某月某日、会社のテニス部の秋期合宿へと怒濤の参加を決めてしまった。
もともとテニスなんぞはブルジョアのスポ−ツでアルからにして、貧乏の血がグツグツと
トロ火で煮えたぎるワタシには、とんと縁のナイものである。
そして、テニスといえば、プレ−ヤ−は”岡”、コ−チは”宗像コ−チ”カメラマンは
”チバちゃん”なのである。コ−チ他一同のマツゲはぎんぎんに長く、目はキンキラキンで、
さりげなく ”・・・エ−スをねらえ・・” などとシブく呟かねばなるまい。
当然、コ−ト上には巻き毛の宝塚風のおねいさんもイたりする。基本的にワタシは
年上のおねいさんが大好きなので、ナカナカよいシチュエ−ションではあるなぁ。
ナニを言ってるのかサッパリ分からなくなってきたが、とりあえずしかしながら、いつもいつも
恐妻の目を気にしつつツ−リングをしているワタシにとっては、カッコウの一泊二日ツ−リングの
大義名分が出来たのでアル。ヨカッタヨカッタ。
当日はワタシだけ別行動で山中湖を目指す。直前になってチ−ムNONOのライダ−1号が
”一緒に秋風を感じましょう!”と言って、参加表明をしてくれたのでサミシイ一人旅ではなくなった。
ちなみにコヤツは秋山という名前である。秋の山に秋風を感じに秋山君と旅立つ・・・う−ん、イイぞぉ・・
東関道> 館山道> 浜金谷> フェリ−> 久里浜> R134> 江ノ島> 西湘バイパス>
箱根タ−ンパイク> 芦ノ湖スカイライン> ???峠> 御殿場> 山中湖
「中央道、もしくは東名、または木更津から東京湾トンネルを抜けるというル−トもあるが、
旅という雰囲気を出すためにあえてフェリ−を利用することに致した次第。」
朝、0600時に町役場(ロ−カルでしょ)に集合、チ−ムNONOの第2回ツ−リングだい!
ライダ−2号は仕事のタメ今回は不参加表明、1号と3号でレッツゴ!ちなみにワタシが3号であるが、
これはワタシが仮面ライダ−V3が好きというだけのことである。断じてパ−マンの3号ではナイ。
・・・・・・まぁココまで深読みしているヤツはおらんだろうが・・・。
東関道の佐倉インタ−より高速の始まり、正義の味方の1号と3号は決して
時速100kmを越えない超安全な大人の走りを見せる。これは、スピ−ドを出すと
寒いとか、コワイとか、決してそういったことではナイ。ないはすだ。ないと思う、・・・・・・・・
** ホントは寒かったから **最初のSA(館山道)に着いたときワタシはすでにハナタレてました。
でも実際、時速100kmくらいが丁度ヨイスピ−ドと感じるのはワタシだけでしょうか?
時速160kmでカっとんでいくのも楽しいけど、ノンビリいくほうが好きなもんで・・・・・・。
2速、20km/hくらいでトロトロ走るのも大好きでい!(渋滞むきな性格)
木更津で高速を降りて、下道でフェリ−の出航する浜金谷へ。着くとすぐフェリ−が出る
というので、アタフタと乗り、最前列の席へ陣取り30分の船の旅。あっというまに久里浜へ。
もうちょっと乗っていたかったけど、ウムを言わせず船は着岸、トットと降りな!
という感じでまたまたアタフタとバイクにまたがりR134で海岸線を走りはじめた。
ほんの10kmしか隔たってないのに、千葉の海と神奈川の海の雰囲気の違いには驚かされる。
*** ヒナびた漁村(敗北) VS 洋風な港町(勝利) *** *** 国民宿舎(負け) VS 葉山御用邸(勝ち) *** *** 仁右衛門島(号泣) VS 江ノ島(高笑い) *** *** 某土屋食堂(惨敗) VS 湘南のデニ−ズ(大勝利) ***
個人的には全て千葉の大勝利(特に某土屋食堂)なんだが、全国的なイメ−ジで
論ずるにあたっては残念ながら完敗である。まぁ、昔ながらの生活密着型海っつうコトで
自分を納得させるしかねぇな、こりゃ・・・・・・・。
R134は平日のクセに混んでやがるので、軽くすり抜け走法で渋滞突破、アッという間に西湘バイパス。
ココまでくれば箱根はスグだぜ。それにしても西湘バイパスは大変気持ちがヨイ。
千葉の波乗り道路は完全に負けているぞ(通行料は安いけど)。
さてと、タ−ンパイクだい!料金所で1台¥500也を払っていきなりのアクセル全開、
頭はまっ白で高速コ−ナ−に突入でい!
でもねぇ・・中排気量のバイクじゃケッコウきついんですよ、ここは。全開でも120km位しか
出ないだもの。ましてや中型にしては重量級のZZR400(53馬力)、平地ではそんなにストレスは
感じないけれども、ココじゃきつい。途中、リッタ−バイクに何度軽くブッちぎられたことか・・・・
悲しい・・・・・・・やっぱり、欲しいなZZR1100(147馬力)・・・・
途中、大観山で一息入れて、ここからが本番!下りの峠道。芦ノ湖スカイラインは気持ちよく流せるが
???峠(?)は地獄であった。タイトな低速ヘアピンが延々と続き、シ−トにすわるヒマもない・・・
ずぅ−っと中腰状態。たまにコ−ナ−でうでが固まり、アンダ−出しながらヘッポコ走りをしてしまった(恥)。
いやいや、下りはムツカシイ・・・・・・・・・。やっぱり峠はガラじゃないや(単なるヘタクソ)年相応に
ツアラ−としての自覚を持ちませんとダメですな、いやいやなかなか、どうしてどうして。
テレテレと走るうちに山中湖の宿に到着、さて、・・・・・・・テニスでもやるか・・・・・・
かかってきなさい、ヒロミ!(ダレだこいつは?)
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