銀天盤 ○紅星 ○半裸 ○偽公文書 ○対策本部


「私見」

 アーカムの公式見解とはなんの関係もない。俺なりのとらえ方。自分のページで自分の意見を言うくらい許せ。

 でも!

 批判はちゃんと読み込んでからにしてよね。頼むぞ!


壱、開戦について (11/22)

弐、ネウガード・ジグロードの参戦について(多対一戦略) (11/23)

参、ガルカシュ・ヘルハンとの同盟を切ったこと (11/24)

四、国と人 (11/25)

五、俺のストレス解消のために一言 (11/26)

六、誇りに思うこと (11/27)

七、和平拒否の考察 (11/28)

八、最後の日ではない日に(11/29)

九、総合:一週間戦争を検証する(11/30)

拾、展望(12/13)



壱、開戦について

 バルハラがうちを殴ってきたことについて、ムカつくむきもあるようだが。

 先ず、バルハラの周りには友好っぽい国とかが多いし、あえて攻め込む理由のある国がない。で、殴って勝てそうで攻めるに良いような国を探してみる。要するに現在戦争をしていて、弱っているところ。

 開戦国自体は幾つかあったが、アーカムは「神のお告げ」でアースノヴァに戦いを挑んだ宗教国家で、いつその神のお告げとやらが自国に向くか分からない、という危機感を持っていたと言うことは出来る。だからまあ、先に叩いておこかー、と。

 「その程度の理由」がつけば、いーんだよ戦争売っても。そういうゲームなんだから。

 だから、「アースとの交戦中を狙うなんて汚い」とか、「別にうち以外でもよかったじゃないか」とか、そういう意見もあって当然だけれど、「今それを言ってなんの役に立つか」を考えよう。

 少なくとも前向きではない。そういうことはどっかよそでやろう。うちの掲示板とか。

 一つ反省する点があるとしたら、「うちはNPC以外とは絶対戦争しないよーん」と強力に世界中にアナウンスしておかなかったことだ。そんなこと言ったって攻めてくるときは攻めてくりょそりゃあ。

 でも、一点たりとも自分の方には非のない状態を維持し、かつ相手のミスをずーっと狙い続けるというのが外交の基本なんだから。そういう意味では我が国の危機管理、外交の在り方はヌルかったと。言わざるを得ない。

 日本も同じだが、国際社会では相手はこっちのルールに合わせちゃくれないのである。「狡い、汚い」言ってる暇があったら、どんな手を使われても平気なように守りを固めないと。

 そんなゲームはゴメンだという人がどんどんやめていくわけですが。納得の出来るところです。


弐、ネウガード・ジグロードの参戦について(多対一戦略)

 「バルハラとの戦争の筈なのに、ネウバッカ攻めてきてるジャン」

 そりゃまあねえ。せっかく強い味方がいるのに使わない手はないでしょう。

 「ゲーム」ってのは「勝負」ですから。「勝負」においては、「やってはいけない」とルールに明記してあること以外は、何でもやって良いのです。と言うのが欧米人の考え。(参考:篠原の銀メダル)

 そこには節度とか矜持とかよりも、徹底的な勝利へのこだわりがあります。

 バルハラのDT陛下は自らのことを「詐欺師」と称しており、「弱いヤツにはパーンチ! 強いヤツには土下座だぜ!((C)六鹿文彦「暴走急行」2)」を地で行くキャラを「ロール」している方です。であるからして、今回のような戦争の仕掛け方はそんなに問題視するようなことでもないでしょう。

 通告無しの宣戦も然り。パールハーバーと同じく、電撃先制攻撃は効果的なのです。世間の評判は(普通)下がりますが、戦勝のメリットと比べて、多少非難されようとも属領を持つことを取ったのでしょう。

 「ロールしているキャラクターが嫌われる」可能性はもちろん多分にある行動でしたが、そのリスクは当然負っているのでしょうし、姿勢も一貫しています。ルール的なズルもしていません。

