Mac改造大作戦
8.私のMac近況報告!

 ●PCカードリーダー購入(KERNEL PCD500A

 デジタルカメラの購入を決定した際、パソコンへデータを取り込む方法をどうするか迷った。
 ノート型パソコンを持っていればPCカードスロットを利用して簡単に取り込めるのだが、私の機種はデスクトップ機なのだ。当然純正の接続キットを購入するのが普通の考えだが、当時は店頭にWindows用しか置いてなく、Mac用はまだ発売されていない状態。そして接続キットでは転送にえらく時間がかかるらしいのだ。

 いろいろと調べてみると、どうもPCカードリーダーなる物がデスクトップ用に市販されているらしい。たまたま新装開店したばかりの池袋ビックカメラパソコン本館を覗きに行った際、店員に質問してみるとDOS用はいろいろあるがMac用は情報は聞いた事があるが置いてないとの返答だった。

 こういう場合にはインターネットで調べるのが手っ取り早いと、いつもの秋葉館のホームページを覗いて見ると確かにありました。Mac用のPCカードリーダーKERNEL PCD500Aだ。そしてもう1つとっておきの情報、Apple純正CPUドータカード604e/180MHと604e/233MHを数量限定大放出!ドータカード方式でCPU交換が可能になった最初の機種を購入した私は、CPUの値段が下がる機会を狙っていたのだがこれで決定。市販品よりもメチャクチャ安いのだ。

 急いで秋葉館へ飛んで行き、KERNEL PCD500AとApple純正CPUドータカード604e/233MHを購入。カウンターで料金を支払おうとする際、店員が変な事を言ってきた。「このPCカードリーダーはビデオキャプチャーカードやモデムカードは使えないが良いか」と言うのである。不安になり意味を追求すると、どうもこれはメモリPCカードの読み書き専用器で、機能拡張PCカードは使えないが目的は大丈夫かと言うことらしい。

 最近良くお世話になっていながらこう言うのも悪いと思うが、店員の質問の仕方があべこべなのだ。最初からこういう使い方は出来ないと否定的な面ばかり客に言ってしまっては誰でも不安になる。それよりも最初に客の使用目的を聴き出し、それが問題なければ二次的にこういった使い方は出来ないと補足説明すれば客も安心するのだ。
 もし関係する方がいたら伝えて欲しいと思うが、パソコン専門店の敷居をわざと高くするような接客態度は止めて欲しい。自分の知識を見せびらかすのではなく、客が何を求めて買いに来たのか、目的をはっきり掴んだ上でアドバイスするのがプロだと思うのだが間違えているだろうか。


KERNEL PCD500A使用方法

 接続の前にまずソフトのインストールが必要である。これはMacでDOSのデータを読み込んだりPCカードを認識する為に必要なドライバやユーティリティソフトをインストールする為だ。注意点としてはMac OS純正のPC Excangeやマウントソフトの使用を中止して、代わりにMac-PC Managerを使用する点だ。これらとMac-PC Managerはコンフリクトを起こすので必ず使用を中止しておこう。

上がKERNEL PCD500Aの真上からの写真である。非常にコンパクトだが、TypeI,II,IIIのPCカードが使用可能。電源はACアダプタを使用しているので本体のみの重量は本当に軽い。
上は裏から見た写真である。赤丸で囲んだ部分がSCSI ID設定スイッチ、四角で囲んだ部分がターミネータ設定スイッチだ。SCSI IDは他の機器のIDとダブらない用に設定しよう。(SCSIに何も接続しない状態でHDが0、CDが3、マザーボードが7に設定されている*)またターミネータは必ずオンにしておく事。
本体背面から見た写真である。SCSIコネクタはD-Sub25ピン1基のみなので、チェーン接続の場合にはターミネータオンにして最後に持って来るしかない。付属ケーブルはD-Sub25ピン--D-Sub25ピンだけなので使用機器のコネクタの形状に注意。
コンパクトフラッシュカードをPCカードリーダーで読み込む為のアダプタにセットした状態。このままスロットに差し込めばPCメモリカードとして認識してくれる。あとはHDにコピーするなり加工するなり自由。外付けHDと同じ転送速度なので接続キットによる転送よりも格段に早い。これを手に入れた真価がはっきりと判る瞬間だ。
この他にもTypeI,II,IIIのメモリPCカードが使用可能なのでノート型を持っている人はメモリPCカードによるデータのやり取りが簡単に行える。何よりも転送速度の速さは他の手段を講じるよりも格段に早い。

*内部SCSIと外部SCSIが独立して設定できる機種もあるが、使用ドライバ等による認識間違えのトラブルの恐れもあるのでIDは出来るだけダブらずに使用する事をお勧めする。


注  意
当ホームページに掲載されている内容により発生した故障、事故などの利害関係につきましては、当方は一切責任を負いません。Macの改造は個人の責任において行ってください。
また、Apple社の保証期間内でも個人の改造により保証が無効となる場合がありますので、十分ご注意ください。


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