ゼロサムゲーム -ZERO SUM GAME-
◆ ゼロサムとは?
元は経済学の用語で 「全ての総和はゼロになる」 というものです。
つまり、「それぞれの行動が何であれ各自の得失点の総和がゼロになる」ということになります。
例をだして考えてみましょう。
サッカーというゲームがあります。
たとえば チーム1の選手が反則な何かで退場処分を受けたとします。
この時はチーム1は損をしていますが、チーム2の人員は減っても増えてもいません。
しかし、チーム2は自分たちの戦力が多い状況が出来ました。
という事は、結果的にチーム2の戦力が1増えたとの同じ状況になった、つまり得をしたわけですね。
この ”敵の損 は自分の得になる” というのがゼロサムの原理です。
さて、RONの話に戻りましょう。
RONにもこの話はそのまま当てはまる、というよりこの手のゲーム自体が、ゼロサムゲームになっているといった方が正しいでしょう。
やはり例から考えて見ましょう。
ゲームの流れ上、基本は内政力を増やす事にあります。
この場合、軍隊を作ることに意味はあるのでしょうか。答えは NO です。
なぜなら軍隊を作っただけでは資源を消費し、人口上限を使っただけで内政から見れば完全にマイナスだからです。
相手はその分の資源を内政拡大に当てたとすれば自分の経済力が相手より劣ってしまった事になります。
しかし、この作成した軍隊で相手の無防備な内政都市に攻撃を加えたらどうなるでしょうか。
軍隊を作るよりも大きい損害を相手に与えることが出来れば、結果的に自分が軍隊を作った分は相殺されます。
むしろ、相手がそれ以上のダメージを受ければ自分のほうが経済力が大きい状況になります。
つまり、結果的に軍隊の作成によってより強大な経済力を得ることが出来たわけです。
しかし、逆に言えば軍隊を作っても相手に軍隊作成に使ったコスト以上の損害を与えることが出来なければ、自分の損になります。
つまり作っただけでは得どころか、負けの原因すらなるのです。
(実際にこういった事の積み重ねで勝負は決まっていきます)
つまり、ただ単に軍隊を作れば良いというわけでは無く何事にも理由を持って行動しましょうということでした。
何、そんなに難しい事じゃなく、俺はこのユニットが好きだから出す! でもぶっちゃけ良いわけで。
そのときでさえ、”好きなユニットを出した分、自分の精神的ゆとりができて、その分相手は損をしてる”という事になりますよ(笑