 だから、オッケーなのです。KOCはそういうゲームです。そういうゲームは嫌だと思った人がどんどんやめていってるわけですが、これは納得の出来るところです。

 システムに不満があるならIFに改善を申し出るべきでしょう。少なくとも、ここでバルハラを非難していたところでなんにもなりません。前向きに行こう。どこまでも。

 なお、大聖堂において「こんなのバルハラの戦争じゃないよ」とはじめに噛み付いてくれたのはバルハラの国民の方でした。俺はずいぶん溜飲が下がった。


参、ガルカシュ・ヘルハンとの同盟を切ったこと

 本来、我々は対アースノヴァ戦の築城支援とのことで援助を受けていましたから、相手がバルハラ連合に変わると状況が変わってきます。

 「ネウガード相手に戦争やるのに、巻き込みたくないなー」と思った陛下達が、「アーカムに味方してる」と見なされないうちに素早く築城支援をやめて貰ったわけですね。大変な慧眼だったと思います。他に迷惑かけんのやだもんな。

 「考えすぎなんちゃうの?」と思われる方もあるかもわかりませんが、お甘い。何度も申し上げるように、こっちがどう思おうと関係ないのです。向こうが難癖付けてきたらオシマイ。慎重にやってやりすぎることはない、そんなゲームです。

 金払ってまでそんなん嫌やという人が課金を期にやめて行くわけですが、これは納得の出来るところです。


四、国と人

 これからのことを考えるときに、返り討ちじゃあ! とかはやっぱ結構ドリームかと思うわけですよ。

 で、会議室にもあったけれど降伏か抗戦かですわな。それを考える上で。

 バルハラのDT陛下は国策として戦争を仕掛けてきたので、これを取りやめるには自国とネヴガード、ジグロード両国に対し「戦争をやめる必然性」を納得させるだけの成果を欲しがることでしょう。

 王位交代くらいじゃすまないと思うんだ多分。つーかほぼ無理な条件じゃないか? 今の我が国が提示するのは。

 となると決戦しかないようですが、これをやるとさっきも言ったようにかなり勝つのはドリームですので、敗戦という結果が待っている事かと思われます。

 気が早いようだし、俺自身負けたあとのことを今から考える気は全然無いのよ? ただ、そういうことも視野に入れて発言する人と、現在の戦争の送り方について発言する人の間で、延々噛み合わない論争をしているのは勿体なく思う。

 時系列が違うんだから、一緒に論ずるのは難しいんじゃないかな。まずは戦争のことを決めて、先のことはそれからでも遅くないと思う。

 そういう、連絡組織の整備のためにこういうページを利用して貰えると嬉しい。


五、俺のストレス解消のために一言

 『「良い」戦争』という本がある。

 二次大戦をアメリカ側の視点から、インタビューを主にして切り取った分厚い本で、邦訳板も出ている。図書館とかで読めるかも。

 俺は日本人なのでこれを読んでいろいろとムカつくところはあった。だって、原爆投下を含めて、すべてを肯定し、「あれはよい戦争だった。だからやって良かった」と見なしている人がほとんどなんだもの。まあしょーがないんだけど。

 正義について、「いっぱいあるものなんてないのと同じだよ」という意見がある。各自の「義」はともかく、それが「正しい」かどうかは、主義思想のベクトルに対して正か負か、要するにそれだけの差であって、どっちが上とか下とか、そういうことは決められないし、神ならぬ人の身で決めてはいけないことなのだ。

 今回の、敵さんのやり方は、俺からすると偉いムカつく。腹立たしい。でもそれも、彼等なりの考え方、なんらかの主張に比して見れば「正しい」ことなのだろう。日米で二次大戦の評価が違うようなものだ。

 だから、そこのところであんまり議論してもしょーがないのよ。どんなにどんなにどんなにどんなに、「僕らの正論に照らして、彼等の行為を弾劾」したところで、依って立つ主義が違うんだから、届くわけないのだ。むしろ向こうからすれば「はぁ? あいつらおかしーよ」で終わってしまうことなんだから。

 で。

 このへんのことはみんなわかると思うのよ。俺ごときに言われなくても。だから大前提だと思ってくれ。

 さて。

 俺の精神衛生のために、是非ともこれだけは言っておきたいことがあるので続けます。つーかチキショーナメンナヨ!

