2.メディアが開かない!
(奥の手作戦)

 先方データのMOを入れると、マウントされずに初期化を促してくる。データ作成側では問題なく開くという。再度バックアップをMOにコピーしてもらうが同じ事。いったい何が悪いのだろう。助けて!

 ご安心あれ!まずは落ち着いてMOの種類を調べよう。
 当たり前ですが、230MB MOドライブでは640MBのMOをマウント出来ません。またオーバーライト未対応ドライブにオーバーライトMOはマウント出来ません。まずはドライブとメディアの相性をチェック!でもアセるとこんな事、けっこう気が付かないんですよね。
 これらに問題がなければ単に先方でMOを初期化した際のフォーマッタソフトの相性が悪いだけ。手っ取り早い方法はこちらでフォーマットしたMOに再度バックアップしてもらう事で問題解決。


 とは言っても、データ制作者の間に中継があって直接頼めなかったり、納期の関係で再バックアップを取る時間が無かったりは日常茶飯事。
 こんな場合は先方のフォーマッタソフトを確認してもらい、同じフォーマッタソフトのマウントエクステンション書類でマシンを起動すればマウント出来る。
(そのためにはこちらにも同じフォーマッタソフトが無ければならないのだが)

 今までの経験では、ロジテック製のハードディスクに付いて来るフォーマッタユーティリティ、Format One Pro でMOを初期化すると通常のフォーマッタソフトとの相性が悪いようだ。こんな場合に備え、私の場合普段は機能拡張から外しているが(外さないとMOがこれで初期化されてしまう恐れがあるので)捨てずに取ってある。どうしてもマウントできないMOに対し、奥の手で機能拡張書類をこれに入れ替えるとだいたいマウント出来る。

 さらにフォーマッタソフトの草分け、Drive7 のマウントソフト、MountCache は機能拡張フォルダに入れなくてもデスクトップ上でマウントソフトとして立ち上がる。奥の手の奥の手として、これで強制的にマウントをかければほぼ間違いなくマウント出来るはずだ。(制作のプロなら、オマケのマウンタソフトじゃなくB'sCrewぐらいちゃんと金出して準備しておいてほしい。苦労するのは渡された側なんだぞ!)

 これでもマウント出来ない場合は、MOが破損していると考えた方が良い。ダメで元々であればバックアップがある事を確かめた上で、ノートンディスクドクターでMOを修復する手はある。
 方法は一度問題のあるMOを取り出して、まずはNDDを起動してからおもむろにMOをドライブに入れ、NDDがMOを認識しない場合は「未確認ディスク表示」で認識させてから修復を試みてほしい。
 大抵「マスターディレクトリーブロックエラー」やら「ボリュームビットマップエラー」「Bツリーエラー」と言ったエラーが出るが、これは修復すれば何とかなりそうである。
 問題なのは、「ブートブロックエラー」が出てドライバを捜し始めた場合だ。こうなったら諦めて新品の Macintosh フォーマット済みのMOに再度バックアップを頼もう。
(市販のフォーマット済みMOならマウント出来なくなる事は決して無いのだ。時は金なり!)

 ただし、MOに不良ブロックがある場合そこに書き込まれたデータは元に戻せないので、復旧したデータに問題がないか十分チェックしてから使用してほしい。



 MOは、フロッピーディスクほどではないにしても何度も読み書きを繰り返すと痛んで部分的に不良セクタが発生し、そこに書き込まれたデータが読めなくなる場合がある。磁力や強いショック、熱にも弱い。けっこうデリケートなのだ。(フォーマットし直せば使えるケースもあるが、ディスク表面に不良ブロックが発生したらどう足掻いても無駄である。)
 大量データの受け渡しに大変便利ではあるが、決して絶対安全では無い事を肝に銘じて利用してほしい。
 読み書きを何度も繰り返せるからといってあまり何度も使い廻すのは感心しない。問題が発生してからでは遅いのだ。ましてやオリジナルがMOにしか無い場合は取り返しが付かなくなる。
 以前よりはだいぶメディア単価も下がってきている。MOも消耗品の一部と割り切って、出来るだけ新しいMOでデータの受け渡しをしてほしい。当然制作側は安全のためにバックアップをお忘れなく!

(あまりメーカー名を名指ししたくはないが、何故かテイジンのMOは頻繁にトラブルが発生する。ボリューム情報が壊れやすいようなのだ。それと上記のロジテック社製の Format One Pro ドライバソフト。業務で使用する場合にはご注意願いたい。)


 いかかでしょう、これで問題解決!無事にマウント出来たはずです。

 原因不明でけっこう苦労させられるのがこの問題。2ヶ月に1回程度の頻度で私の手元へこのようなMOが持ち込まれるが、この奥の手作戦でマウントしてバックアップを現場へ戻している。でも何度もマシンの再起動をかけねばならず、結構手間仕事なんだよね。

 問題にぶつかって、諦める前にとにかく原因を追求してみる。そして原因がわかれば次回のために対処を講じておく。でもそれが功を奏して無事解決出来れば、してやったりと嬉しくなるのだ。

 こんな私の実験が、少しでも同じDTPに携わる皆様へのお役に立てれば幸いです。


今日あった出来事。(1999/9/7)(`ヘ´) +(^_^;)

 仕事が一段落して帰り支度を始めた頃、営業部員が至急出力してほしいと持って来たMOが、いつもの通り「初期化しますか」と聞いてくる。そこで早速奥の手作戦でマウントしようとするがダメ!さらに奥の手の奥の手を使うがこれでもダ〜メ!
「メディア壊れちゃってるよ。ダメモトで修復してみるかい?」と聞くが、何か踏ん切りの付かない返事。「もう一回データもらい直してきますから、帰らないで待っててください。」って、「いったい何時まで待てばいいんだよ!」とは言いませんでしたが、久しぶりに早帰り出きそうだったのにガックリ。
 そうこうするうちに、もう1人の営業がやって来て「それWindowsのMOなんですが。」と言い出すではないか。何とWindowsフォーマットの640MBのMOである (^_^;) !

 230MBのWindowsフォーマットMOなら問題無く我がMacで開けるが、640MB Win は別である。「何でWinだって先に言わないんだ! (`ヘ´) 」と文句言いたかったが、その営業がそこまでの知識持っていなかったのだから文句言ってもしかたがない。
 何とか640MBのMOドライブが付いているWindowsマシンを探して事なきを得たが、もしあそこで修復かけちゃったらと思うと本当に (^_^;) 物である。あと少しでデータを完全に天国行きさせちゃう所だったんだぞ!

 せめてフォーマットタイプと、どんなデータが入っているかぐらいは事前に確認して知らせてほしい。ただMOもらって来て「出力お願いしまァ〜す!」では、Mac DTPデータのカンプ出力依頼と勘違いしちゃうじゃないか!もっとしっかりしてくれよ。我が社の営業さん!

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