故横山光輝の漫画について〔鉄人28号のモニュメントと三国志の地下鉄車両〕

構想から3年、震災復興のシンボル『鉄人28号』の巨大モニュメントがJR新長田駅南西約200mに誕生した。神戸須磨出身の漫画家、故横山光輝さんが1956年(昭和31年)に発表した我々団塊世代には懐かしい『鉄人28号』だが、鉄人の力強さにあやかり街を元気にする為に神戸市の補助金や商店街からの寄付などで総工費1億3500万かけて平成21年9月29日夕方完成した。鋼鉄製で高さ約15m、重さ約50トン→270万/トン原子力製品並みで一般品にしては高い。尚、故横山光輝さんは三国志の漫画も連載している。神戸市地下鉄の一部車両には三国志の四方山話が書いてあり興味を持って読みましたので紹介します。

(1)
関帝廟(かんていびょう)

 中華街にある関帝廟は義に厚い関羽を祭っている処で関羽がそろばんを発明したと言われていることもあり商売の神として崇められている。
(2)
呉服(ごふく)
  呉の国は今の南京・上海周辺です。『呉服』は呉から伝来した織り方により作られた織物で古くから交易を通じて日本とのつながりがあるようです。
(3)
饅頭(まんじゅう)
  饅頭に由来は天才軍師諸葛孔明が南蛮を攻めた時生贄に人の頭を川に流して川の氾濫を鎮めるという古くから残る風習を改めさせる為に頭に似た饅頭を作り川に流したのが始まりだそうです。尚、無人気球、知恵の輪、木製立体パズルなどは諸葛孔明が発明したそうです。
(4)
紫蘇(しそ)の由来
  紫蘇は緑以外に紫色が有る。三国時代食中毒を起こして道端に倒れていた若者に医者の華佗が紫色をした薬草を煎じて飲まして元気になったことからその薬草を紫色した元気に蘇る薬として『紫蘇』と言われるようになったとのこと。華佗は全身麻酔や体操健康法、お屠蘇等を発明したそうです。
(5)
破竹の勢い(はちくのいきおい)
  魏は司馬一族に乗っ取られ国名を晋と言っていた頃、蜀は晋に滅ぼされ残るは呉のみとなる。晋は呉を攻める際、配下の者がゆっくり攻めるべきだと進言したが、いま兵は士気が高く勢いに乗って攻め込めば竹を割くように簡単に勝てると言って急速に呉を攻め滅ぼしたそうです。

宮城道雄生誕の碑
『春の海』で有名な筝曲家の宮城道雄氏は明治27年4月7日神戸市居留地内の58番茶蔵で生まれた。三井住友銀行三宮本店〔中央区浪花町56〕東側に生誕の碑がありました。正面玄関前でジャズ演奏会がありその帰りに偶然見つける事が出来ました。8歳の頃失明した為、近くに住んでいた生田流2代目中島検校に弟子入りして11歳で免許皆伝、13歳で朝鮮半島に渡り尺八などを教えていた時に当時の総理大臣伊藤博文にみそめられ日本に帰ることになっていたが暗殺で駄目になったようですが23歳で日本に帰り、ラジオなどで色々活躍し昭和4年に春の海を作ったそうです。昭和31年6月に62歳で亡くなりました。

大山寺と『なでしこの湯』について。
平成14年11月10日に天台宗のお寺『大山寺』を訪れた。秋たけなわ紅葉が見頃で足の向くまま散策を楽しみストレスを解消してのんびりした一時を過しました。帰りに天然ラジウム温泉大山寺『なでしこの湯』に入浴して疲れを癒しました。


本堂(国宝:鎌倉時代)
住   所:神戸市西区伊川谷町前開224
(神戸市営地下鉄学園都市駅より2.1Km)
規   模:正面20.82m側面17.76m
入 場 料:300円

  

三重塔(県指定文化財)

閼伽井橋(奥の院へ

護摩堂(17世紀後半建立)

仁王門(重要文化財)
室町中期

@国指定名勝 大山寺『安養院庭園』。→入場料:寸志300円、静かなたたずまいに惹かれ入場した。庭園に案内されお茶を頂く。
 住職の説明で安土桃山時代の『枯池式枯山水庭園』と知る。石に構成は中国の蓬莱神仙思想により造られており各石の名前等説明のパンフレットを貰う。

  


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