 アーカム国民の中で今回の敵さんのやり口に対し、パブリックな場所で批判、批評、泣き言、恨み辛み、皮肉その他を発言している諸君へ。

 今まで書いたように、諸君等のやってることは意義が薄弱である。当事者には届かないと思った方がいいんだから。

 発言者諸君が「俺達のゲームの楽しみ方の方が正しい」と思ってるなら偉い勘違いだ。「彼等」と比べて我々の方が「正しい」という客観的根拠はどこにもないんだから。正論吐いてると思って自分に酔って口汚い罵り言葉を紡いでる姿には、眉をひそめざるを得ないね。それじゃあいつらとやってること一緒ジャン。

 「俺達の遊び方の方が、より多くの人が楽しめる」とか言うなよ? そういうことを言い出すと、「大勢が楽しければそれでいいんだ」=正義とは多数決である、という嫌な結論になるから。

 なんかさ、あんた等に聞きたいわ。俺等の遊び方が主流になって、彼等のような陣取り国取り的遊び方を封じ込めてやりたいわけか? 彼等がいなくなればいい訳か?

 それじゃ現行の「排除の方程式」の力関係が逆になってるだけジャン。そんな安いことを言いたい訳か? 違うだろうが。そんな低脳なことを考えてる人いないでしょ?

 だったら、言行にももうちょい節度を持ってくれ。

 「それでも言わずにおれなかった」とか、そういうガキみたいなこと言うのなしな。自律できないで社会に出てます、なんて敗北宣言は。

 身内で言うぶんにはいいのよ。パス掲示板も使って下さい。ただ、公共の場で口に出しちゃうと遺恨になるでしょ。向こうは流せるほど大人じゃないんだから、向こうのレベルも考えなきゃダメだって。

 一言言ってやんなきゃ気が済まない気持ちは分かる。でも、言ってどうなるかというとそれは建設的ではない、言ったら言いっぱなしの言葉になるでしょう。で、しわ寄せは「アーカム」へくるわけよ。有言無言の悪意となって。

 その「悪意」を一身に受けてた人がどうなったか、アース神殿の陛下の「いっぱいいっぱい発言」見たよな? 発言者の胸がスッとした分、被ってる人がいたわけよ?

 手前の安っぽい正義感を自己満足で満たすために、他人に迷惑をかけるな。

 余所の国のプレイングをどーこー言う前に、ゲーマーなら自律したまえ諸君。

 あースッとした。今のアーカムに不満は殆どないが、これだけは言わせて貰ったぞ。これ読んでなお公共の場で皮肉な発言を続けるなら、それもまたよし。

 但し、「自己満足のために周りに迷惑をかけてる」という自覚を持って喋れよ。常に常に持ってな。

 厳しいことを言ったようだが、理解して貰える集団だと思っている。納得は無理にしないでもいいよ。

 疑問反論いくらでもどうぞ。


六、誇りに思うこと

 さて、悪いことの次はいいことを書こう。

 五番とは矛盾するようだが、我が国の皆さんは数だけを見てみると、ほとんど他国の挑発に乗っていない。

 主義論争なんかをやり出すと人間同士、どうやったって聖人君子のように議論はできないから荒れるに決まっているというのは、あれだけ有識者論客が集まっている筈のアース神殿がどういう有り様かを見れば一目瞭然であろう。礼儀正しく無視させて頂くのが一番自分たちの精神衛生上もいいし、実は無視されたことで相手が受ける屈辱もあるのだ。これは相手が自分の議論に自信があるほど強い。

