古都・奈良の文化財〔1998年世界遺産登録〕 2024年10月13日訪問
奈良県には三つの世界遺産『法隆寺地域の仏教建造物』、『古都・奈良の文化財』、『紀伊山地の霊場と参詣道』が登録されている。この内、薬師寺、(唐招提寺)、平城宮跡を見学した。天武天皇が680年に皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して建立の発願をされた薬師寺。以来、薬師寺は薬師如来の力により病気に打ち勝つ事と言われているが、天武天皇は完成を観ずに崩御。持統天皇や子、文武天皇に引継がれ飛鳥で完成したようです。718年に平城京の遷都で現在の西ノ京に移されたとか?戦国時代の兵火により伽藍の殆どは焼失したようですが昭和から平成にかけて復興事業が始まり、金堂(昭和51年)や大講堂(平成15年)、西塔(昭和56年)等が再建されている。創建当時の息吹を感じる建造物は東塔(国宝)であり、鎌倉時代の建築様式を残している東院堂(国宝)は必見です。尚、金堂に安置されている薬師三尊像(国宝:白鳳時代)や東院堂に安置されている聖観世音菩薩立像(国宝:白鳳時代)は、目に見えないもの耳に聞こえない音を観し人々の苦しみをお祓い下さる神様だとか!見応えが有りました。
春過ぎて 夏来にけらし 白砂の 衣干すてふ 天の香具山
薬師寺
興楽門を出て薬師寺本坊奥に『玄奘三蔵院伽藍』も必見です。中央の玄奘塔内には、何と玄奘三蔵の頭部の遺骨(実物〕が納められているそうです。特別拝観時で無い為見れませんでしたので外から拝観しました。薬師寺の宗派は法相宗で、祖は慈恩大師であり、そのお師匠さんが玄奘三蔵なので法相宗の源流は玄奘三蔵ということだそうです。記念写真を撮り北門跡の前を通り、北方向に(途中唐招提寺は門の外から拝顔)約2Km歩いて平城宮跡歴史公園を目指した。丁度、孔雀門広場で天平祭りとして『秋の散策フェスタ』が開催されていた。
平城宮跡
・天平うまし館:遣唐使船の歴史解説コーナーを見て、復元遣唐使船に乗船し写真を撮った。遣唐使船の構造や、説明書きが表示されていて興味を持った。網代帆(竹や葦を薄く削った物を平らに編んで作った網代を竹で縛って繋ぎ合せた帆)を使っていて凄いと思った。
・平城宮いざない館:平城宮跡歴史公園の意義と素晴らしさを伝え、往時の面影を残す平城宮跡へと、いざなうガイダンス施設。
![]() 玄奘三蔵院伽藍(平成3年建立) |
![]() 唐招提寺(門前で拝礼) |
![]() 表:遣唐大使の部屋 裏:賄い部屋記述 一日干し米1升 水1升飲んでいた? |
![]() 表:孔雀門 裏:孔雀門ひろば |
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![]() 表:日中友好の証 裏:遣唐使船の緒元 |
![]() 遣唐使船前景 |
![]() 遣唐使船内の説明 |
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![]() 表:世界遺産説明 裏:大極殿 |
![]() 表:平城宮いざない館内 裏:遣唐使派遣年表 |
![]() 平城宮いざない館 |
境・百舌鳥古墳群〔世界遺産〕2019年11月9日訪問
令和元年7月6日に世界文化遺産に登録された百舌鳥古墳群を見学した。神戸からは阪神電車(三宮→なんば)と南海電車(なんば→堺東)を乗り継ぎ、2時間弱である。阪神電車のパンフレットでは3つモデルコース(ベーシックコース、古墳満喫コース、レンタサイクルコース)が有ったが堺東駅スタートを選び、先ず堺市役所21階展望室に行き、市民ボランティアのガイドさん(仁徳天皇陵拝所、境博物館等にも無料のガイドさんがおられるます)に案内して頂く。その後、12月29日迄の期間限定の様だがシャトルバス(片道240円=土・日曜、祝日のみ運転)で仁徳天皇陵古墳と堺市博物館が有る大仙公園を往復した。世界遺産は堺市の百舌鳥古墳群と大阪府羽曳野市、藤井寺両市にまたがる古市古墳群を指しており4世紀後半から6世紀前半に築かれた古墳89基が残っており、その内保存状態が良いもの49基が登録された。建設当時は神戸の『五色塚古墳』のように石垣積みだったそうです。
