ぎ物という事もあり、人の心を捨て、人形となって....の面持ちな
のかなぁ。。と。
とにかく「栄光の宴」は見るところが沢山あって、忙しいです。
舞台上は激々豪華絢爛で、何故か嬉しいわたくしめでありました。
次の夫差王と西施の初会話のシーンがとっっっっても良いんです。
夫差王の優しさが滲み出ていて、気高くも美しく、凛々しい王なのですぅ。
「美しい、まるで天上に咲く花のようだ...あのように美しい人を見たのは初めてだ..」
とうっとりと恋の唄をうたわれるのですが、私はこのセリフをそっくりそのまま夫差王様に
お返ししたいと常々思っております。それは貴方です!とキッパリ言いたい!!。
あ、決して西施さんが美しくないという事ではないんですよ。誤解のないように。
西施さんはちゃんと「絶世の美女(普通の..)」なんですよ。
広間での宴の場面。
美しく舞い踊る踊り子達に(まひるちゃん)心和む夫差王と西施。
踊りをみている間、何度か夫差王は西施の横顔を盗みみるような、チラリと窺うような
目をします。まるで、にこやかな西施の笑顔が本心なのか偽りなのか探るようなそんな
目なんです。それプラス熱い恋の眼差しも入り〜ので、とにかく不思議な陛下の瞳。
どしてもその瞳の奥が読みたくて、いつもここはオペラグリグリになってしまいます。
すると西施はその視線に気づき、はにかんだように笑顔を浮かべます。
またその笑顔が眩しく、嬉しそうに目を細める陛下。。。惚れちゃってます、完璧に。
ここで「もう良い」と踊り子に金袋を投げるのですけど、これがいつもストライクで
見事なんです。まひるちゃんが動かずに座って取れる範囲にドカッといつも着地します。
「陛下、本日もストライクで何よりでございます。」と言って差し上げたいです。
ここでの西施との会話にも探りが入ります。
過日、氾レイ将軍が貢ぎ物をもって来城した事。西施に挨拶をしたがってた事等を
話ながらチラチラと西施の表情を窺うんです。哀しい瞳。。ううぅ胸が痛いです。陛下。
「お前のその言葉が本心から出たものなら、私はこの国を捨ててもいいぞ!」などど
宣ってみたりして、家臣達を焦らせたり。。でもこれも後から考えるとまんざら冗談でも
なかったんですねぇ。。
さすがにこの台詞をきいた瞬間の西施さんは「ギクリ!」としたご様子でした。
陛下のご寵愛を一心に受けてしまった西施さんは、宮廷の貴妃達の嫉妬を買い、いびられて
しまいます。
また、越のまわし者に違いないと疑って止まない伍封将軍は陛下の心を惑わせるな西施を非難
します。
そこへ王孫惟に案内され陛下登場!(たぶん王孫惟が言いつけたのね)。
細かいのですけど、入ってくるなり、いびられて震えている西施を見つけ、目が合うと
「もう大丈夫」といわんばかりの暖かい眼差しを目配せのように飛ばします。
ただの優眼ではないですぞ、なんと微笑付き!お優しい〜〜〜〜〜のです、この瞳が。
ここの瞳もオペラ必須!です。
そして西施をひらすら庇い「王宮の奥に二人きりで住む宣言」をしてしまいます。
ああ〜〜ん、なんて強引な陛下!。傍若無人!!。素敵!!。間違ってても許しちゃう。
ここのお衣装、私一押しなんです。黒と赤を基調としていて素敵なの。お冠もここは軽めで素敵です。
このお衣装での幻想的な舞踊シーンがまた良いのです〜〜〜。
西施への愛を拠り所として安らぎを求める夫差王の心中とは裏腹に、疑惑や陰謀が渦巻く周囲の環境。
中国的な演奏と主題歌の「愛燃える」をバックに舞う孤独な夫差王様は、なんとも哀れで.....。。。
表面は「強い王」でも、内面は「脆くて弱い」のかも。
呉の暮らしにも慣れ始めた頃、氾レイ将軍が西施に、呉の軍事地図を盗み出してくれと頼みに来ます。