 つーわけで、金持ち喧嘩せずではないが、まずはゲームを楽しもう。狂犬が噛み付いてきたらうひゃー逃げロー、という姿勢が、課金者五十名以上という実は大所帯のこの国で一貫して行われてきたことは、これは如何に奇跡的な事態か、KOCをやっている人間ならわからずにはおれまい。

 わかってしまうところがまた情けないが。

 つーわけで、これは大変誇りに感じていいことだと思う。

 願わくば、敗戦後も変にフレーミーな争いが起きませんように……。


七、和平拒否の考察

 シリニーグが間に入ってくれて、バルハラとアーカムの間に和平を取り持ってくれようとした。せっかくだからその全文をここに載せてしまおう。


『§シリニーグより、ゼア帝国・アーカム和平提案§  103483:アレリー 2000/11/27 12:46:50 New! 

正教領永世平和国家シリニーグは、ゼア帝国【皇帝直轄領ブルーフェイク】・アーカム両国の間に 和平の為の交渉を持ちますことを提案致し、その仲介を申し出させて頂きます。 それに伴い、ゼア帝国のアーカム攻撃の一時停止を求め、攻撃停止の為されますまでの アーカムの安全保障の為、築城支援を致させて頂きますことを希望致します。

アーカムは現在、ネバーランド全土を脅かしますアースノヴァとの戦いの最中にあられます。 この大地に生まれ、育てられ、この大地を愛する者として、 ネバーランドを護らんとの彼の国のお志は、挫くべからざるものにてあられます事は ゼア帝国の皆様にも、ご理解頂けますものと思います。 世界を愛されるアーカムの皆様のご意思を尊重し、和平にご同意下さいますことを ネバーランドの一国として、切に願います。 』


 てことなんだが、ちょっと読んで貰えばわかるように、これは提案であって即時停戦の道が開けたわけではない。因みにこの時点で既に我が国の城レベルは2。

 和平の途を探るにも、とにかくせめて攻撃中止がないことには、早晩国の方が保たなくなるというのはわかって貰えると思う。

 で、シリニーグは向こうさんが呼びかけに答えて停戦するまでの間、築城支援しますよー、と言ってくれているわけだが。

 国民諸氏はおわかりのことと思うが、うちを殴って来ている三国相手には、言い方は悪いがシリニーグさんが助けに来てくれたところで、あんまり関係ないのである。

 もちろんシリニーグさんもずっと耐えきるのではなく、どこかで停戦・和平交渉に向かおう、というお考えなのだろうが……。

 これは残念ながらお甘い。以前に述べたような理由で、半端な支援は逆にその国が目ぇ付けられてうちの次に狙われるだけの結果になりかねないのである。しかもこのシリニーグの行動は、一部の義侠心溢れる方の勇み足の側面も否定できない。(※詳しくはパス掲示板)

 そんなわけで我が国としては心苦しいが、今回のお申し出は辞退したわけだが……。

 ところで、先程のスレッドに対してDT殿がつけたレスがある。これも貼ろう。


『103702: 解答 D・T 2000/11/28 03:00:25 New!

いざ戦端を開き、今日までの戦いの結果。 自国国庫は当然傷付き、消耗し、彼の国も同じ事かと思う。

しかし、戦争というものが利得を絡めているものである以上、無条件の撤兵は有り得ない。 我が国としても、彼の国に幾つかの条件打診をしたが、報告が無い以上芳しい結果ではなかったと推測する。

ここでの撤兵は私の威信に経歴に傷を付け、国民の不満をあおる事すらなんら不思議ではない事態を招く。ゆえ に、不可能。

少なくとも、ネウガード兵員動員、ジグロード契約参戦等の「負い目」がある以上はそれ以上で補填しなければ本 末転倒である。

・・・と、個人で解答したけど、俺様の国って一頭独裁だし(笑)

