猪子山へおじゃましました

【場 所】 滋賀県東近江市猪子山

【年月日】 2014年10月17日(金)
【時 刻】 09:50〜13:30
【天 候】 曇り時々晴れ 北よりの風4〜6
【結 果】

ノスリ27羽の渡りを観察

HPの公式記録では100羽カウントをされていますが、私がとらえたのは頭上を通過した27羽のみ。

ノスリ以外のタカは、ハヤブサ、ハイタカ、トビ多数など。

滋賀県東近江市にある猪子山へ行きました。ここで日本野鳥の会滋賀県支部によるタカの渡り調査がおこなわれています。あつかましくも、そこへおじゃましました。

大阪もんなので、白樺より先の渡りが気になって仕方ありません。車がなくてもアクセスのよさそうなところはと探すと、猪子山がありました。大阪の箕面で聞いたのも「猪子へ行ってみたら」。HPの案内も丁寧に作られていてわかりやすい。で、新幹線で米原、東海道線で能登川へ。能登川駅から歩くこと40分。急階段を息を切らして登るとお経の声。今日は、観音様の縁日の日とか。信仰の山なのでした。参詣に登ってくる人も。そこに滋賀県支部の方々が三脚に大型双眼鏡を据えて調査中でした。

挨拶をすると、お二人の方がかわるがわる教えてくださいました。観察地の現状。周りの状況。白樺系の渡りについて。観察方法、記録方法、機材。渡りのルート。などなどをわかりやすく。ありがとうございました。


上の写真は、観察場所北側。東海道線・能登川駅周辺に広がる街の向こうに琵琶湖が見えるはずですが、写っていません。こちら側を通るタカは、琵琶湖までの間で観察されるそうです。方向は南西へ、琵琶湖に沿って(写真の右から左へ)飛んでいきます。

この写真は、観察場所の南側。遠くに見える山は鈴鹿山脈。この写真の左から右に飛んで行きます。手前に東名高速、東海道新幹線が走っていますが見えません。

午前中は、遠くを通過するノスリが中心で、双眼鏡にほとんどひっかからず。昼前になると、強い北風のもと頭の上にノスリが姿を現しました。肉眼でも見えるほどの高さを通過したノスリの多くは、進行方向に翼を向けるような感じで、横に流されていくという飛び方をしています。風の強い日のノスリは、こういう飛び方で南西へ向かうと教えていただきました。初めて見る飛び方に興奮。次々に上空を通過していきました。

しかし、1時を過ぎると、なぜか渡りがピタリとやみ、空は静かになってしまいました。風が強く寒いのは変わりません。

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別の日に、新幹線から猪子山の写真を撮りました。単独峰の猪子山。観察されている場所は、右の低くなった部分です。頂上は木に囲まれていて、視界がきかないとのことでした。


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