揺れ動く乙女心。かつての思い人、夫差王の愛、愛国心、氾レイとの約束。
迷いながらも「あなたの行動が越を救う」と押され、西施さんはやっちまいます。
裏切り者〜〜〜!!。夫差王は貴方がスパイかも知れないと思いながらも愛しているのよ〜〜〜。
なんて事!!。とむかついていると、柱の影から王孫惟さんがその一部始終をみているのでした。
紀元前のストーカー王孫惟。あなたがこの世のストーカーのはしりかも知れません。
呉封将軍に頼まれて命を賭けて西施暗殺を仕掛ける踊り子のまひるちゃん。
「西施様、覚悟!エイッ」ってのが、すんごいかわゆいの。いちいち断るから失敗するのよね。
ハラハラと踊りながら、ブスッを刺してしまえば良いのに.....。
舞扇から剣が飛び出す細工はお見事でした。実際は祝宴のお魚に剣が仕込まれていたとか。
油ベトベトで手が滑りそうですよねぇ。。
そんなかわゆい刺客から西施を守るのがストーカー王孫惟。いつも傍らでストーカーをしているので
西施さんがいびられている時も陛下に言いつけに行けたし、今回も危ないところをお助け出来ました。
下がってもよろしいと言われてもなお、「貴方をお守りしたい」と跪く王孫惟。
お守りしたいと言いながら自分でおそってしまいます。お前が一番危ないぞ〜!。
「一目会ったその日から、ずっとお慕い申し上げておりました」「思いは募るばかり」
「あなたが欲しい」「私と一緒に逃げて...」と、とにかく積極的。若さ爆発ビンビン状態です。
そんな一途な王孫惟に情が移ったのか、その胸にはらはらと落ちそうになったその時
今度は王孫惟に思いを寄せるお女中(ちほちゃん)が陛下に言いつけ、もの凄い形相の陛下登場!。
↑言いつけ返しじゃぁ
ここの陛下、目が恐くて素敵なんです。お衣装も夜着のような淡い紫の柔らかめのもので、妙に
艶っぽい。。
王孫惟を斬ろうとすると、西施がそれをかばいます。
それを見て、更に切れた陛下。「この国では誰独り信用できないのか!」とわなわなになっちゃって
ぶった切ってしまいました。。あらら....。可哀想なのは王孫惟さん。思いあまって告白したは
いいけど、陛下の逆鱗に触れてしまいました。
「王孫惟に罪があるのなら、それは私の罪ですは...」との西施の台詞に、嫉妬芯むき出しの陛下。
地図が消え、鳥がいなくなっているのを知り、自分への愛が偽りではないのかと思う疑心が深まる中、
一瞬でも西施の情を受けた王孫惟に対する激しい嫉妬が、とってもマニアックな行動を呼びます。
夫差「哀れに思うなら、この血に口づけをしてやるがいい...。お前を愛した男の血、B型だ」
西施「やめて下さい。私はA型なんです」
すみません、ウソです。
ついさっき、王孫惟を切り捨てた刀を西施の前に差し出す王は、なんだか妙に妖しい男です。
それがまた生唾が出るくらい素敵で!。刺激的!!。冷たい瞳。でも、もの哀しい。。。
ここで「愛は憎しみ」「憎しみから生まれる愛が本当の愛」とかって、とっても深い会話が
交わされるんです。
私的解釈はこう。
偽りの微笑みではないかと疑う心。偽りの愛なら許せない。憎い!。
という心とは裏腹に信じたい気持ちもある。現にやすらぎを与えてくれている。
優しい微笑み。美しい。そんな疑心暗鬼の中、憎しみよりも愛おしいと思う気持ちが勝った時
「憎しみから生まれる愛が本当の....」というのではないか。。と。
実際、私自身、そんな変化球的な感情は持ち合わせてはおらず、好きなものは好き!。
好きだから愛する。憎いものは嫌い!って人なので、なんとも難題なのですけど。。
西施にすっかり入れ込んでいる王をみて、伍封将軍はいらつきます。
