パパがギターを買ってきた。
といっても今さらミュージシャンになろうというわけではない。
言うまでもないが、第一なれるわけがない。
ギター小僧だった時期もあったらしい。
家の中に、ギターの生の音があるのも なかなか良いものだ。
炊飯器から、コンピューターから、キーボードから電子的な音って氾濫してるけど、アコースティックな音って♪♪♪ふんふん心に滲みるもんだね〜
たとえパパのたどたどしい音であっても、そううなんでがんす
坂本龍一さんの癒しの音楽には足下にもおよびじゃないけど。
子供達も喜んで回りに集まって、弾いてみたりしている。
パパはうるさがっているけど、わっかんないぞー、ここで興味を持たせておけば、将来は第二の村治佳織になるかもしれん。
なにか、ぽろぽろろん♪と弾いているのだが、その後につい
「親の血を引くー兄弟よりい〜も〜」
とこぶしをまわして歌いたくなってしまう。
パパの体には演歌だましいが宿っているのか？
そういえば、ギターを買ってからエレベーターに乗って帰ろうとしたら、掃除のおばあさんに、親し気にこう聞かれたそうだ
「ギター買ったの？買ったの？ほーいいよね、星影のワルツとかね〜」と....
まさかパパの世代でラルクとか弾くとは思われないよね。
いいとこで、おさむおにいさんぐらいかな？
ま、とにかく 子供達にもパパの色んな姿見せるのもいいやね。
最近はコンピューターばかりでなく、庭仕事にも精出してるし、今日は卓球してる姿も見せたしね。
汗だしてるっつう姿も父親像としてはええんでないかい
子供が産まれてから、それなりにいい親になろうとして（実際にはなっていないのだけど）、自分の好きな事とか後回しにしてきたとこあったように思うけど、自分達が楽しい事が子供達にもいいことなのかなと思うようになったのかもね。
子供はかわいいけど、いつまでも子供じゃないものね。
いやでもなんでもパパと年とっていくんだからなあ
99/7/11