Load Test & レビュー
(テストマシン:PM9500/120)


内蔵MOドライブ増設(VESTA INM-640MT)
(1998年4月のレポートを再編集)

 とうとうMOが必要になり、どうせ増設するなら転送速度の速い内蔵ベイに増設(注)すべきと考えていたので他の買い物のついでに探し回ったが、普通の店には外付けしか置いていない。

 こういう場合にはいつもの秋葉館へ行ってみれば何とかなるだろうと思い、買い物の最後に行ってみるとやはりあったのだ。内蔵MOドライブ230Mbと640Mb。しかし現在のタワー型Macは私の持っているPM9500とはフロントベゼルの形状が違う。目に付くのは現在のタワー型用と、デスクトップ用ばかり。
 ところがである。よく見ると隅に1台こっそりと置いてあった。他と区別が付きにくい為つい見逃していたが、箱の隅に書いてある対応機種一覧にPM9500の文字。そして私が求めていた640Mbメディア対応機種だったのだ。金額は外付けよりも安い\48,800-。MOが普及し始めた1990年初期には128MB対応機種で\200,000-近くしたのだから、MOもずいぶん性能が上がり安くなったものだ。

 今日の目的は他にあったのでMOを購入する資金の持ち合わせが無い。近くの銀行で購入資金を用意しようと行ってみたが、あいにく今日は土曜日で5時でキャッシュサービスは終わり。しかしPM9500用は残りあと1台なのだ。再度店に戻り予約が出来るかと聞くと、言い終わらないうちに「出来ません!」と冷たい返事。しかたなく割り増し料を取られるがクレジットカードを使って購入。今手に入れなければ何時PM9500用が入荷するか判らない。もしかするともう旧タワー用は手に入らないのかもしれないのだ。(最近この店で衝動買いに近い状態が続いている。ヤバイ!)

 早速自宅へ持ち帰り、いつも通り拡張ベイへ増設を開始。フロントベゼルはPM9500用が用意されているのですぐに目隠しベゼルをこれに交換。この部分だけ汚れていないのでやけに目立つが、旧タワー型Macのフォルムを崩さずに増設する事が出来た。
(注)
 PCIバスを搭載したパワーマックのほとんどは、SCSIポートを内蔵用と外付け用の2系統持っている。
 そして内蔵用は転送速度の速いFast-SCSI規格が採用されており、外付け用は従来のSCSI規格のままなので内蔵ベイを使用した方が転送速度は格段に早くなる。
 これは内蔵ベイに増設するハードディスク、CDドライブ等全ての機器に言える事なので、転送速度の速さが必要な機器は外付けよりも内蔵にした方が価格も安く、メリットは大きい。


VESTA INM-640MT増設手順

これが今回重要なPM9500用のフロントベゼルである。旧タワー型から新しいタワー型に形状が変わった今、これを装備した内蔵MOを探すのはさらに難しくなるだろう。
フロントベゼルを交換した状態。新しいベゼルの白さが目立つが、本体のフォルムを壊さずにメディア交換口が用意出来る。この際本体の汚れを落として、綺麗なマックにしてあげようかナ?
これがMO本体。すでにマウントステイを取り付けてあり、フロントベゼルの開口部に合うように高さを調節するゲタが履かせてある。さらに後ろに小さな放熱ファンが取り付けてあり、対策は万全。
SCSIコネクタは延長コードが取り付けてあり、電源コードも本体と放熱ファン用に分岐されているのでコネクタ1つで全てカバーする仕様になっている。
電源コードの中間にSCSI ID設定のロータリースイッチと、ターミネータ設定スイッチがある。今回私の場合はID 1、ターミネータOFFに設定。ID 1は外付けSCSIで使用しているPCカードリーダーと重複するが、内部SCSIは系統が違う為問題無く両方とも稼働してくれた。
但し接続機器によっては同じIDと認識してしまう物もあるので注意が必要。スキャナ等のソフトで立ち上げる機器とは重複を避けた方が良さそうだ。
内蔵MO増設の終わった、PM9500/233MOの姿。先日交換したCDドライブとMOの白さが目立つが、違和感のないフォルムに仕上がった。
本体の上に乗っているのはNIKON COOLSCAN II 35mmフィルムスキャナと、まだMOが128MB時代に導入した270MBのSyQuestリムーバブルHDだが、今回の640MB MOの導入でリムーバブルHDの役目は減るだろう。何せメディアのコストが格段に安いし、内蔵のおかげで転送速度にあまり差が無いのでは勝負にならない。MOの勝ちだ!


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