まぁ、そういう訳で。ごめんなさいな、シリニーグ教皇殿。 』


 このコーナーでは何度も書いていることであるが、主義はいい。DT殿は長く自らを「姑息な詐欺師」と明言しており、キャラロールから考えても思想の首尾は一貫している。

 が、嘘は頂けない。

 というわけでこれが今回の本題であります。導入長くてすまない。

 いや、話は簡単なのよ。アーカム国民へ情報公開を進めるだけ。

 私の知る限り、ということはこういうページを作っている以上かなりのレベルで知っていると思って貰っていいわけだが、今回のバルハラの攻め込み方及び我が国との交渉は以下のような段取りだった。


壱、大聖堂で「どっか攻めるよ」ということを臭わせた(彼等の名誉のために言うが、これは事実である)

弐、事前の降伏勧告無しに、突如アーカムへ宣戦布告。

参、IRCで、「非公式に(予備交渉であることは先方も確認)」和平交渉。

四、が、正式な降伏勧告は無し。

五、シリニーグから和平提案。

(五・五、非公式にもう一度交渉が持たれたらしい。「話し合いはしてもいいがその間も攻撃は続ける」と言われ決裂したとの情報。裏取ってません。詳しくはKOC内会議室)

六、DT殿が和平拒否を大聖堂に明言。


 以上。

 何が問題かというと、DT殿が大聖堂に書き込んだ和平拒否の文言の、

『我が国としても、彼の国に幾つかの条件打診をしたが』

 という部分である。ここまで読んだ方ならご理解いただけると思うが。何処がまずいかというと。

 ウソなのである。(他に言いようがないもんなあ)

 このウソがどういう状況をもたらすかというと、「なんだ。バルハラはちゃんと降伏勧告してるんじゃん。だったらアーカムにも生き延びるチャンスがあったのに……」と世界中の人達に、それどころか国内の人にすら誤解を与えてしまうのである。

 それは、ウソ。みなさんウソですよ。不正確な情報なのです。


 どーしてこういうことが起こり得るのか、ちょっと私には理解できないところがあるのだが、つーかなるべく向こうの立場に立って考えて見ると、チャート参番の非公式会談を『条件打診』と言っているのだろうか。

 プライバシーとかあるのでログを公開するのはさすがに申し訳ないし、だから俺の言うことの信憑性が落ちるのは勘弁して貰いたいのだが、あの場に於いては我が国の方から「どういった条件なら戦闘を止めてくれるのですか?」と聞いて、対してDT殿が「ネウとジグロードに借りができちゃうし、戦争始めておいてすぐやめるってのも国民が納得しないから、これらすべてと釣り合うだけの条件ていうとちょっと難しいと思う」という、大聖堂にシリニーグへの返答として答えられたものとほぼ同じ内容を返答された。

 これは『条件』だろうか。具体的な条件になっているのだろうか。まずそこが理解できない一点。


 次いでもう一点。

 だからこれは非公式なのよね。公式情報ってのは、大聖堂に出されたものであるべきだと思う。せめて陛下に直接手紙が来るとか。

 しかし、IRC。で、アーカム側ではプライバシーとかを憚って、DT殿等、参加者の発言やログを直接公開したり貼ったりはしていないのだね。これは国民ならわかって貰えると思うのだが、「こんなことを言ってたよ」って報告はあっても、直張りはなかったでしょ?

