Load Test & レビュー
(テストマシン:PM9500/120)

CD-ROM交換手順
(1998年3月レポートを再編集)
 背中のネジ6本を緩め、ケースを少し手前にスライドさせ上方へ引き上げてれば簡単にケースは外せる。そこにはドライブベイの一番上に乗ったCD-ROMドライブを簡単に見つけることが出来る。
(個人でケースを開けるとアップル社の保証が無効となります!)

 上はケースを開け、側面から見た写真である。赤で囲んである部分が拡張ベイ部分。一番上に載っているのが今回交換するCD-ROMドライブだが、ここは5インチベイとなっている。その下にあるのが3つの3.5インチベイだ。ここにはすでに上からフロッピードライブとハードディスクが収まっているが、ここはハーフハイトのベイである。そして一番下にフルハイトのベイが空いている。PM9500には5インチx 1、3.5インチハーフハイトx 2、3.5インチフルハイトx 1の4つの拡張ベイが用意されている。

 この写真は正面から拡張ベイを見た写真である。電磁遮断の為にCD-ROMドライブに金属板が被せてある。まずはこれを取り外そう。

 次に後ろの接続ケーブルを外すのだが、かなり堅いので無理をして断線させないよう注意してほしい。どうしても外れない時はラジオペンチ等を使ってゆっくりと外せば大丈夫だ。
 上の写真はドライブ後部の接続ケーブル部分の拡大写真だが、左からオーディオケーブル、SCSIケーブル、電源供給ケーブルとなっている。

 ケーブルを外し終わればいよいよドライブマウントの取り外しだ。ドライブの下にあるマウントレバーを摘んで引き出せば簡単に抜けて来る。止まったところで上に持ち上げれば、ベイから簡単にドライブを取り外すことが出来る。

 いよいよ新しいドライブを取り付ける番だ。上が今回用意した24倍速純正CD-ROMドライブである。後部のオーディオ端子とSCSI端子の間にSCSI-ID変更の為のジャンパピンがあるが、これは初めからID3、ターミネータ切の設定になっているので変更する必要は無い。

 上は取り外したCD-ROMドライブを下部から見た写真である。マウントステイが固定されているが、これを取り外して新しいドライブに交換すれば準備完了だ。あとは今までと逆の手順でマウントをベイに固定し、後ろのケーブルをすべて取り付ければ完了。正面に取り外しておいた電磁遮断シートを忘れずに戻しておこう。あとはケースを元に戻し、背中のネジ6本を固定すれば交換作業終了である。
 正面から見ると今までのCD-ROMドライブとまったく同じ状態だが、唯一見分ける手段としては汚れた本体に対してトレイ部分が新品の白さで光っている事でしかない。
 しかしこの24倍速ドライブのスピードは素晴らしい。まったくストレスを感じさせないし、CD-ROMからのシステム起動でもハードディスクに引けを取らないスピードで立ち上がってくる。交換して良かったと思わせるに十分なパフォーマンスを披露してくれた。

Apple純正24倍速CD-ROMドライブ 防音対策
 しばらく24倍速を使っていて、振動音の大きな事が気になりだした。トレイにCD-ROMを入れて閉めると、途端にブーンと大きな振動音がするのだ。かなり大きな音である。本体に共振し、机を伝わって足元まで振動が伝わって来る。
 前回、H.D.の防音対策を行った時の材料がまだ残っていたので、CD-ROMドライブにも防音対策を施す事にした。
 上が前回も使用した防震材料のソルボセイン(左)と粘着鉛シート(右)である。どちらも東急ハンズで手に入れることが出来る。
 上の写真はCD-ROMドライブのマウントステイを上から見たものである。矢印で示した部分に溝があるが、深さが丁度3mmで防震材のソルボセインの厚さと同じである。
 このままではドライブを浮かせる事が出来ないのでここに鉛シートでゲタをはかせ、その上にソルボセインを敷いて1mm程度浮かせる事にした。
 左が溝に鉛シートでゲタをはかせた状態、右がその上にソルボセインを敷いた状態である。これで場所により1.2〜1.5mm浮いた状態にしてある。
 上がマウントステイにドライブを取り付けた状態である。ネジで浮かせ具合を調節し、フロントベゼルにトレイが引っかからない程度に浮かせておく。あまりネジを締め込んでしまうと防震効果が弱くなるので適当に浮かせておく事。
 今回の対策を施してかなり振動音が減少した。しかしまだ振動音を気にならないレベルまで下げる事は出来なかった。
 残る方法は共振を引き起こしているドライブベイ全体及びカバーに防震素材を張りまくる事だが、下手をすると冷却のための空気の通り道を塞ぐ恐れがあるので止めておいた。
 24倍速のパフォーマンスと振動音のバランスを考えて、このあたりで納得する事にした。

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