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傑作映画館 ----------
● ミッドナイトラン(原題:MIDNIGHT RUN)
監 督 :マーティン・ブレスト
出 演 :ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、
ジャンル:アクション
1988年 アメリカ

注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
元警官・現賞金稼ぎのジャック(ロバート・デ・ニーロ)は、保釈屋の仕事を請け負います。
ギャング・セラノの金を横領(?)し挨拶状まで出した堅気の変な会計士・ジョナサン(チャールズ・グローディン) を五日の内にロスまで連れてくるというものです。
ジャックはあっという間に潜伏していたジョナサンを捕まえ、後は彼と飛行機でロスまで飛べばお終いのはずでした。
ところがジョナサンは飛行機恐怖症とのことで暴れだしてしまい、二人共離陸寸前に飛行機から降ろされてしまいます。
仕方なく二人は汽車で行く事にします。
しかし、ギャングはジョナサンの命を狙っています。
FBI は、セラノを刑務所送りにする為にジョナサンの情報が必要です。
保釈屋はジャックを信用できず、もう一人ちょっと手荒い賞金稼ぎを雇います。
さあ、ジャックは無事に生きたままのジョナサンをロスまで連れて行けるでしょうか?
【感想】
おじさん二人のロードムービーみたいなものです。
アクションシーンは、さすがにいまのCGなんぞを駆使した画面にはかなわずちょっとのんびりした感じですが、この映画は事の絡みと駆け引きを楽しんでください。
二人は一緒に逃げているうちにお互いを認めるようになります。
ラスベガスで FBI のセラノ逮捕に協力してからロスに向かいますが(ジョナサンの飛行機恐怖症は ウソ!) ロスに着いたジャックは、「約束の時間前に着いたからいいや!」とジョナサンの手錠を外します。
びっくりして感謝したジョナサンは「いいはなしがある!」と言って、実は肌身離さず持っていた逃走資金(30万$くらい? セラノが逮捕されて命を狙うものがいなくなった。)をジャックにプレゼントし、来世で会おうと言って別れるのです。

優しい表情のロバート・デ・ニーロ
向こう向きなのが問題の会計士。
当時はアクション映画だったかも知れませんが、今となってはちょっとゆるいかも!
でも若いロバート・デ・ニーロが見られます!(なんだか一時はどんな映画のどんな役でもやってたようですが?)
逃走資金の千ドル札は今は流通していないようです。
ドタバタコメディみたいですけど、どぎついシーンもなく終わり方もいいです。
関連作品:マイ・インターン … ロバート・デ・ニーロ 出演
2018.09. ................ 傑作映画館の目次ページへ