 公式発言だったらどんどん貼るんだ。ここでも貼ってるし。でも、考えて発言したパブリックな場への発言以外を、色々揚げ足取ったりするのは悪いジャン。向こうだってそこまで気ぃ使ってらんねーだろうし。人間だから発言ミスもあるだろうし。だからその辺はまあ、流しということで。

 と、考えるのが普通じゃないのか? 即ち。

 公式の『打診』だったのか。あれは。ここが理解できない二点目でした。


 ただまあ、DT殿の方に悪意があったとは、やはりチャットの口調等からも思えない。あの人はあの人なりのプレイスタイルを貫いているだけだ。かなり真摯に。それは間違いない。

 つらつらと考えてみると、我々の方がちょっと厳密に考えすぎてしまっていたんだなあ、と。それは反省すべき点として見えてくる。議論のルールやネチケットに、慎重でありすぎたためにDT殿の素朴な意思表明を見逃してしまっていたのかもしれない。

 ……ハイハイ。かなーり向こう側に歩み寄った意見だという事は認めます。認めますから言わんといて。


 まあとにかく、ゲームは楽しく遊ぶということは決めたんだから、今更このへんを厳密に訂正求めて大聖堂で発言したりするような真似はするまい。大人しく礼儀正しい沈黙を守ろうと。

 判断はしたけれど「本当のこと」は伝えたいじゃん。向こうの言い分もあるだろうから、これらの情報を整理して、読んでくれた貴方の頭で「本当のこと」を探して下さい。アーカムの名誉は守られることと思う。

 ……国外の人も見られる所に置いたらやばかったかな。でも、こんな隅っこの、こんな長文読まないよな。誰も。いいやいいや。

 つーかそもそもここって読んでる人いるの? 本ページの日記も一週間止めてKOCページだけに時間を割いてる私ですが、反応ゼロが寂しいぜ。


八、最後の日ではない日に

 昨日の午後四時頃城レベルが一になったとしょっと君情報があったので、今日あたり陥落かと思います。

 アーカムはなくなってもア〜カムは続いていくということで、個人的にはあんまり悲壮感はないのですが、というか今後、国という枠組みがなくなった後でのおっそろしく振れ幅の広い中での活動を考えると正直、クラクラするわけですが、まーなんにせよこれで終わるわけではない、というのは結構なことです。

 しかしまあ、陥落という一つの区切りにある種の感慨を持って振り返るとするならば。

 あの突然訪れた終焉に際し、アーカムの身仕舞いの仕方はなかなかに潔く、また後につながるものであったと思う。自画自賛めくが、「こんなゲームやめてやるよ」と離れていく人を、表面上ではあるが一人も出さなかったことは、小さいようだが大きな意義のあることではないかな。

 在野団体として活動を始めることは、なんせノウハウのないことであるから色々と戸惑ったり、揉めたりすることもあるかもしれないが、そういう時には思いだそう。

 我々は戦争を体験した世代である。

 戦前生まれなのである。それはちょっと違うがまあ、きちんとした目的を立てて、責任者と情報伝達さえしっかりしておけば、わりとみんなでアイディアを出し合ったり、協力してなんらかのモノを成し遂げることが出来ると、自らに証明してのけたのだ。

 この経験を一つの大きなステップと消化出来れば、KOCの中でも比類無き実務集団へと育っていくことは不可能ではないように思う。戦時中だって出来ちゃったのだ。いわんや平時においてをや。

 と、前向きに落城しよう。倒れるときも前のめり。


九、総合:一週間戦争を検証する

 さて、終わりました。負けて悔しい負けてムカつく。それはともかく理系のフリして考察を試みましょか。

 一週間戦争の途中での個別の事例については、つらつらとこの「私見」で述べてきましたので、重複を避けるためにここでは大づかみな概観だけを述べます。ちょっと理論の飛躍があっても勘弁ね。

 こと、ゲームには「勝敗」があります。というか、ルールの上で勝敗を競うのがそもそもゲームなのです。ところが、KOCには「これ」という明確な勝利基準がありません。

 そんな状況下では遊び手が各自個別に「俺的な勝ち」を(意識下無意識下に)基準に敷いた上で楽しむのはむしろ当然のことでしょう。

 さて、KOCには大きく分けて、「ネタがウケれば勝ち」「有名になれば勝ち」「友達増えれば勝ち」。こういったコミューン指向の勝敗基準と、それとは別に「戦争して勝つ」「領土を増やす」等のゲーム指向の勝敗基準が並列に存在しています。「どっちが正しい」というのはありません。

