名探偵コナン コミックス インプレッション

ここは、名探偵コナンのコミックス感想のページ。
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VOLUME 1
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VOLUME 4
VOLUME 5
VOLUME 6
VOLUME 7
VOLUME 8
VOLUME 9
VOLUME 10
VOLUME 11
VOLUME 12
VOLUME 13
VOLUME 14
VOLUME 15
VOLUME 16
VOLUME 17
VOLUME 18
VOLUME 19
VOLUME 20
VOLUME 21
VOLUME 22

特別編 1
特別編 2
特別編 3
特別編 4
特別編 5
特別編 6


VOLUME 1

記念すべき、名探偵コナンのコミックス第1巻。工藤新一と毛利蘭のデートシーンがあるのはうれしいところで、ぜひ読んでおきたい巻です。
新一が「ホームズは、助手のワトソンに初めて会ったとき、握手しただけで、彼が軍医でアフガンに行っていたことを見抜いてしまったんだ」というシーンがありますが、これは、シャーロック・ホームズの「緋色(ひいろ)の研究」(原題A STUDY IN SCARLET)の冒頭のシーンです。各社から日本語訳が出版されているので、興味があれば読んでみるといいかも。
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VOLUME 2

File.8〜10は、コミックスでの、歩美ちゃん、元太くん、光彦くんが初登場の回。
TVだと、この3人は、第1話から登場していますが、コミックスだとちょっと遅れて登場しています。3人が登場するお話は、一人だけまじめなコナンと、おちゃらけた3人の取り合わせが楽しいです。
ちなみに、三人のフルネームは「吉田歩美」ちゃん、「小嶋元太」くん、「円谷(つぶらや)光彦」くん。三人とも帝丹小学校1年生です。
この中で登場するアイテム「伸縮サスペンダー」は、コミックスで使用されたのは今のところこの話だけ。
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VOLUME 3

イチオシは、File.7〜10。
この中で登場するゲームソフト「ヤイバの大冒険」は、もちろん青山剛昌さんの描いた「YAIBA」のこと。雷神剣を手に鉄刃(くろがねやいば)が、鬼丸やさまざまな敵と戦う、というのがお話で、コナンの前作にあたります。コミックスは通常版は全24巻、またワイド版では全12巻発売されているので、機会があれば、せひご一読あれ。
この後、コナンのストーリーの中には、こんな風に「YAIBA」が何度か登場しています。
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VOLUME 4

オススメは、少年探偵団大活躍のFile.7〜10。この中に、「仮面ヤイバー」なるものが登場していますが、「YAIBA」にも登場しています(ワイド版YAIBAだと、VOL.9[地の巻])。ただし、カッコイイ仮面ヤイバーの登場を期待してはいけません。(笑)
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VOLUME 5

File.6〜9のカラオケボックス殺人事件は、私のオススメ。謎解きよりも、新一と蘭の恋のお話として読めました。
コナンって謎解きが中心の話もいいけど、読んでいて最後にほっとする話もいいですよね。この話、TVだと1回に押し込めてしまったせいか、印象的なエピソードの'はしょり'があまりにも多いのが残念。
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VOLUME 6

File.9からの天下一夜祭殺人事件が、私のオススメ。
最初、この話を読んでいたとき、『TVで生中継されていたシーンをバックに写真を撮り、時間をごまかしたのではないか』、と思いましたが、見事外れました。よくよく考えれば、TVを撮ったものと、実際の景色を撮ったものでは、違いが大きくバレバレのはずなので、そんな訳はないのです。
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VOLUME 7

File.2〜7では、結局容疑者が自殺してしまっています。こういう結末になっているのは、今のところこの話だけですが、このことは、VOLUME 16 File.3で、コナンが悔やんでいますね。
File 8〜VOLUME 8 File.1は、私のもっとも好きな話の一つです。やはり新一が話に関わってくると、面白さが違いますね。謎解きよりも、蘭の新一に対する思いが、とても心に残るお話です。
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VOLUME 8

