One Summer Day



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SideA
1. ハイレッグシャッフル
2. 砂に描いたラブソディ
3. One Summer Day
SideB
4. シーサイド・ドライブ
5. Long Good bye
6. Freedom(自由)





一体 どこに行っていたんだ RIVER SIDE BOYS!!

 今を去る事12年前、からっ風の街、蒲田に「RIVER SIDE BOYS」と名乗る2人の
若者がいた。ひとりは”TAME"と人から呼ばれる色黒く痩せたSLIM SOUL BOY。
ひとりは、”KINTOKI"と自ら名乗るちょっと太目のFAT BOOGIE BOY。ひとりは
CHAKIのフルアコを肩から、ひとりは,GIBSON OLDのフルアコを腹にかけ、
BOOGIEをSHOFFLEをRAG TIMEとHUMOUR印の風呂敷に包んであちこちにばら
まいていた。昨日は新宿、今日は蒲田、明日は下北沢と。あるときは野球帽に
サングラス。
また、ある時は、アロハにスニーカーといったいでたちで出没していた。世間がホ
テル・カリフォルニアやベイシティー・ローラーズ、岬めぐりやクッククッククック青い
鳥で浮かれている頃、B・B・キング、Tボーン・ウォーカー、ブラインド・グレイク、ビ
ックビル・ブルーンジー、ライ・クーダーといったミュージシャンをルーツに数10曲
のオリジナルでブルースを追求する彼らは、崇高にさえ感じられたという。そんな
彼らに人々は熱狂し、心震わせ、大笑いした。

 ところが、その絶頂を極めた3年半目の活動真最中のある日、2人のFUNKEY 
BOYは、突如姿を消した。関係者によれば、最後に目撃されたのは、そろいのア
ロハにゴムぞうりとめかしこんで「湘南にタコとりに行ってくる。」と車に乗り込む姿
だったという。いったい2人は、どこに行ったのだろうか? 北朝鮮にら致されたの
か? 吉本でお笑いの道を極めているのか?ミズリーのクロスロードにブルースを
求めに行ってスティーブ・ヴァイと勝ち抜きギター合戦をしているのか? 等々・・・。
このままいけは、ロック辞典に「RIVER SIDE BOY=彼らの熱い魂は、人々の脳裏
に焼きついて、決して忘れられる事はないだろう・・・ 合掌。」としめくくられるハズ
だった。

 ところが、ところがである。‘87、秋頃より、また、人々の間で彼らの名前が口に
登るようになった。「松山の立ち食いうどんを食うKINTOKIを見た。」だの「名古屋の
ライブ・ハウスで深夜シークレット・ギグをやったらしい。」「某TV曲の某番組が密か
に出演交渉をしてるらしい。」「アブダビで飛行機を下りるのを見た。」等々・・・
そして、そして、彼らはひょっこり戻ってきた。消えた時間と同様、突然に、まるで銭
湯帰りといった気軽さで、タコとりに行った時と同じカッコウで、1月5日、蒲田の街
に・・・。そして、そして、そしてである。いきなりライブをやると云う。まったく勝手!
 まったくワガママな奴等。

 空白の8年間・・・親類縁者、友人一同、先輩後輩、隠し子、帝国データバンク。
誰に問いただしても彼らは、頑として口を割らない。

一体どこで何をしていたんだ RIVER SIDE BOYS!!

きっと、その答えはLIVEで出してくれるハズだ・・・。

RIVER SIDE BOYS
“LIVE”
3月18日(FRI)
at:クロコダイル 19:00 start


お問い合わせ マックス・プロジェクト内 ダンガン・パーティー(FC)
電話03(357)9375

注)1986/10/17 原宿クロコダイル 〜秋の夜長の33℃〜で
配布されたものをそのままリタイプしたものです。
*ライブに行っても見れません(念のため)。ご理解ください。

掲載にあたって不都合がございましたら、ご一報頂けると幸いです。



写真提供 F,Nakajima
Special Thanks M.k