富士山登山〔世界遺産〕
一回目は大学二年の夏〔昭和42年?〕だったと思うが、父と登った。東京の叔父さんから車〔黄色のブルーバード〕を借り5合目から登山開始。8合目で一泊したが父は残念ながら宿で頭が痛くなり私一人で頂上を目指し、ご来光を見て感動した。甘酒が美味しかったのを覚えている。二回目も夏〔昭和62年7月26日~27日〕家族4人で登る。幼馴染のY君家族〔4人〕と一緒に清里のペンションに一泊し野辺山の宇宙電波観測所を見学後、同じように5合目に車を駐車し8合目で雑魚寝して翌朝、頂上を目指す。全員でご来光を拝むことが出来て、想い出に残る登山であった。子供達は中学一年と小学生6年生で元気一杯でした。家族で一緒に登ることをお勧めします。
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広島・原爆ドーム〔世界遺産〕〔2013年2月8日訪問 観覧料:大人50円〕
1945年〔昭和20年〕8月6日午前8時15分戦争終結手段として原子爆弾〔約50Kgのウラン235=長さ約3m重さ、約4トン〕〕が投下され約14万人余りの尊い命が奪われました。75年間は草木も生えないと言われたようですが、市民〔被爆当時は約35万人〕の並々ならぬ努力で平和都市としてよみがえっています。1996年12月に世界文化遺産に登録されました。私の故郷は30Km余り離れた岩国ですが小さい頃、隣のおばあちゃんから当時ピカッと光ってすっごかったと…聞き、当時原爆資料館を訪れて怖かったことを想い出しました。すぐ、近くに毛利輝元〔112万石〕が築いた広島城〔別名、鯉城=この辺りは己斐浦と言われ己斐(こい)音が鯉に通じて言われていて広島東洋カープも名付けられたとか…〕が昭和33年に復元されているので、是非見学して下さい。観覧券は大人360円、65歳以上は無料です。
![]() 原爆ドーム |
![]() 表:原爆ドーム〔南面〕 裏:原爆ドーム〔北面〕 |
![]() 表:相生橋 裏:平和の泉〔原爆の子の像〕 |
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![]() 表:平和祈念資料館 裏:原爆死没者追悼平和祈念館 |
![]() 表:死没者慰霊碑 裏:動員学徒慰霊塔 |
![]() 表:平和祈念館内部 裏:本館(重文)展示煉瓦 |
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![]() 表:広島城 裏:二も丸表御門(復元) |
![]() 表:広島城 裏:護国神社 |
![]() 表:天守閣からの眺望 裏:屋形灯籠 |
広島・厳島神社〔世界遺産〕〔2013年2月9日訪問〕
日本三景、世界遺産の島、宮島は霊峰である弥山〔標高535m〕の原始林、海に浮かぶ大鳥居と厳島神社。原爆ドームと同じ時期〔平成8年12月〕に世界文化遺産登録を受けた。弥山は弘法大師空海が遣唐使の使命を終えて唐より帰る途中立ち寄り、護摩を焚いて100日の求聞持(ぐもんじ)修業をし、て開基したそうです。その時の火が1200年経った今も霊火堂の中で燃え続いていました(写真参照)。広電宮島駅口よりフェリーで渡る。丁度、『かき祭り』をしていて賑わっていた。私の孫〔小学3年生〕を連れて、55年前にタイムスリップ!。当時を思い出しながら、楽しい一時を家族で過ごしました。宮島ロープウエー〔往復大人1800円╱人〕は少し高いですが利用価値ありです。山頂には『弥山七不思議』もあり約1時間かけて、じっくり不思議な伝説を見学して欲しい。初代総理大臣の伊藤博文が『日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり』と言ったそうです。奇跡の自然を楽しみましょう。ぴったんこカンカンに出演した『三遊姫』で焼きカキ食べて、地酒を買って弥山に登った。