File.2からの闇の男爵(ナイトバロン)のお話は、面白いですけど、トリックがイマイチ分かりにくいですね。
私のオススメは、File.8からの、6月の花嫁殺人事件かな。
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VOLUME 9

ソーラーパワーのスケボーは、File.1〜3が、コミック初登場かな。TVだと第12話に相当します。歩美ちゃんに振り回されるコナンたち少年探偵団が面白いですが、こういうアクションの大きい話だと、TVの方がより面白いですね。
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VOLUME 10

オススメは、File.4〜6で、コナン中盤(?)のクライマックスです。コナンのコミック感想を掲載している多くのホームページで、この部分をオススメにしていると思います。読んでいない方は、ぜひご一読を!

その次のFile.7〜8は、軽く楽しめるお話に仕上がっています。この話のトリックを読んだとき、こんな死体の隠し場所もあるんだな、と思わず感心してしまいました。
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VOLUME 11

この巻は、面白いお話が粒ぞろいしている印象があります。File.2からのテレビ局殺人事件、そして続くコーヒーショップ殺人事件は、いずれも読んでいて謎解きがとてもスリリングです。
ところで、この巻の33ページ目に登場する推理VTRのタイトル「私立探偵 桐島祥二」というのは、コナンの原作者青山剛昌さんの別のコミックス「青山剛昌短編集」に収録されている「探偵ジョージのミニミニ大作戦」の主人公ですね。
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VOLUME 12

File.7およびVOLUME 13 File.1に登場する、シャーロック・ホームズの「踊る人形」は、「シャーロック・ホームズの生還」(原題THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES)に収録されています。
(邦題は、出版社によっては『生還』ではなく『帰還』になっています。)
ヒルトン・キュービット夫人のエルシーが「踊る人形」の暗号に……というお話で、シャーロック・ホームズを一度読んだ方なら、絶対に忘れられないはずでは。
「踊る人形」がカギになるあたり、コナンの原作者青山剛昌さんの推理小説フリークぶりがうかがわれて、面白いです。
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VOLUME 13

File.4の謎解きシーンで、『停電しても電話はできるけど、留守録はできない』というのは、確かに本当です。私の持っている留守番電話はそうなっています。ISDN回線で、電池のないターミナルアダプタを経由して留守番電話をつなぐ場合や、最近の多機能留守番電話など、例外はありますが。
この巻でのオススメは、File.5からのイラストレーター殺人事件でしょう。コナンが、あざやかな推理を見せてくれます。

File.8からの「怪獣ゴメラ」のネーミングは、もちろんゴジラとガメラのもじりでしょうが、VOLUME 13自体の表紙は、東宝の「ゴジラVSデストロイア」のものがきちんと使用されてますね。
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VOLUME 14

File.1〜3は、マジシャンが登場するお話で、青山剛昌さんの作品「まじっく快斗」を、ほうふつとさせてくれます。コミックス「まじっく快斗」に登場する、黒羽快斗と中森青子の二人のキャラクターは、コナンの工藤新一と毛利蘭の二人に近いものがあります。まじっく快斗も読んでいて、気持ちいい作品です。
「まじっく快斗」については、VOLUME 16の感想で詳しく紹介しているので、そちらもご覧くださいませ。

File.3〜4は、このVOLUME 14の最大の山場で、私の大好きなシーンです。
名探偵コナンの面白いところは、推理ももちろんですが、コナンが蘭に、新一であることがバレないように必死にふるまうところもいいですよね。
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VOLUME 15

VOLUME 14 File.9〜VOLUME 15 File.3は、強く印象に残るお話になっています。とくに、謎解きのシーンは、胸が締め付けられるような思いがします。ぜひ読んでみてください。

