トムさん大好き。なぜかって? エイッ!



 ハーイ! やうこでーす!ほんとは、よーこっていうんですけど、

親が「おやう」って呼んでたし(おっと時代感じさせちゃったぜ)、

それに言いたくないけど 私たちの年代って

 美しいヒトはたいてい「よーこさん」だったんです。

聞いたこと あるよネッ。

で、街で「よーこ」と呼べば2、3人の かつて美しかったろう人が振り向くはず。

ま、ともかく、そんなわけで やうこ と申します。

トシごろって、んー、人生経験ほうふ、と申しておこう。??


  ’96年の6月まで私、宝塚をあなどってました。はっきり言って。

 だって 顔の判別も困難な厚化粧、わざとらしい発声と時代がかった古っぽい歌の数々。

 観に来ている人たちも 妙に家庭的で、隣のお姉さんを応援に来た町内会の人々のノリ。

で、00ちゃんがすべった ころんだと、どーでも良いウワサに 口角泡とばしつつもヒソヒソ・・。

 そのエネルギーと 感性には お、オットオって気がして。

 それより、男がおどろおどろしいものを化粧に隠して、全身にリズムを刻み込むような

ロックが好きでした。かなり。

 6月18日までは そうだったんです。

その日目からぶ厚いウロコが落っこちました。はたまた ウロコが付いちゃったんだか。

ともかくハマッタんです。

 「エリザベート」を観て。

エリザベートに美女の写真を送るぜ。なぜかって?エイっ!のルキーニに会って。

宝塚ってすごーい!すごーい舞台なの!すごーく歌もお上手なの!ダンスもセクシーだしね。

 特にすごーくすごいひとがいたの。

プロのお仕事ってあれよ!!

  と、騒ぎまくる日々がスタートしたのでありました。

 そうなんです。宝塚ワカバマーク付けてバク走はじめたって訳でございました。

 なーんだ。わたしより無知なのね。

と、あわれみつつも他のページにリンクを企ててるあなたっ!

もうちょっと辛抱して戴けると嬉しいです。

 かつてない猛勉強したんです。

 過去数年分の本、雑誌、ビデオ・・もう生活すべて、

寝ていてもTCAに参加しちゃって頑張ったんです。

 強力な家庭教師も付いたし。

近所に住むベテランヅカファンで、記憶力も頭の回転もハンパじゃないその人が、

わたしがハマるや間髪いれず、朝な夕な 潮の満ち干のように現れては、

ダスキンよろしく資料を持ってきては回収し、

ついでに この世界で生き抜くすべを厳しく指導して下さるのでした。

そして、彼女の持つ人脈の全国ネットによって、刻々と伝わる情報の数々。

「口外しては なりませぬ」と、但し書きつきで口外されてくるそれら情報を知る喜び!

 そうした中にインターネットからの情報も有りました。

「歌劇」高声低声なども内容表現お見事ですが、

ホームページでの皆さんの文章力、見識の高さには、ただ感心するばかり

で・し・た・が・・・。

やーだ。

やだもん。あの方のこと、あんまり言って下さらない。

わざと無視してないかしら。えっ?


いーわ。

いいもん。自分で言っちゃうもん。

・・・なにを どう言っていいもんかわからんが、

ともかく窓を開けて、声をかければなにかが始まるはず。

そんなわけで、ささやかな家を建て、きしむ窓を開けました。

ワープロは、12月に生まれて初めてのファンレターを、きれいに書きたくて

1枚5日で頑張ったのがはじめてですから、

そう、

今あなたがイライラしながらもやさしい気持ちで読んでいらっしゃるこの文は、

壮絶なすがたで1文字1もじ人差し指1本に気合いをこめて入力した文なのです。

パソコン操作も、幼なじみの友人が、噛んで含ませるように教えてくれても いっこうに飲み込めず、

やっと飲み込んでもボケ老人さながらに「今なにか飲んだっけねえ。」と、聞きながら

這うように進んでいった画面ナノです。

でもね。でもね。

どんなひんそーなあばらやだって、

いらして下さるお客様が ちょっとペンキぬりを手伝ってくれたり、

ちいさなお花を持って遊びに来てくれたら、

きっとそのうち ステキな家になるでしょう。

だから、どうぞあなたもこの家に遊びに来て、ご一緒にお部屋造りを 楽しんで下さい。

ちなみに 各部屋の絵と人形は お客様の作品です。


1997年4月23日 みなさまに心をこめて。


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一声かけてやろうと思われる方はこちらへ

                                                                                        

(これを書いてから10年後に読み返し、あまりに恥ずかしい文章に 何度か削除を考えましたが、
その頃の涙ぐましい、けれど貴重な日々の記念に残しておきます。
 皆さま、お見苦しくてご免下さいませ。)