このままでは、越に隙をつかれ国家存亡に係わると、弟の伍友(桂ちゃん)を越と並ぶ敵国
「清」に差し向け和議を申し入れようとします。
が、宰相に計られ逆に敵国清に密通した謀反人として死刑を言い渡されてしまいます。
ここでの伍封将軍の失敗は夫差王を信頼できず、夫差王には内密に事を運ぼうとした事。
それと、陰謀勝負では百戦錬磨のじじいには敵わなかったようでした。
宰相の方が一枚も二枚も上手で、遂に、唯一の正義でありながら自害しなければならない
悲劇の人になってしまいます。
悲劇は伍封将軍だけでなく、弟の伍友もまた兄を信じ、お国の為にと身の危険を侵してまで
賭けた策略が失敗に終わり、死んでしまいます。
この兄弟、本当に可哀想なんです。それに桂ちゃん、お芝居上手いんです。泣かせますよ〜。
伍友って本当にいい子なんですぅ。
伍友が死ぬ時も(弟が先でした)、伍封将軍が自害して果てる時も、あまり表情を変えず
ポーカーフェイスな陛下なのですけど、伍封将軍に「臥薪嘗胆の志をお忘れか」と言われた
時、表情が変わります(ここもオペラね)。あと、将軍が呪いの台詞を宣います。
「自分の首を東の門の上に置いてくれ」「越が攻め入り伍が滅びるのをこの目で見たい」と。
ううん〜〜生々しい台詞じゃぁ〜〜〜。先程の血を舐めろといい首を置けとかって
本当に宝塚の舞台なのだろうか?と、時々引いてしまう時があります。
でも、そう思う反面なんだかゾクゾクします(すみません悪趣味で)。。
その呪いの台詞に少し背筋がぞっくとしたのか、ぐっと拳を握りしめ、唇を噛み、
「言うことはそれだけか!」と。。冷たい瞳を。
あ、そうそう、自害用刀「しょくるの剣」を伍封将軍に渡す時に瞳の激冷酷で素敵です。
伍封将軍は跪いているので、上から見下げる形で、冷ややかな視線が刺さります。
ここで、夫差王は何故伍封を排除したか?。
「安らぎを与えてはくれなかった」と言っていますが、私的にはもっと深い「人間不信」の心理が
根底に流れているように思いました。
西施に対してはこの時点ではまだ半信半疑、むしろ半ではなく疑いの方が大きいかもと思います。
となると、氾レイさんや西施さんに通じる宰相に対しても全幅の信頼を置いているわけではない。
逆に、父の言いつけを忠実に守り、王に伝えている伍封将軍の事は、西施に憎しみを抱いている事
以外は信頼していたのではないかと思うんです。
「近頃お前も父に似てうるさくなったな」とか「西施は他の女とは違う。伍封!そうは思わんか」等
言葉の端にそんな感じがうかがえてしまうのは私だけでしょうか?
その伍封が、清に弟を差し向けていた。この事が引き金となって「誰の言葉も信用できん!」と
切れてしまったような。
だって、氾レイさんが宰相に取り入ってるように、同じ形が伍封将軍と清の間で繰り広げられていて
もおかしくない状況なわけですから....。やはりいくら王が腑抜けになっていたとしても
内密に...は失敗だったかもですね。
伍封が死んだ後の、虚しい王の胸の内。。
ここでの唄、夫差王、西施、氾レイの三重唱「時は流れてゆく」、私大好きなんです。
それぞれの立場での気持ちを三重唱で。
無駄な振り付けがなく、ひたすら思いの丈をぶつけるように歌う三人は凛々しいです。
それに、やっぱり雪組って歌が上手い!!。
♪大河の歴史の中に時は流れてゆく♪。。スケールの大きい歌詞に迫力の歌声です。
そしていよいよ呉の軍事地図を手に入れた越王匂銭が越軍を率いて責めてきます。
ここの立ち回りもいい意味で宝塚チックでなく、迫力があって大好きです。
もともと攻め込まれて来ているわけで不利は不利なのですけど、だんだんと越軍が優勢になって