私のオススメは、File.4〜6。このうち、コンサートシーンで描かれている曲は、TWO-MIXの「WHITE REFLECTION」(キングレコード KIDS320 税抜¥971 発売1997年1月15日)。OVA新機動戦記ガンダムW「ENDLESS WALTS」の主題歌です。
私は、このVOLUME 15を見て、思わずCDショップまでCDを買いにいってしまいました。(笑)
TVアニメだと、「人気アーティスト誘拐事件」(第81、82話)に相当しますが、アニメで使用された曲は、同じくTWO-MIXの「BREAK」「LIVING DAYLIGHTS」(キングレコード KIDS359 税抜¥971 発売1997年11月21日)にカップリングされています。(思わずこちらも買いに行ってしまった私。(笑))
レコード会社が違うと、なかなか番組内で使用してもらえないだけに、ポリグラム、BMF、そしてキングレコードには、拍手を送りたいところです。LDやビデオ化する際にも、このまま差し替えたりせずにお願いしたいなぁ。

それにしても、TWO-MIXというか、江戸川コナン役の声優である高山みなみさんを実名で登場させてしまうとは、アイデアの勝利ですね。
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VOLUME 16

File.6〜9は、『名探偵コナンvs怪盗キッド』ともいえるお話で、青山剛昌さんのコミックスのファンならとても楽しめる作品になっています。

怪盗キッドは、「まじっく快斗」週刊少年サンデー増刊号に掲載)に登場する正義の大泥棒。
高校2年生の黒羽快斗は、8年前の父の死の真相を解き明かすため、怪盗キッドとなって、世紀の宝物を次々と手中にしていきます。そこにガールフレンドの中森青子や、その父である中森銀三警部、クラスメートで実は魔女の小泉紅子がからんでいく、というのが、「まじっく快斗」のストーリー。
コミックス「まじっく快斗」は、現在第3巻まで発売中なので、お気に召した方は、ぜひご一読あれ。
この話、秋には早くもTVアニメ版の名探偵コナンに登場。

さて、VOLUME 16での私のオススメは、File.4〜5の少年探偵団のお話。オチがとてもよかったです。夏の夜に読むと最高だと思います。
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VOLUME 17

珠玉のストーリーが揃っているという感じの巻です。
毛利蘭の母、妃英理(きさき・えり)が久しぶりに登場となるFile.3〜5が、いちばんのオススメかな。
このお話、毛利小五郎の事件の推理は例によって大したことありませんが、結婚指輪の推理はなかなかでした。
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VOLUME 18

盛り上がるシーンといったら、やはりFile.6からの新キャラ登場でしょう。
週刊少年サンデーは読んでいないけど、98年のコナンのカレンダーを買っていて、表紙の右下の少女は誰だ?と思っていた方、そう彼女が新キャラです。誰なのかはコミックスを読んでのお楽しみ。TVシリーズへの登場はいつか、声優さんは誰だとか、楽しみなところです。

そうそう、新キャラといえばもう一人。高木刑事は、コミックスではこの巻のFile.1が初登場のようです。モデルは、もちろんTVで元太の声をあてている高木渉さん。

さて、この巻での私のオススメは、File.3〜5。コナンの推理より、園子のツッコミの方が印象に残る話です。
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VOLUME 19

劇場版第2弾「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」公開と同時に発売のVol.19。
File.5〜8は、東京を離れての大阪編となっています。
甲乙つけがたいできですが、私はFile.2〜4を一番のおすすめにしたいと思います。このお話、少年サンデーの連載時にがんばって自分で謎を解こうとしていましたが、やはりコナンには勝てませんでした。(笑)
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VOLUME 20

記念すべき、第20巻!!
VOLUME19 File.9〜VOLUME 20 File.1は、サッカーが事件の舞台になっています。原作者青山剛昌さんのサッカー好きがうかがわれます。(話はそれますが、フランスで開催されたW杯で日本チームが1勝できなかったのは、本当に残念でした(涙)。)
長めの話が収録されていることもあり、どの話をオススメ、とはしませんが、読んで損しないと思えるだけの内容になっています。
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VOLUME 21

