こんなキャラクターを許してくれたGMの技量と、システムの柔軟さに感謝したい。
普通にキャラクター作成をやってたつもりだった。
だったのだが、気がついたらエライ役立たずになってしまっていた。
今回やったのは、たけろ〜選手制作のオリジナルTRPG。
正式名称はまだついていなくて、「機種ヨ(ターンEと読む)」というコードネームで呼ばれていた。
たけろ〜選手は、いったいいくつの「機種なんちゃら」シリーズを操っているのだろう。
まぁ、それはともかく、この機種ヨは製作者いわく「強いやつはトコトン強く、弱いやつはトコトン弱い」のが特徴らしい。
私のキャラクターは、この「トコトン弱い」やつに入ってしまったという訳だ。
仕方ないので今回のキャラは「ジイサン」ということにした。
しかも引退間近の花道として、最後の任務を授かったジイサン。
言っとくが歴戦の勇士ではない。
うだつがあがらないまま引退を迎え、お情けで見せ場を作ってもらったジイサンだ。
定年退職直前に課長に昇格、みたいなモンだ。
私は最初から、パーティーのトラブルメーカー、またはお荷物としてシナリオを引っ張っていくつもりになっていた。
だが、予想は裏切られた。
活躍してしまったのである。
それもまるでハリウッド映画のように。
ド派手に。
今回の任務は、敵対組織のゴーレム制作工場の爆破。
「帝国万歳」のキーワードで爆発するマジックアイテムを頼りに、工場を破壊することが目的だ。
パーティーは4人だったが、うち2人が「トコトン強い」部類で、私ともうひとりの小人族が「トコトン弱い」方のキャラクター。
工場に潜り込むうまい手法が思いつかなかった我々は、この「弱い」連中を荷物の箱に押しこんで、潜入する作戦をとったのだった。
箱がそれほど大きくなく、「トコトン強い」連中では中に入れなかったコト。外で騒ぎを起こして潜入した仲間をサポートするには、「弱い」連中があまりに役立たずだったコトが、こういう役割分担になった理由だ。
「強い」連中は外で騒いで敵をひきつけ、我々が中で爆弾をしかけて爆破。
そう。この作戦を採用してしまったことにより、一転、我々「弱い」連中が主役に踊り出てしまったのだ。
かくして我らヤクタターズ2人は、工場内を隠れ逃げ回りながら這いずり回り、爆弾をしかけることに成功。
爆弾の傍らに通信装置を置いて、ジープで脱出。
そして「帝国バンザ〜〜〜〜イ!」。
敵からうばったジープを駆って、爆炎の中から颯爽と登場するヤクタターズ。
まさにハリウッド映画のエンディングのような幕切れとなったのであった。
「弱い」連中が工場内に入ってしまったおかげで、マスターは戦闘のひとつもできずに苦労したようだが(戦闘するとアッサリ死んじゃうから)、まぁそこはそれ。カッコよく終わったからいいじゃない、ということで。
役立たずでも、運とマスターに恵まれれば主役をはれる。
これだからTRPGは面白い。