銚子で朝メシ喰うぞ!
ある朝のことである。仕事の時間帯がかなり不規則な私は午前3時に目覚めてしまった。
こんな時間に遊ぶ相手もいないし、**当然だバカモノ**しょうがない、起きちまったからにはメシを喰おう。
朝メシ喰うと決めたならまずは味噌汁だ。 しかしナベには ***スマン、俺が悪かった*** と
申し訳なさそうに豆腐のかけらの浮かぶ味噌汁しかない。なんですと!
こうなったからには意地でも正しい味噌汁を飲んでやる。でも作るのは面倒だし何よりもそれは正しくない。
正しい朝メシというのは人に作ってもらってこそマサシク正しい。
ううううむ、ううううむ、どっか正しい朝メシおよび正しい味噌汁を朝早くから喰わせてくれるトコロ・・・・
おおっ!漁港のあるトコロならば漁師相手の、もうこれ以上は正しく出来ないという位の
正しい朝メシ屋があるのではないか?漁港といえば千葉県民が世界に誇る銚子漁港があるじゃん!
こうなれば後は行動あるのみ。モモしきを履きバイクにまたがり、行くぞ朝メシ!おじさんが今ゆくぞ!
R296から広域農道を通り、ひたすらブっとばす!えぐるようにして、打つべし!、打つべし!打つべし!
広域農道を制する者は千葉県北東部を制す! 寒さと闘うこと1時間、広域農道の覇者となった私は
あふれでる本能を抑えつつ、オモムロに一軒の朝メシ屋に入る。あくまでもオモムロにでなければならない。
決してあたふたと、ではいけないのである。タ−ンオ−バ−でなければならぬ!サニ−サイドアップではいかん!
出てきた朝定は広域農道の覇者にふさわしいものであった。なにやら得体の知れない魚ではあったが、
具だくさん盛りだくさんの熱々の味噌汁もそこには当然ある。目がかすむのは感動の涙のせいか?
*** ナンダ、、湯気で眼鏡が曇っただけか、、***
とにかくウマイのだ。安いのだ。よおぉし、よぉぉぉおし。俺は一生お前についてゆくぞ。
固く心に誓いつつ朝定の覇者となった農道の覇者は店を後にするのであった.
500メ−トルほど走ったところで何ということか!朝定の覇者に対し、便意という敵が奇襲をかける。
クソッ! ***しゃれなんか言っている場合ではない!*** 店に戻ってトイレ借りればイイジャン、
などという輩もおろうが、そんなことは出来ん!かといって、地の神様ゴメンナサイ、とつぶやきつつ
大地にコヤシを捧げるには年をとりすぎた。そうだ!犬吠埼の灯台には確か公衆トイレがあったはず。
魚満載トラックをぶっちぎり、トイレに駆け込む。公衆トイレで用を足す場合、
本来ならば *** 便所ガミオ−ケ− *** というような指さし確認は必要不可欠である。
が、そんなヨユウがあるもんか!幸い、ポケットティッシュがあり事無きをえたが、
自分の姿を見てガクゼンとなる。グラブとメットをしたまま用を足すなんて、、、やれやれ。
さぁ、朝飯も喰ったし、マーキングもしたし、帰ろう帰ろう。