1998年、天覧山・のタカの渡り

天覧山では、春の渡りの記録がほとんどありません。昨年もサシバの姿、確認出来ませんでした。今年はサシバを見ようと思っていますが・・・・

【年月日】 1998年3月29日(日)
【時 刻】 9:00−10:00/多峯主山
【時 刻】 10:25−12:15/天覧山
【天 候】 晴
【観察者】 SHIGE
【観察種】

09:25 オオタカが多峯主山上空を帆翔

多峯主山から天覧山をハイキングしました。それぞれの山頂でしばらく上空を見上げていましたが、多峯主山でオオタカの帆翔を見ただけでした。


【年月日】 1998年4月5日(日)
【時 刻】 9:00−12:00/天覧山
【天 候】 晴、雲多い
【観察者】 SHIGE、Yさんご夫妻
【観察種】

9:40、9:55、10:50、11:07、11:55にオオタカが天覧山上空を飛ぶ。(11時7分のオオタカはハイタカかも知れません。)

 ヒメアマツバメが何度も上空を飛びました。

サシバの姿を期待して登りましたが、またふられました。そのかわりオオタカが何度も姿を見せてくれました。

このホームページを見ていただいたというYさんご夫妻と11時までご一緒しました。しかし、かんじんな渡りが見られずに残念。Yさんはその後、多峯主山に登られて何時間が観察されたそうですが、なにも飛ばなかったとメールをいただきました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


【年月日】 1998年4月11日(土)
【時 刻】 9:00−13:00
【天 候】 晴、暖かし
【観察者】 TSUKAさん
【観察種】

 9:15 タカSP1 かなり遠くを飛翔
  11:20 サシバ2 遠くを北東へ飛ぶ
  11:22 大型SP2
  12:03 ハイタカ1 山頂真上低空に出現
  12:18 サシバ1 加治丘陵上空ゆっくり東へ
  12:30 トビ1   ゆったり飛んでいた

他はツバメ、イワツバメ、アマツバメ、ヒメアマツバメとツバメ類が4種

ウグイスが鳴き、メジロがやかましいほどさえずっていた。

昆虫類もいっせいに活動をはじめアゲハ、タテハ、シジミ、の蝶類とハチなどが山頂周辺を飛び回っていた。

ヤマザクラも満開で、まさに春爛漫の一日でした。

TSUKAさんから、天覧山での観察結果をメールでいただきました。ありがとうございました。さっそく転載させていただきます。サシバを観察されたとのこと、いいな。


【年月日】 1998年4月12日(日)
【時 刻】 10:00−14:05/多峯主山
【天 候】 曇り
【観察者】 「天覧山・多峯主山の自然を守る会」日曜ふるさと散歩の参加者の皆さん
【観察種】

12:46分に多峯主山上空をサシバが北北東へ飛びました。

オオタカは姿を見せてくれませんでした。しかし、鳴き声は、何度も聞くことが出来ました。

本日は、「天覧山・多峯主山の自然を守る会」主催の日曜ふるさと散歩にはじめて参加しました。テーマは「春の色 いくつ?」。ichiさんの案内で「春の花」を探してゆっくり歩きました。

私は植物はまるでわからず、いろいろな花が咲いているのに、ただただ感心するのみ。ichiさんの知識にもただただ感心するのみ。フデリンドウやキランソウ、ヘビイチゴ類、スミレ類などなど、聞いてもすぐ忘れてしまいそうです。

開発の現状を、浅野代表や早瀬さんにうかがいながら、市道181号を歩きました。自然歩道のある尾根路を削って谷を埋め、住宅団地にするとのこと。芽吹きが始まり、春に輝くこの自然をなくしてしまうなど、とても信じられません。

森の中では、オオタカのキッ、キッ、キッという鳴き声を何度も聞きました。森のなかの道を歩いているだけだと鳴かないが、すこし外れると警戒の声を出すとのことでした。

多峯主山についたのが12時すぎ。昼の休憩中に上空を見上げていると、タカが南から北にむかって一直線に滑空していきました。ichiさんに聞くとサシバとのこと。いや、やっと渡り見ることが出来ました。

休みのあとは下り。多峯主山から下る途中、飯能日高団地の開発現場を見ました。多峯主の西半分はすでに、山が削られ大規模住宅団地の造成が進行中です。常盤平からは、学校予定地を眺めました。深い森が学校と道路によって分断されてしまうとのです。

