焦げ付いた機械油の匂い、硝煙の香りと、今流れたばかりであろう独特の生臭い匂い・・・。
宇宙連邦歴0074年、泥沼と化した戦局は、強力なマシンを持つ傭兵団によって支えられていた。
この物語は、惑星アドの、とある地域戦に参入した若き傭兵達の物語である。
君は、生き残る事ができるか?
ちょー久しぶりの「話し合い」で私がプレイしたのは、昨シーズンの最優秀ゲームマスターがひとり、MIYA選手のテーブル。
しかも今回の出物と言えば、そのMIYA選手が作成するオリジナルSFTRPG"クロームナイトTRPG"。
同選手の思い入れがたっぷりつまったこのテーブルが、面白くない訳がない!
今回のプレイも、その期待を寸分も裏切らない面白さでした。
さて冒頭でも紹介したように、このTRPGはSFもの。しかもクロームナイトと呼ばれるモビルスーツのようなマシンを駆って、戦場を生きる傭兵達を主人公にしたゲームとなっています。
ガンダム世代の私的には、これだけでも涙もの。
システムとしては、まだまだ開発段階ですが、それほどメンドくさくないゲームに仕上がりそうで、なかなかの好感触です。
私もなんだかんだと大騒ぎしながら、自分のお気に入りのクロームナイトを創っていました。
では肝心のシナリオは?
今回のお話は、とある惑星のゲリラ殲滅作戦に参加した傭兵達の活躍を描くもの。
この傭兵達を雇った指揮官ってのが、実はたった1度のミスで自分を無能呼ばわりした軍部に謀反を起こそうと画策しており、今回の作戦ってのも、叛乱の鍵となる古代超兵器を奪うためでした。
ゲリラの殲滅も、実は奪った古代超兵器の秘密を知る地域住民達を根絶やしにしようとする、とんでもない作戦だったのです!
その悪辣指揮官を殺害しようと、連邦軍の基地に忍び込んだ若者。
それを偶然助けることになったPC達は、ついに指揮官の真の目的を知るに至り、この計画を妨害する側に回ります。
連邦に雇われているPC達は、作戦に荷担するフリをしてゲリラを逃がし、その混乱に乗じて奪われた古代超兵器を破壊しようとしたのでした。
で作戦当日。
お約束ですが、計画通りうまくいかないのはRPGの常。
攻撃するフリをしてゲリラを逃がそうとしたPC達に、あろうことかその逃げ回る一般市民達は、こう叫びました。
「やっと来てくれたのか! あんたらが仲間になってくれる傭兵達だな。話は聞いている! はやくこの連邦の連中を、追っ払ってくれ!」
そりゃもう大騒ぎ。いっしょにゲリラの基地ってヤツを襲っていた他の連邦軍は、いっせいにその銃口をこっちに向けまくる。
「この新顔の連中! 裏切りやがったな!」
「なんかコソコソしてるからヘンだと思ったんだ!」
「来たときから怪しいと思ってたんだ!」
「殺っちまえ!」
もう何を言っても信じちゃもらえない。
だいたいプレイヤーが創ったキャラクター自体が、ホントに怪しすぎる連中だったから、何にも言えない。
この時ばかりは、すぐに脱ぎたがる女キャラや、頭だけが生身で体は機械(しかも脊椎オンリーな感じのやつ。さらに名前は沖田十三)なんてのと組むんじゃなかったと後悔した訳です。
なんとか実力行使で突破して、ゲリラ達と合流したPC達。
がそこに現れたのは、なんと超古代兵器を自ら操る悪辣指揮官その人!
「こうなったら全員皆殺しだ!」
とばかりに圧倒的火力で攻める攻める。撃つ撃つ。壊す壊す。このままじゃホントに全滅だぁ!
だけどこの時は、ゲームマスターの出目が、じぇんじぇん振るってませんでした。
メガ粒子砲みたいなのをぶっ放しても、こっちの被害より連邦のクロームナイトの方がたくさん巻き込まれる方に撃っちゃうし、こっちが撃てば、なぜか装甲の薄いところに当たって誘爆する。
最後は最後で、誘爆で装甲がはげたところに豆鉄砲。
しかも指揮官に直撃。
「どうゆうコト?」
とはマスターの弁。
オープンダイスが災いしましたね。(^_^;
そんなこんなで危機を脱したPC達は、地域住民達の感謝感激雨アラレの中、この星を後にしたのでありました。
めでたしめでたし。
あ、ちなみに傭兵の我々に払われるべき報酬は、この地域住民達が10年がかりで払ってくれることになりましたとさ。