File.4〜7は、VOLUME10以来の新一の登場となっています。回想という形になっていますが、いずれにしても、再登場は嬉しいところ。
File.9には、劇場版で人気(らしい)の、白鳥任三郎警部がコミック初登場。高木刑事の恋敵役(笑)になっています。アニメコミックス「劇場版名探偵コナン 14番目の標的<ターゲット>」上巻によると、もともと白鳥警部は、原作者青山剛昌さんのデザインによるキャラのようですね。
さて、オススメのストーリーは、もちろん新一登場のFile.4から。
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VOLUME 22

コミックス最新刊。

寝台特急「北斗星」が舞台のFile.4〜7。北斗星は、東京・上野と北海道・札幌を約16時間で結ぶ寝台列車です。1日3往復が走っており、1、3、5号が上野→札幌、2、4、6号が札幌→上野となっています。ただし、今年(1999年)夏のダイヤ改正で、うち1往復が別の寝台特急に置き換わるという報道がされており、早くTVアニメ化しないと、話に手を入れる必要があるかもしれません。
この北斗星は、私としても機会があればぜひぜひ一度乗ってみたい列車だったりします。
さて、私のオススメは、VOLUME21最後からFile.3までのお話。服部平次とコナンがいいコンビを見せてくれます。
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特別編 1

原作者青山剛昌さんのアシスタントである山岸栄一さんが描く、もうひとつの「名探偵コナン」。すべて1話完結型のストーリーです。
目暮警部の登場機会が少ないのは不思議。
なかなかTVアニメで使われなかった特別編ですが、ようやく第86話「誘拐現場特定事件」でFile.2が原作になりました。この調子で、ほかのお話もTVアニメ化してほしいところ。
(山岸さんの岸の字体は違いますが、漢字コードにないため代用しています。あしからずご了承ください。)
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特別編 2

学年誌掲載の「名探偵コナン」のコミックスも、これで2巻目。絵は、特別編1と同じく、山岸栄一さん。
1話完結型のため、コミックス本編に比べると、謎解きが簡単なのはやむを得ないところでしょうね。

で、私のオススメは、巻末のおまけ「名探偵の憂鬱(ゆううつ)」。ふだんのコミックスではなかなか登場しないコナンの日常生活(?)が描かれていて、結構楽しめました。
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特別編 3

学年誌掲載の「名探偵コナン」のコミックス 第3巻。スタッフは、プロットが平良隆久さん。絵が阿部ゆたかさん、丸伝次郎さんとなっています。
FILE.10を除いて、前後編や、前中後編といったかたちになっており、トリックにこだわりが感じられます。気合いを入れて読んだほうがいいかも?
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特別編 4

学年誌掲載の「名探偵コナン」のコミックス 第4巻。スタッフは、第3巻と同じで、プロットが平良隆久さん。絵が阿部ゆたかさん、丸伝次郎さん。
ところで、リストを入力していて気付いたのですが、FILE.10、11の「悪魔の雷(いかずち)」は、コミックスでは「悪魔の雷(いかづち)」という表記ですけど、これは誤りですよね? (^^;
手持ちの広辞苑(第四版)、日本語大辞典(講談社)とも、「いかずち」と表記されています。
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特別編 5

学年誌掲載の「名探偵コナン」のコミックス 第5巻。絵は、太田勝と江古田(えこだ)探偵団。ストーリー、絵ともにていねいだと思います。
特別編3や4に比べると、比較的素直な事件が多いので、コナンの推理を楽しみたい方には、気軽に読める内容になっています。
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特別編 6

学年誌掲載の「名探偵コナン」のコミックス 第6巻。絵は、特別編1、2と同じく、山岸栄一さん。
小さいながらバラエティに富んだ事件が並んでおり、楽しく読める内容に仕上がっています。
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