いく様子がよくわかって、夫差王と氾レイの一騎打ちなんかもあって、もうハクハクドキドキの
立ち回りです。
迫力は迫力なのですけど、我が夫差王の槍捌き剣捌きは、華麗でもあります。
沖田君じゃないけど、舞いを舞うように人を斬るんです。
氾レイさんとのさしでの勝負では、ドラの音と共にお二人で決めのポーズがあるのですけど
これがめっっっちゃ格好いい!!。絵になります。
かくして越軍は場内に攻め入り、城は炎上。
もはやこれまでと潔く姑蘇城と運命を共にする事を決意する夫差王は孫武(しいちゃん)と
劉生(壮くん)に城の周りに木を積み重ね四方より火を放てと命じます。
ここの命令が一瞬の采配で的確、支持もビシバシで、「頭も切れ武勇に優れ」って感じが垣間見え
ました。
ここは乱れ髪に真紅のお衣装で、激素敵です。。振り返ると結局何処も激素敵ですね。
なお、この時点で西施さんはとうに行方不明です。
火を放ったら二人で落ち延びろとの命令に、「お供させて下さい!!!!!!!!」と哀願する
二人。「陛下に命を捧げてきたのだから共に死にたい」みたいな事を言うの。。。
もう泣かせますってこの二人。なんて忠実は家臣なの。陛下、あなたは孤独ではないですって!。
そんな二人に、先祖から伝わる剣を授け、呉の再興を託す夫差王。。。ううう〜〜激泣き〜〜〜。
先祖伝来の剣を受ける孫武さん、震えているんです、手がブルブルと...。そしてお二人とも
涙目で....。いや〜〜ん、激泣き〜〜〜。
震える手で剣を握りしめる孫武が「陛下ぁ〜〜〜〜〜!!」と絶叫します。ここは毎回声がひっくり
かえっていて、心の底からの絶叫なのです。しいちゃ〜〜ん!泣かせるぅ〜〜〜。
さらに涙目で夫差王を見つめる二人にグッと背を向け「孫武、劉生、ゆくのだぁ!」と叫ぶ夫差王。
絵になるわぁ〜〜ん。走り去る時にね、剣を大事そうに胸に抱えるんですよ孫武さん。。
その姿がまた涙をだあだぁにさせるんです。
きっとこの二人、呉の再興を果たしてくれますよね。頑張れ〜〜〜〜!!。
そして、独り残った夫差王の前に、西施が現れ、激泣き第二章の始まり始まり〜〜〜。
故郷の越で生きながらえてくれと言う夫差に、自分の故郷はここだと、ひとり何を望みに生きていけば
いいのだと....。あ〜〜ん、泣かせるぅ。その前にね♪あああ愛はぁ愛は愛はぁ♪と、主題歌を歌いな
がら現れるんですよ、西施さんったら。。これがまた泣けるんです。
夫差を騙していたことを告白し懺悔するの西施さんなのですが、微笑みは偽りでも愛は本当だったと
打ち明けます。
ここで、夫差王は全て知っていたって言うんです。なんて哀しい人なの!!。偽りの微笑みを知りつつも
愛を貫くって、なんて強い!。
「国を賭けてお前を愛したのだ!」って。国民はどうなるとか、ただの女好きとかって言わないでね。
皆さん、男のロマン、宝塚ロマンなんですから.....。
ここで、愛を確認しあい、死への旅路を行こうとする二人の前に、越兵が斬りかかります。
もう、この子達ったらなんて悪趣味なのぉ。。ほっておいて欲しいわ!。って思いました。
それも見つめ合い、手を差し伸べ合う二人の手が、指先が繋がるが繋がらないか...もう少しってとこで
うまい具合に斬りかかってくるんです。酒井先生のばかぁ〜〜、抱擁くらいさせて〜〜な。
ここでの二人の会話のBGM、主題歌の「愛燃える」なのですけど、バイオリンの泣くよな寂しい音色が
響き渡って、もの悲しいんです。とっても。
先祖伝来の剣を孫武&劉生にあげてしまって、丸腰の夫差王は絶対絶命!!。
そういえば、「グンチャンを背に、かばうように立ちはだかるとむ様」の図って初めてじゃないですか?