 うまいこと棲み分けが出来ればいいのですが、後者はレーゾンデーテルとして侵略をせねばなりませんし、その結果として前者はなによりも大切にしている「コミューン」を失いかねません。

 そして逆に、前者は後者に対し「ゲーム的である」「楽しみ方を知らない」「お前等のせいでつまらなくなった」等々、主に情緒的な理由でもって、しかもPLサイドへ言論攻勢を仕掛けます。

 ここに大きな、PLレベルでの争いの余地が生じてしまいます。失礼を申し上げればIfが自由度を上げすぎたために、自律できないガキ共が我を主張しすぎて仲良く遊べないのです。

 例えばインターネット大戦略のように、「敵軍首都を陥落させたら勝ち」というSLGにおいては、「侵略戦争なんて非道い!」などと言い出す人はいません。そこには「戦争ゲーム」というコンセンサスがあります。

 また、ディアブロとかではPLに攻撃を仕掛けるような人は「PK」として忌み嫌われます。そこには「参加者は基本的に協力しあうもの」というコンセンサスがあります。

 KOCにはどっちもあんのよ。で、どっちが正しいかという見解も「ゲームマスター」が発表してないのよ。頼むからちょっと感情論から距離を置いてくれ。そうすれば何が言いたいかはわかるっしょ。

 これはもう、構造的な問題なんですわ。


 一番頭に、「ゲームってのは勝敗のあるものだ」と書きました。これはどういうことかというと、ゲームってのは所詮趣味ですから、「楽しむために」やるものなんです。

 「楽しむ」ためには、ルールなしでは難しい。ウルトラマンごっこで、スペシウム光線を食らった怪獣が「いや、耐えた!」と言い続けて決着が付かなければ白けますし、泥警で勝手に逮捕者が脱走したら話になりません。「ルールを基に競う」ところに、ゲームの面白さは発生します。

 逆に言うと、欧米的な考え方では「ルールにダメと明記してないことは、なにやってもいい」のです。シドニーオリンピック柔道のことを思い出してよ。誤審だって「ラッキー」で片づいちゃうんだから。

 KOCを「ゲーム」として遊んでる人達には、上記のようなコンセンサスがあるのでしょう。無いヤツは単なるバカだからどーでも良い。

 対して、ネット上の「コミューン」として楽しんでおり、勝敗とかどーでも良くて居場所としてまったり過ごせれば良い人には、「ゲーム」派はほとんど唾棄すべきウジ虫野郎の集団です。人が楽しくやってるところへズカズカ乗り込んできて蹂躙して廻るわけですから。


 でも、どっちが正しいってのはないのよ?


 これだけは強く言っておきたい。良く、「より多くの人が楽しめた方がいいんだから、他人を不快にするゲーム的な遊び方には反対」というコミューン派の人がいますが、その言い方は多数派主義全開です。ゲーム派の人の人数の方が多くなったらどーするんだい。あっさり手のひらを返してゲーム的に遊ぶのに賛成するんか。そりゃないだろう。

 さて、前提終わり。


 以上のような構造的欠陥(Ifの人ゴメン)を抱えて稼動しているKOC世界で、わりかしコミューン派の多いアーカムが、ゲーム派のマトにかけられて滅亡した。一週間戦争は、現象としてはこれだけのことです。

 しかし、事実は一つでも真実は一人一人の心の中に個々別々のモノとして存在します。現象ってのはその人の心の持ちようでもってずいぶん変わって捉えられるのです。

 我々は「ゲームの枠の中での国」を失いましたが、実は単にそれだけのことです。コミューンも、国家も、すべては何一つ変わることなく存在しており、機能しています。手間も変わりません(笑)。

