バンツー -移住の力-
文明ポイント
総合評価 I II III IV V VI VII VIII
C 7 9 5 1 3 4 6 7
内政 軍事 利便
C B A
総合評価: 全要素を考慮した総合的な評価 内政: 内政、経済面の評価 軍事: 軍事面の評価 利便: 安定性、使いやすいさ、癖の無さの評価 時代評価: 各時代ごとの評価)
文明特性

■ 都市の上限が +1 アップ(ただし、最低 1 つの治政テクノロジーの研究が必要)
■ 都市建設コストが 75% ダウン。
■ 人口の上限が +100% アップし、最大値を 25% 上回る

■ 兵舎で作成されたユニットと市民の移動速度が 25% アップ
■ ユニットのアップグレードに軍事テクノロジーの研究が不要

総合評価:C(内政力:C 軍事力:B 利便性:A)

内政力の評価: C
1つ多くの町の建設、町のコストが75%ダウンという内政ボーナスを持ちつつも、多くの他文明の内政ボーナスには大きく見劣りする
継続的に資源が入ってくるものが多い他文明のボーナスと違い、町のコストが安くなったり、
町を1つ多く立てれて隊商を早く出せることなどは、大きな内政差となり得ない。よって内政評価は最低のC。

軍事力の評価: B
1つ多くの町を建設できる、という点は内政力よりむしろ軍事力の点において大きな効果を及ぼすものになる。
早く立つ三つ目の町で領土を食い込ますことによって、敵の町スレスレに塔を建てることが早い時代に可能になるのだ。
兵舎ユニットの移動速度25%アップは重歩兵ラッシュに大きな効果を及ぼすものの、中世からは全く役に立つことはない。
軍事面はなかなかなボーナスではあるが、
勝敗の分かれ目となるルネサンス時代にはこれらの軍事ボーナスの長所は全くと言っていいほど生きない
軍事評価はBとCの中間あたりだが、太古古代での優位を生かせる可能性を考えてBとした。

利便性の評価はA。
序盤に多く町をもてるので、森がない山がないとあわてることは少ないだろう。
内政が安定するというのは内政も軍事も中の下ぐらいの実力しかないバンツーにとっては、まだ救われる点だろうか。


時代評価 (I: 7 / II: 9 / III: 5 / IV: 1 / V: 3 / VI: 4 / VII: 6 / VIII: 7)

太古、古代までは重歩兵速攻が可能な時代。
歩兵の移動速度が速いことや、都市を三つ建てれることにより
敵前衛の側面や後衛への攻撃など、幅広い攻撃の選択肢を持ついう理由で高い評価を与えた。
特に古代では、
軍事研究2を研究しなくても弓騎兵、鎖鎧兵の生産が可能だ。
斥候の移動速度も早いという点も速攻には見逃せない要素だろう。

重歩兵速攻をしない場合でも、前述の
敵の領土に大きく食い込み、国境スレスレに塔を建てる戦術がとても有効だ。
それだけで内政にダメージを与えることは稀だが、そこを拠点に軍事研究1で生産できる弓騎兵で内政を圧迫していけばいいだろう。
また、この時代は少量の軍隊が塔建設の利権を争うこともある。
少量軍隊の戦いでは至極的確に相性のいい相手を狙うことが肝になるので、
歩兵の移動速度が速いのは大きな利点になる
だろう。弓兵は素早く敵の軽騎兵から逃れることができ、重歩兵は迅速に敵に接近することができるのだ。

中世は完全に前線が完成し、にらみ合いになる時代。
中世になるとバンツーの利点は完全に無くなる。
軍事研究ボーナスは投石器や要塞には適用されない
歩兵の移動速度が速いという点も、塔が揃い、投石器破壊の応酬になる戦いでは太古や古代のような活躍を見せないだろう。
それでも、相対的に考えて中世が特別強いような文明は少ないことから、評価は中間レベルの5としておいた。

ルネサンスは強力な大量の軍隊が前線を争う時代。
ルネサンスでバンツーの評価は地に落ちる。多くの文明にとっては力の見せ所で、決定的に勝敗を決めることができる時代だ。
しかしバンツーには中世と同じく、ルネサンス期に与えられるものは何もない。人口上限が二倍になることを評価することも出来なくはないが、
本来の人口上限を大きく突き破ることの出来るような多大な内政と大量の軍を揃えることは現実的に不可能
よほどルネサンスになっても何も仕掛けてこないような下手な相手でない限り、そこまで人口を広げる余裕はないだろう。
ルネサンス期に爆発的に強くなる文明が多いことから、評価は最低の1とした。

啓蒙時代、産業革命、近代、現代は逆サイドとの戦いになる時代。
前線勝負は大概ルネサンスで決着がつく。啓蒙時代はほとんどの場合、前線勝負が終わり、後は逆サイドのためにいかに時間を稼ぐか、
もしくはいかに早く落として援軍を送るか、という勝負になるのだ。
そこでまたバンツーの利点が復活する
もし負けたのならば
奪われた分の町をどんどん建設し、しつこい抵抗が可能だ。勝ったのならば足の速い歩兵によって援軍を素早く送ることができる
もし近代、現代にまで勝負が延長したのならば、人口UPと、強力なユニーク戦闘機は、きっと戦いを有利な方向に導いてくれるだろう。
もちろんそんなことは稀も稀、10ゲームに1回あるかないかのことだろうが。