宝塚の王子様&お姫様ものならよくありがちなパターンなのですけど、初めてとは。。。
最後にみれて良かったぁ。(*^o^*)
話は戻って、夫差王を庇って西施は斬られちゃうのですけど、夫差が立ち回りをしている間、
はたでハラハラドキドキと見ている西施さんが子犬のようにキャンキャンと小さい悲鳴を上げて
いてかわいいんです。本来ならお前のせいじゃ!って思って、越兵に混ざってめった斬りしちゃい
たいところなんですけど、最後は身体をはって夫差を庇ってくれたので全て許しましょう。
斬られた西施に駆け寄ろうとして越兵に斬られされにノムちゃんに刺されちゃう夫差王!!。
ここ、立ち回りといい、斬られ芝居といい、絶品です!。素敵なのですぅ。。
でも涙でそのかっこいいお姿がいつも曇り、クリアにみたくて必死で目を拭くゆうゆうなのです。
いつしか城は崩れ西施は落ちていきます。落ちて行く西施に「せいしぃ〜〜〜〜〜〜!!」と
絶叫の夫差。会場中が激泣きの坩堝です。。周囲の方、鼻水音ごめんなさいね。
炎上の中、階段を上り詰め、やうこ様の仰るところの西施さんへ手を伸ばし、遠くかの地で結ばれる
ことを夢見て、燃えさかる火の中でゆっくりと目を閉じ....幕.......。。。。
ああ〜〜、悲劇の呉王夫差!!。貴方様にすっか心を奪われてしまいました。
すみません、かなり長文になってしまいました。
薔薇の方もまた後日、おつきあい下さいまし。
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<あ〜ああRose,Rosa薔薇の花よRose,Rosa> ( 10/26 05:45:37 ) |
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ローズガーデンも大好きです。
お芝居とどっち?と問われても3時間くらい悩みそう。
3時間悩んで飽きちゃって結局答えが出ないくらい大好きです。
「オーソドックス」とか「宝塚的」と仰る方が多くいらっしゃいますが
そこらへんは初心者のわたくしめには良くわかりません。。
ただただTOM様がひたすら素敵なだけ。。それだけでOKでして...。
オープニング
綺麗どころの3人、コム・かしげ・キムの三人が
♪ご覧いただく〜出しも〜の〜はぁ〜♪と来た時は正直ズッコケそうでした。
ご覧いただく出し物って、あ〜た、紙芝居じゃないんだから.....。
あとよく小学校の時とか「お楽しみ会」とかってありましたよね、思わず、アレを
思い出してしまいました。
でも、絵的にはメチャメチャ綺麗なんですよね。ああ、雪組ってきれ〜〜〜って思いました。
そしてこの3人のご説明が終わると、いきなりの白燕尾勢揃い!!。中央がエマブンさんの
濃ブルーで、なんとも爽やかで豪華なプロローグ!。
そしてそして、待ってました中央奥の扉より、我等がトップコンビのご登場!!。
ショーのオープニングでお二人揃ってのご登場って、私的には初めて見るのですけど....
確か、ないですよ...ね。。最後に観れて良かったです。
♪あか〜きバラは情熱のぉ〜〜♪、階段をダンチ(段違いの事)で2段くらい跨いで、両手を
大きく広げただけで、それはそれは凛々しいTOM様の主題歌!!。
しかもデコにティアラ!。これって汗が流れないし、かつゴージャスな雰囲気だし
私的には大好きなんです。
薔薇の花を唄うところ♪甘く切なく華やかに、その絢爛たる魅力で、私を私を酔わせておくれ♪
って、薔薇を唄ってるようで、これってTOM様の事ではないですか?