オオタカやメジロ、エナガの声を聞きながら見返り坂を下りました。天覧山下の湿地を通り能仁寺で解散しました。


【年月日】 1998年4月20日(月)
【時 刻】 9:20−11:50
【天 候】 晴
【観察者】 SHIGE
【観察種】

 09:40 オオタカが上空を帆翔
  10:30 オオタカが上空を帆翔

本日も登りましたが、オオタカが上空を帆翔してくれただけでした。

暑いくらいの一日。シマヘビが、道の真ん中で日光浴をしていました。

ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、アカハラの声。アマツバメが渡っていきました。


【年月日】 1998年4月29日(水)
【時 刻】 9:00−12:15
【天 候】 晴
【観察者】 SHIGE
【観察種】

09:23 サシバが天覧山上空を帆翔、北東へ。

「そろそろハチクマ」を期待して、登りました。

9時23分に、ねぐらだちらしいサシバが一羽、上空でかなり高くまで帆翔した後、北東へ飛びました。

その後は、オオタカが何度も飛んでくれました。目の前を2羽のオオタカが横切ったのにはびっくりしました。しかし、サシバ、ハチクマの姿はなし。

キビタキが鳴き声を聞かせてくれました。

今日から、茶店がはじまりました。しかし、茶店のおじさん、体のぐあいが悪いとのことで登っておられませんでした。はやくよくなって、またお話を聞かせてください。


【年月日】 1998年5月5日(火)
【時 刻】 8:45−11:55
【天 候】 曇り
【観察者】 SHIGE
【観察種】

11:43 サシバが天覧山北側上空を帆翔、北東へ。

今年のゴールデンウイークは、天気に恵まれませんでした。今日も曇り。ほとんどなにも期待しないで、登りました。

市道181を登っていると、木の上になにか動くもの。「ホンドリス」でした。天覧山、多峯主山ではじめてリスの姿を見ました。

天覧山山頂についても曇り。ツバメが飛び回っています。(ツバメ、イワツバメ、ヒメアマツバメ、アマツバメ)

10時をすぎると薄日がさしてきました。10時40分に天覧山東側でタカSPが帆翔。上昇気流がなかったのか東側に移動し、かなりの高度まで上昇した後、北東方向に飛びました。サシバかな。

オオタカは、なんどか姿を見せてくれました。

また曇りがちになった11時43分に天覧山北側でサシバが帆翔。かなり上昇し肉眼で見えなくなるころに、北東方向へ飛びました。まだ渡り続いているようです。


【年月日】 1998年5月10日(日)
【時 刻】 10:00−15:00
【天 候】 曇りときどき晴れ
【観察者】 「守る会」「生態系保護協会」のみなさん、TSUKAさんご夫妻
【観察種】

13:10 ハチクマが多峯主山上空を帆翔、北東へ。

本日は、天覧山で渡りを見ていました。TSUKAさんご夫妻が登って来られて、「生態系保護協会」と「守る会」共催の観察会で歩いているとのこと。いっしょに行こうとお誘いをうけました。つれていっていただくことに。

多峯主山へ市道181を登って行きました。本日のテーマは「夏鳥のコーラスを聞こう」ということでしたが、時間的に遅いのか降るようなコーラスは聞こえません。イカルやシジュウカラ、ヤマガラ、メジロの声を聞きながら歩きました。

見晴らしの良い場所で、オオタカが姿を見せてくれました。3羽いたそうですが、2羽しかわかりませんでした。

雨乞いの池でミヤマカワトンボを見て山頂へ。食事をしている上空では、トビ2羽が気持ちよさそうに帆翔していました。

食後、上空を見上げていると、オオタカが帆翔。それに続いて、タカが南西方向から来て、上空で帆翔しました。「ハチクマ」とのこと。そのまま、北東方向へ飛び去りました。やっとハチクマ見ることが出来ました。

ジャケツイバラ、キンラン、ギンランといった花を見ながらホタルの里へ下っていきました。途中でトラツグミの声がするよとTSUKAさん。ヒョー、ヒョーという声がしていました。

ホタルの里でいろいろなトンボを見た後、能仁寺山門前で鳥あわせをして解散しました。


【年月日】 1998年5月24日(日)
【時 刻】 8:30−11:00/多峯主山から天覧山
【天 候】 曇り
【観察者】 SHIGE
【観察種】

9:30 トビが多峯主山上空を帆翔。

休みになると天気が悪く、このところ出歩いていませんでした。本日も午後から雨という予報であまり期待はしませんでしたが、多峯主山から天覧山を歩いてきました。

どんよりとした曇り空で、タカの姿はトビ以外見ることができませんでした。



番外編として、5月13日に会社の屋上でタカの姿を見たので、その報告を。

久しぶりに天気がよくなったので、昼休みに屋上で空を見上げてました。双眼鏡をふりまわしていると、タカの姿がひっかかりました。
富士山方向から筑波山方向へ飛びました。高くてよくわかりませんでしたが、ハチクマではないかと思います。


【年月日】 1998年5月25日(月)
【時 刻】 10:00−13:40/多峯主山
【天 候】 曇り時々晴れ
【観察者】 SHIGE
【観察種】

渡りらしきもの、ありませんでした。

雨があがったので、多峯主山へ登りました。雲が多いのですが、意外に視界が良く、富士山を見ることが出来ました。

しかし、まてどくらせどタカの姿ありません。昼ごろ太陽が顔を見せてくれたのですが、オオタカの帆翔も見られません。トビも姿を見せてくれませんでした。

春の渡りもう終わりでしょうか。

登り道の切り株の上でヤマカガシがひなたぼっこをしてました。

もうアジサイ類が咲いています。

山頂ではコミスジとモンキアゲハが飛びまわっていました。



【年月日】 1998年6月1日(月)
【時 刻】 9:10−11:50/多峯主山
【天 候】 晴れ
【観察者】 SHIGE
【観察種】

オオタカとトビが姿を見せてくれたほか、渡りありませんでした。

春の渡りも終わりでしょう。

雨が多い5月でしたが、昨日、今日と晴れが続きました。エルニーニョの影響か、季節の進み方が早いようです。

多峯主山の山頂で、2時間半ほど空をながめていましたが、ハチクマの姿なし。オオタカが上空を帆翔し、トビもピーヒョロロとなきながら帆翔していました。

クマンバチが頭のまわりを飛び回っていました。

クロアゲハ、モンキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、ルリシジミ、クロヒカゲなどが山頂を飛んでいました。

マムシを見たかったのですが、であったのはシマヘビのみ。



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