 あたかも漫画の主人公が、絶体絶命のピンチにひょいと枠線を乗り越えてページの外へ出てしまうように、アーカムはゲームの枠を一つ蹴倒して広がってしまいました。

 一週間戦争という極限状況は、今思うとこの広がりを得るための契機だったように感じます。あそこでいい意味で「開き直った」結果が今なのでしょう。良くも悪くも大きい意味でも小さい意味でも、「その程度の」ものであった、と。

 もっと、もの凄い転機として位置付けても良かったんだろうけど、どう? 国民諸氏。

 だって、あんまかわんないよねえ。僕ら。


拾、展望

 このクソのような私見も十回になりました。戦争も終わったし、皆に嫌われおべっち以外から一通たりとも感想の来ない企画は今回で終わりです。

 さて、在野団体として活動を開始することが正式に決定しました。大変喜ばしいことでありますが、今後のことを考えて出発に際し一言だけ。(また説教かよと声しきり)

 前項で書いたけれど、「ゲーム」派の人と関わり合っていく中で進めて行くしかないのですよ。このKOCは。それが避け得ぬってことはわかってよもう。

 ところでどう? 第一期アーカム王朝時、そういうことまで考えてプレイ、発言していたかね。諸兄。

 「ゲーム」派ってのは「勝つ」ためにきてますから、常に臨戦態勢です。戦争仕掛けまくってます。国民に能力値的に有利な種族を推奨し、複数登録をし、ダークエンジェルの短剣持ちを何十人と揃えて攻撃部隊を作り、常日頃より外交戦を行い、言いがかりの契機を掴めば襲いかかり、殴るときは同盟国を動員し戦力一極集中。外交上傷になるようなことには耳を貸さず、ゲームマスターにも揺さぶりをかけ、ルールが自分等に不利になるように改訂されようとすれば猛反発を開始です。

 それを「チキン野郎」とけなし、ふてくされて文句を言いクダを巻くのは自由です。しかし、そういう輩とも矢面に立ってやり取りをせねばならなかった一部上層部。はっきり言えばツァリーア陛下たちの負担を、考えていたかね諸君。

 敢えて今言うが、コミューン派の皆さんは脇が甘い。陰謀渦巻くチェーザレ=ボルジア時代のイタリアでは間違っても生きていけないタイプだ。

 それは潔くてよい。が、そういう人の大聖堂での一失言からでも、難癖をつけて攻撃しちゃろと手ぐすね引いてるゲーム派の見ている前で、あまりに無防備。そんでもってそのような災禍から国民全員を守ろうとする責任者が、どれほど気ぃ張ってがんばらんとあかんことか。

 幸いにもア〜カムは、「お前の国を潰してやる」というゲーム派最大の脅しに対し、「や。もーないから」という向こうから見れば反則スレスレの(笑)状況になったので、今後は多少保安レベルを落とした発言をしても差し支えないように思う。即ち、陛下や一部外交官諸氏に任せっきりにしなくても、メンバーである程度は責任を肩代わりできるのではないかな。

 その時々に、ア〜カムにとっとどんなことが大事かを考え、自分なりのやり方で支えていくという、そういう参加の仕方をみんながやった方が、結果的には楽しいし長く続けていけると思う。

 各自が自覚を持ってその能力を生かし合っていけるコミューンというのは現実にはなかなか難しいと思うが、せっかくゲームなんだから目指してみる価値はあるだろう。


 さて、全十回、言いたいことを偉そうに言い続けたこの私見も当座これでおしまいです。

 戦時だし、いつまでもネタスレで騒いでいても悪いかという、それだけの理由で始めたこの対策本部が、それなりの役に立ったかどうかは皆さんに決めていただくとして、最後に、裁可を頂いたツァリーア陛下。及び度々苦言をくだされたブラインドオベロン氏の両名に特に御礼を申し上げて幕としたい。

 では、これにて。


銀天盤 ○紅星 ○半裸 ○偽公文書 ○対策本部