総合評価: C
バンツーは太古、古代でなるべく優位に立たなければならない文明である。もし相手を無傷でルネサンス入りさせてしまったら、負けたと思っていい。
重歩兵Rで首都を落とすことができればいいのだが、
昨今は民兵を使われることが多くなっているので重歩兵Rの成功率は極めて低い
やはり3つ目の町と国境の塔から、いかにダメージを与えるかにかかっているだろう。それでもルネサンスで同等条件になるほどの差をつけることは難しいが。
大きな差を開けるのが難しい古代戦闘に全てをかけなければならなく、一番強さが要求されるルネサンスで何も与えられない、雑魚文明だ。
よって総合評価は最低ランクのC。
この文明で負けてもなんら恥じることはありません

■ 都市の上限が +1 アップ(ただし、最低 1 つの治政テクノロジーの研究が必要)
■ 都市建設コストが 75% ダウン。

これを内政ボーナスと考えていては勝利するのは到底不可能。
序盤に深く領土を押し、近い距離に拠点を築き、大きなダメージを与えよう。

■ 人口の上限が +100% アップし、最大値を 25% 上回る
■ ユニットのアップグレードに軍事テクノロジーの研究が不要

製作者側はこの2つをコンボにして、軍事研究のいらない文明だ、ということにしたかったのだろうか?しかし武器工場や砦の建設、戦術や戦略の研究等には適用されない。
戦術等の研究を諦めるにしても、軍事テクノロジーを全く研究せずにユニットを作るのはそれなりのコストもかさむ。
軍事不要ボーナスは、軍事2を研究しなくても弓騎兵、鎖鎧兵が出るというメリットのみと思っておこう。
人口上限アップはルネサンス後期から大きなアドバンテージになるように一見見えるが、実際は人口上限を大きく上回るような戦いをすることは難しい。
大抵はルネサンスに入って少ししたら戦いが始まってしまうため、このアドバンテージが生きることはまずないのだ。

■ 兵舎で作成されたユニットと市民の移動速度が 25% アップ
前線勝負が始まる古代後期や中世まで力を発揮するボーナス。斥候の移動速度も速くなるので偵察力にも繋がる。
重歩兵速攻するときに最も活躍してくれるボーナスだろう。しかし旬がすぎればそれまで。
前線勝負が始まれば、全く役に立つことはない

■ ユニークユニット
アンパカティは投げ兵の中ではまた使えるユニット。馬並のスピードで近づき、攻撃を行うことができる。
とはいえやはり軽騎兵の方が足も速いし攻撃力もあるし、投石器にも有効だ。何より本当に必要な他の歩兵のコストがかさんでしまう。
やはり所詮は軽歩兵。太古Rにのみ有効と思ってください。
しかし近代現代のユニーク戦闘機はとても頼りになるだろう。航空ユニットに1.66倍ものダメージを与えるので、制空権は常にこちらのものだ。ヘリや爆撃で敵を蹂躙しよう。

アンパカティ 40 40
( 時代: I / HP: 85 /攻: 11 守: 1/ 生産速度: 125 / 射程: 0-6 / 視界: 8 / 攻撃速度: 33 / 移動: 28)
 通常の投石兵 より [攻: 1 / 生産速度: 25] 高い。
ダメージ修正ボーナスは変化無し。
ヤンゴンビ アンパカティ 40 40
( 時代: II / HP: 95 / 攻: 12 守: 1/ 生産速度: 125 / 射程: 0-6 / 視界: 8 / 攻撃速度: 33 / 移動: 29)
 通常の 投槍兵 より [攻: 1 / 生産速度: 25] 高い。
ダメージ修正ボーナスは変化無し。
ズールー族戦士 40 40
( 時代: III / HP: 110 / 攻: 14 守: 1/ 生産速度: 125 / 射程: 0-6 / 視界: 8 / 攻撃速度: 33 / 移動: 30)
 通常の 精鋭投槍兵 より [攻: 1 / 生産速度: 25] 高い。
ダメージ修正ボーナスは変化無し。
ホーク戦闘機 90 90
( 時代: VII / HP: 138 / 攻: 45 守: 3/ 生産速度: 170 / 射程: 2-7 / 視界: 16 / 攻撃速度: 30 / 移動: 75)
 通常の 戦闘機 よりダメージ修正が [地上ユニットに+10% / 航空ユニットに+66%] 高い
ステータスは変化無し
コンドル戦闘機 90 90
( 時代: VIII / HP: 140 / 攻: 46 守: 3/ 生産速度: 170 / 射程: 2-10 / 視界: 16 / 攻撃速度: 20 / 移動: 90)
 通常の 戦闘機 よりダメージ修正が [地上ユニットに+10% / 航空ユニットに+66%] 高い
ステータスは変化無し
By odeton