「話し合い」レポート(3月)
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今月のバックアップ!

けんゆうさん
「D&D」

 なんか「堕ちてく」って感じのシナリオでした。
 だいたい導入自体がもうイケニエな状態。
 「死んで来い」と町のギルドの下っ端が、代表として送り出されたのだ。
 ワビをいれるために。

 町外れの泉に奉られる精霊は、「手を出しちゃなんねぇ」といわれている伝説の精霊。
 よそ者が失礼働いたってんで、お詫びにいった下っ端4人衆は、その精霊に仕事を依頼される。
 彼らの祠に得体の知れない連中が住み着いたので、これを追っ払って欲しいとのこと。
 「自分でやればいいじゃん」とは思っても、断れるはずがない。
 仕方なく倒しにいき、なんとかかんとか倒した4人。
 「やっとこれで町も安泰。家に帰れる」
と胸をなでおろしたのだが、なんとその得体の知れない連中の中に、その地方一帯を治めていた神様のペットが含まれていた。
 怒った神様は町に巨大なペットを放ち、破壊の限りを尽くし始めたのだ。
 大慌てに慌てたのは下っ端4人衆。
 あの怪物の原因が自分達だなんてバレた日にゃ、村八分もとい町八分。もうお祭りにも呼んでもらえなけりゃ、回覧版もまわってこない。
 「アレをなんとかできないか」と精霊様に泣きつくと、巨大なゴーレムを貸してくれる。
 「これに乗り込んでぶっ倒しちゃっていいよ」
 乗り込むなんて事はしたくはないが、他に選択の余地もなく、4人はゴーレムで町に降立つ。潰れる数軒の家々。
 「こりゃ早くブチ倒さないと、町は跡形もなくなっちまうぞ」
 4人は力を合わせて攻撃を仕掛ける。
 「どぉぉりゃぁぁ〜〜〜ッッッ!」
 ファンブル。蹴散らされる盗賊ギルドのアジト。「親方ぁッ!」と泣き叫ぶ盗賊。
 「どっせぇぇ〜〜〜ッッッ!」
 ファンブル。蹂躙される魔術師ギルド。ヘンな薬品に引火して大爆発。
 「ずぅぉりゃぁぁ〜〜〜ッッッ!」
 ファンブル。弾けとぶ大教会。非難しているはずの町民達が、みんなガレキの下敷きに。
 「せぃっやぁぁ〜〜〜ッッッ!」
 ファンブル。叩き潰される城砦。王家のシンボルも、いまや跡形もない。

 ゴーレムもダメージがかさみ、このままでは自分達の命も危うくなった時、4人は精霊の言葉を思い出した。
 「すげぇイヤな予感がするけど、体力がなくなってきたら、このボタンを押せって言ってたよな」
 精霊に言われていたボタンはふたつ。
 ゴーレムの体力がなくなってきたら押すボタン。それと必殺技のボタン。
 4人はとりあえず、一斉に体力回復らしきボタンを押してみる。
 責任は全員で負おう。
 押すと同時に周囲の地面から、いろんなものが宙に浮いてきた。
 木々。人々。犬。馬。命あるものすべて。
 使った後に聞かされた説明では、「周囲の生命力を取り込み、ゴーレムの身体を再構成するボタン」だそうである。
 「あれは我が愛馬! あれは隣のミヨちゃん! あれはおじいちゃん!」
 口々に悲鳴を上げる4人。
 回復したゴーレムに呆然としつつ、自暴自棄になった4人は、最後のボタンを押した。

 後は何も言うまい。

 神の怪物を倒した4人は、精霊の泉に戻り、静かに余生を送ったそうである。
 誰も近づかない、町の者なら絶対に誰も近づかない、この泉のほとりで。