いきなりグンチャンとのデュエットあり、男役総踊りあり、組子総踊りあり〜で、豪華絢爛な
オープニングでした。座談会でどなたかプロローグで鳥肌が立ったと仰ってたように記憶して
おりますが、私もチキン立ちしました!!。
第2章「薔薇戦争」
エマブンさんが上手花道より金髪ロン毛でご登場!!。
先程のプロローグとのギャップで、初見は?????でしたが、よく見ると
とっても良くお似合いで、素敵です。
でもね、また出るの♪次にご覧いただくお話はぁ〜〜〜♪、「お楽しみ会」のあれが.....。
ここで語り部的に「薔薇戦争の始まり始まり〜〜〜」と唄われます。
まずは平和なイングランドの村の様子が....。。(みなさんにこやかに談話中)
まひるちゃんとコムちゃんが、なにやらラブラブな雰囲気で、そこへまひる兄役のとむ様が...。
コムチャンは慌ててお兄さまにご挨拶.....。
ところが、平和な光景は突然戦いのファンファーレで崩れ、人々は追われるように散り散りに。
ここから戦争シーン。
コムチャンチームVSまひるちゃんチームのダンスになります。
コムチャンチームにはまゆみさんが娘役ながら一人混ざっていて、キレキレの凛々しいダンスを
ご披露しておられます、かっこいいです。
まひるちゃんチームはコムチームからワンフレーズ遅れて登場するのですが、この登場シーンが
格好良くて、大好きなんです。飛んでるんです、ビュンビュンと...(すみませんわからないです
よね、まあ、観て下さい)。
こちらのチームはチー坊を筆頭にダンスを繰り広げますが、紅一点のまひるちゃんがメッチャかわいい
んです。よくよく考えると、全員女性のはずなのに、まひるちゃん一人がはかなげな女戦士に見えるん
です。男役さんって凄いなぁ、とつくづく感じました。とにかくここはまひるちゃんの目一杯のダンス
が目を引きます。
まひるちゃんに気を取られていると、いつの間にか我が殿が舞台奥に登場されていて、まあ!大変!!。
皆さん、お気をつけ遊ばせ。
お兄さんは妹を止めるのですが、妹は勇ましくも戦場へ....。
そして、何故かここで先程語り部だったエマブンさんが下手から矢を放ち、なんと一発で二人が死んで
しまいます。一石二鳥とはこのこと?違いますね。。
まひるちゃんとコムちゃんが倒れ、悲劇〜〜〜!!。
あれれ、もう、こんな時間。また長くなりそうなので、はしょります。
その後ね、我等がとむ様がまたまた「王」となって戴冠式となるのですけど、ここがいいのですぅ。
わたし、だぁ〜〜〜〜〜い好きなんです。
まず、ゴールドのお衣装がとてもお似合い。そしてゴールドのロングブーツ!!。
そしてそして王冠を被ると、まるで少年のようなんです。かわいい!!でも凛々しい!!。
細かく言うと、ひざまずくお姿がチュキ☆!太ももの裏側かなんかのラインがチラリと見えたりして...キャッツ!
(すみません、ちょっとエッチ入ってます)
そんな事より、王冠を授かり、組子さんに笑顔をおくり、さらに会場全体をキリリと見渡すとむ様がね
「宝塚のトップ中のトップ」の称号を与えられて戴冠したように思えてしまうんです。お目目がうるうるに
なってしまう......。。私だけかしらね、やっぱ。。
そんなわけで、♪汝こそこの王国に再び平和とやすらぎを与えし者....神の祝福あれ〜〜 ハレルヤ..♪
ああ〜〜チュテキ!!。
中世ヨーロッパ調からいきなり現代調へ。
コムチャンが薔薇を一輪持って恋の歌を。下手から銀橋渡りで上手へ。
エマブンさんが同じ恋の歌を歌い、上手から銀橋渡りで下手へ。
ここでなんとこの薔薇の花を客席へ投げるんです。
なので、毎回ここでは激しいエマブン薔薇争奪戦が繰り広げられるんです。
下手サブセンター1〜3列の21番から24番にお座りの機会がある皆様、頑張ってゲットして下さい。
もしかして楽屋や袖で、とむ様もお触りになったかも。。。(業務連絡:春代ちゃんファイト!)
そしてそして第4章「パッションローズ」!「ジェラシー」!!!!
