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傑作映画館----------
● トランス・ワールド(原題:ENTER NOWHERE)
監 督 :ジャック・ヘラー
出 演 :サラ・パクストン、スコット・イーストウッド、キャサリン・ウオーターストーン、
ジャンル:ミステリー
2011年 アメリカ

注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
森の中のボロ小屋に三人が集まります。
サマンサ(キャサリン・ウォーターストーン)とトム(スコット・イーストウッド)は車で移動中に、ガス欠や溝に落ちたりで、辺りで人を探しているうちに小屋に辿り着いたのです。
最後にジョデイ(サラ・パクストン)が小屋の前で気を失った状態で発見されます。
初めはお互いに警戒していたのですが、飢えと夜の寒さとの戦い等で打ち解けていきます。
そしてある事を切っ掛けに、三人が小屋を全く違う所と認識、年代も違う時代に生きていることに気が付きますし、脱出しようとして、小屋の前から真っ直ぐに歩いているはずなのにまた同じ小屋の前に出てしまいます。
やっと三人は、この小屋はおかしい、と気付きます。

サラ・パクストン、キャサリン・ウオーターストーン、スコット・イーストウッド。
小屋の中で三人が話し合っている時、何かがやってくる!
【感想】
ミステリー映画なので、最後にどうなるかは、伏せておきましょう!
この映画の評価に、「A級のB級」と書いてありましたが、まさにそんな感じです。
舞台はほとんど雑木林の中のボロ小屋で、登場人物もほとんど上の画面の三人だけで、後半に出てくるCGもオソマツで、予算がなかったんだな〜と思います。
ところがどっこい、一世代ずつ違う三人の服装も違和感がないし、自然な不自然な状況に、見始めたらグイグイ引き込まれて目が離せなくなるのです。
脚本が素晴らしいうえに、カメラアングルがちょっとずれていたり、シーンがちょっとだけ長めだったり、何て事は無いんだけれど引き込まれちゃうんですね。
派手なアクションシーンや凝ったCGを期待する方、そんなものは一切ありません! が、面白いです。
スコット・イーストウッドはかの有名なクリント・イーストウッドの息子です。
2018.10. ................ 傑作映画館の目次ページへ