某月某日、陽気が良くなったため我々「チ−ムNONO」は久しぶりに走ることとなった。
クソ寒い真冬でも各個人においては、愛車とともに通勤なり旅したりしてるワケだが、
3人一緒に走るというのは各々の仕事の都合で、ナカナカ機会がないのである。
当初は ***1泊2日、夢の伊豆スカイライン激走コ−ス*** に決まりかけていたのだが、
「月末の棚卸しがどうのこうの」、「後輩の結婚式がなんたらかんたら」、「ダルい」などの
やんごとなき諸事情により、 ***激安!鬼怒川日帰り温泉コ−ス***となった。
成田 > 佐原 > 名もなき農道 > R408 > R4 > 鬼怒川
ライダ−2号が今回のツ−リングの案内役となるため、ワタシはひたすらくっついて行くだけ。
地図すら持たずにスタコラと集合場所の佐原へと急ぐ。
今日の日に備え、1号、2号はなにやら新兵器を購入したらしい。集合してみるとアラびっくり
なんと2号のメットが真新しい!さらに振り向くと、そこにはやはり真新しいメットにジャケット、さらには
ツ−リングパンツと、てっぺんから下までおニュウで決めてる1号の姿がぁ!
トドメに2号のGPZ400Rにはタンクバッグまであるぅ!しかも、1号のJAIDは キ・レ・イ・・・・
**** チクショウ・・・オレもバイクくらい磨いてくるんだった *****
なんか、近所の奥様たちのおでかけ前の洋服自慢みたいになっちまったな・・・
まぁ、ヨロシイ。気を取り直してレッツゴ!天気はいいし、暖かいし、気分もヨイし、ナニも文句は
ございません。年長者のワタシがシンガリを務めるのだが、いかんせん前の若い2人はウルサイ。
マフラ−の音がである。ヤイヤイヤイ!オレのナサ−トの音が全然聞こえないじゃあナイかぁ!
JAIDはホンダらしくヌケのいい音、GPZはカワサキらしい重い音をしている。単にワタシの思いこみか。
覆面パトX1、白バイX1と遭遇するも、行きは快調に走り、3時間程で鬼怒川へ到着。
途中、日光街道の並木道では、1号が眠りながら走ってはいた・・・・
本人曰く > 「つまらない道、変化がないのが許せない」 だそうだ。
ワタシなんかは結構感動して走っていたのだが、この辺は年の差が出てしまったな。
まずは、メシを喰らいながらこの後の予定をたてる。カ−トでちょいと遊び、温泉入って、鮎を喰らう。
ウンウン、いいぞ。
カ−ト遊びのあと、温泉に入っていたら、ついに雨が降り出した。大雨である (; ;)
*** こりゃあ、鮎はダメだな *** とつぶやくと、やおら2号が必死に他の2人を説得にかかる。
愛する新妻のため、彼は鮎を持って帰りたいらしい。が、人の家庭の幸せなぞどうでもいい
1号、3号(オレ)はアッサリと却下する。しかもこの2人は雨が大嫌い、すでに帰る支度をしている。
キッパリ!2号のカアちゃんの笑顔より、ワレワレの快適性の方が重要である!
イカン、我が家の極悪恐妻に電話をせねばぁ!!
断固として!ワレワレの快適性よりウチのカミさんへのお伺いのお電話が最重要命題である!
千葉のカミさんに電話を入れると、「千葉はイイ天気だよぉ!」と嫌みタップリに言われる。
休みの日に自分だけ楽しい思いをしているのが、とても気に入らないらしい。あげくの果てには
娘まで電話口に出して嫌みを言わせている。帰りついた玄関で果たして扉は開くのかどうか。
ウダウダ走っているうちに雨は勢いを増してくる。だんだん衣服にも水がシミこんできてとても寒い!!
本来、ツルんで走っているときは「すり抜け」はやらない主義だが、こんな状態では自然と空いている
スペ−スに突っ込んでいく。そのうちに水がパンツまでシミてきやがった。あちゃ、シャツもだ。
信号で止まるたびに3人とも、腕を振って水滴を振り払い、グロ−ブの水を絞り出す。
車に乗ってる方々の同情の視線が痛い。*** 同情するならカサをくれ!! ***