宙づりの貴公子、とむ様登場!!。真っ赤なお衣装!襟元は花びらびらびらです。
私的一押し!情熱的かつ芸術的!!。とにかく素敵、目が目がめめ、め目がぁ〜〜〜〜。
マイクが壊れるんじゃないかと思うくらいの絶唱であります。
バックでは黒燕尾&黒いドレスで総踊り。紫の娘さんとも絡み、とにかく色っぽいダンスシーンが続きます。
お芝居ではあまり「色気」的なお楽しみがなかったので、ここらで一機にごっくんと行かせていただいて
おります。
赤のとむ様が引っ込むと、「フェステの男」の時のピンクの総スパンのお衣装でエマブンさん登場!。
バックがラヴィール紫の男役総踊りで錚々たる「ジェラシー」となります。みなさんかっこいいんです!。
エマブンさんが銀橋を渡ると黒にスパン入りのお衣装のとむ様が舞台奥から登場し、中詰め銀橋となります。
ここは満面の笑みで、会場中が大手拍子大会。みなさんも手拍子宜しくお願いしますね。
ケンケン様のご報告にもありましたが、22日、3列センターに鶴瓶師匠がいらしてて、終始大サービスの
我が殿でしたが、♪くれ〜な〜いの夢の中で〜生きよう永久に君と〜〜〜♪という歌詞の所で、君と〜と
いいながら鶴瓶師匠に手を差し伸べられたんです。
師匠はしきりに照れてらっしゃいましたが....羨ましい!!!私も落語家になれば良かったがや〜〜〜!。
そして、ここ、銀橋中央での決めのポーズがメチャメチャ素敵なんです。フェステの決めに負けてません。
ただ、残念な事に一瞬で暗転になてしまうので、皆様、しっかり観て下さいね。
そして、暗転後、銀橋を走られるとむ様にもご注目!!。暗闇ですからね、目を凝らして下さいね。
早替わりの為、サスペンダーを外したり、何やら腕を触ったり(カフスかな?)、初日にはなんと上着を
ガバッとお脱ぎでドッキリ!(ね、kazukoさま☆)。
第5章「ダンシングローズ」
男の色気ムンムンです。
帽子の脱着が粋です。
そしてその帽子を脱いで飛ばすところ、超かっこいい〜〜〜〜〜!!。
歌詞もね、キザでググッと来ます。
後半は組子さん達と笑い合いながらノリノリで本当に楽しそうです。。
あまりに楽しそうなので逆に泣けちゃったりするんですけど.....。
第6章「冬から春へ」
グンチャンのソロ「求めるならバラの花を」。これも私、とむ様だなぁと思えてしまいます。
プログラムをお持ちの方は歌詞をご覧になってみて下さい。
♪甘い香りと気高い姿に 人は憧れ心奪われ...♪って、ね☆!。
そして常に泣けてしまう「ゴールデンハート」。。
宝塚の永遠のテーマ「愛」。もしかして人間のテーマなのかもですね。
その「愛」を、本当に丁寧に、心を込めて歌われるんです。きちゃいますよ〜どうしても。
中程からグンチャンが登場して少しヂュエットダンスかなんかになるんですけど
ここでのグンチャンの笑顔.....痛いです。あまりに美しくお幸せそうで。
でもどこか寂しげに見えてしまうのは、ファンの思い込みなのでしょうか?
その後、ロケット→デュエットダンス→フィナーレ→パレードとなります。
今回デュエットダンスは「ダンス」より「歌」という感じでしょうか?
歌詞がまたいいです。。泣けます(要するに途中からずっと泣いてるんです)。
とにかく見つめ合うお二人に乾杯です。
バラのエトワールは美穂圭子ちゃんなのですけど、この歌詞がまた、とむ様だなぁなんです。
♪バラは憧れ バラはときめき バラは私達の夢よ♪
♪バラは憧れ バラは気高くバラは 愛を歌うよ〜〜♪
パレードのお衣装はシルバーの総スパンにシルバーのシルクハット、遠くからオペラなして
観ていると「レ・シェルバン」を思い出します。
でも、あれよかずっっと豪華です。まず羽根かキラキラです。
あと左胸、右脇(逆かも?)、腕にも大輪の黒薔薇が描かれていて素敵なんです。
最後に花びらが降ってくる演出も素敵で、大好きです!。
最後って、脚、開いてましたかしら?今まで??。
またまた、プログラムを見ながら長くなってしまいました。すみません。
それに思い切り激思い込みな文章で、違う!!って方もおられるかとは思いますが
どうかご勘弁を。 |